尼崎センプルカップとは
概要
ボートレース尼崎の周年記念競走。2013年の1月に行われた開設60周年記念までは「近松賞」の名で開催されており、同年6月の61周年記念より現在の名称で行われている。
かつては「松」とつく周年だっただけに例年は1月に開催される年始の名物周年であったが、尼崎センプルとなってからは固定されて行われている訳ではない。
今年1月に続いての周年となり、1年に2回開催されるのは2016年の63.64周年以来となる。地元選手による優勝は2018年の66周年での吉川元浩選手が直近となる。
開催日時
期間は9/26(月)〜10/1(土)までの6日間。
優勝賞金
優勝賞金1000万円
「開設70周年記念 G1 尼崎センプルカップ」 ドリーム戦
初日(9/26)第12R センプルドリーム 枠番
出典:ボートレース尼崎
1 3854 吉川元浩 兵庫
2 4238 毒島誠 群馬
3 4524 深谷知博 静岡
4 3897 白井英治 山口
5 4418 茅原悠紀 岡山
6 4371 西山貴浩 福岡
2日目(9/27)第12R ぶるたんドリーム 枠番
出典:ボートレース尼崎
1 4787 椎名豊 群馬
2 4444 桐生順平 埼玉
3 4477 篠崎仁志 福岡
4 4290 稲田浩二 兵庫
5 4168 石野貴之 大阪
6 4494 河合佑樹 静岡
開設70周年記念 G1 尼崎センプルカップ 注目レーサー
吉川元浩(よしかわ もとひろ)
出典:ダイヤモンドカップ
まずは初日ドリーム戦で1枠を控える吉川元浩選手。
兵庫支部の看板レーサーの1人でもあり、2018年の66周年の覇者でもある。
今年前半は優勝3回とまずまずの結果を残してきたが7月末からの三国優勝戦では1枠でまさかの勇み足。続くオール兵庫のお盆シリーズでも優勝戦でアクシデントと悪い流れが続いた。
しかし、直前節の琵琶湖G3では優出とリズムアップに成功。10月に控えるボートレースダービーに向けても地元周年で勢いづけたい。
稲田浩二(いなだ こうじ)
出典:ボートレース若松
2日目のドリーム戦で地元選手として登場の稲田浩二選手。
月またぎとなった8月末からの福岡では今年初優勝を果たした。
約2年ぶりのイナダッシュでの優勝と話題にもなっていた。今年の活躍と言えばなんと言っても地元開催となったオーシャンカップでの優出2着だろう。
予選1枠のない苦しいシリーズだったが6コースからの勝利もあって予選突破。波乱の準優では展開を捉え1着としている。
ボートレースダービー出場ならなかっただけにチャレンジカップを目指しては上積みが必要の現状だ。
魚谷智之(うおたに ともゆき)
出典:boatrace.jp
今年7月の多摩川では道中大逆転のターンで半年ぶりの優勝を掴んだ魚谷智之選手。
2マークで競り合う内を見定めてのまくり差すハンドルワークは未だ健在だ。近年では稲田選手の勢いもあるがやはり兵庫支部の看板レーサーの1人には変わりない。
近況の地元戦ではモーターに苦戦するシーンもあるが、昨年末から今年のGWシリーズまでは4連続優出と相変わらずの好相性ぶり。今節も期待したい。
椎名豊(しいな ゆたか)
出典:https://www.br-youngracer.jp/
7月に当地で行われたオーシャンカップではSG初優出にして初優勝を挙げた椎名豊選手。
準優勝戦では連続して波乱があった中で予選トップ通過の意地で逃げ切り。優勝戦でもトップスタートから難なく押し切った。
これまで尼崎では8節の参戦ながら優出も5回と相性のいい水面。SGに続く連続でのビッグレース制覇を。
白井英治(しらい えいじ)
直前の地元・徳山の周年は厳しいモーターでありながら優勝した白井英治選手。
優勝戦1マークまでには劣勢な位置で万事休すかと思われたが、まるで念が通じたかのように優勝への道が開いた1マークであった。
この優勝で昨年のグランプリのボーダーとなる賞金を突破。
今年の賞金争いは拮抗しており予断は許されないがG1で着実に上積みあれば問題ないだろう。ここでも善戦を期待する。
河合佑樹(かわい ゆうき)
出典:https://www.br-youngracer.jp/
尼崎好相性と言えば河合佑樹選手。2
020年7月のG2戦以降では5節で優勝2回、優出4回とドル箱水面となっている。今年1月に開催された69周年の優勝者でもあり、今節は連覇の期待がかかるシリーズだ。
直前節の琵琶湖G3で優出と調子も上げ臨んでくるだけに怖い存在だ。
「開設70周年記念 G1 尼崎センプルカップ」 注目モーター
44号機(8/21 優勝戦3着)
地元の数原魁選手がデビュー初優出をしたモーター。
準優勝戦では熾烈な2着争いをいっぱいいっぱいで凌いだようにも見えるが、直線やターンからの立ち上がりでは余裕のある仕上がり。
波から出てくるパワーも印象的。
13号機(8/31 優勝戦1着)
小野達哉選手が開幕から4連勝など節間7勝を挙げたモーター。
予選の4走目ではカド攻めがあったとは言え、残した1号艇に対しブイ差しで届く程の行き足。
調整さえはずさなければ上位の足だ。
45号機(9/14 優勝戦1着)
ドリーム戦6枠の4着を除けばオール3連対で優勝したモーター。
4日目前半はターン出口からの行き足でまくり差すと逃げる女子選手にも劣らない直線の気配。操縦性は高そうだ。
「開設70周年記念 G1 尼崎センプルカップ」 豆知識
3枚看板だけじゃない 地元センプル軍団
今節出場する地元選手は9名。先に紹介した3名の他にも楽しみな存在が集まった。
今期好調なのは吉田俊彦選手。今年は6がつから7月にかけて3Vの固め打ち。今年9優出のうち8回が今期に入ってからのもので勝率は7点台後半だ。
和田兼輔選手は8月頭の戸田で4カドまくりからの優勝。近況では伸び型に仕上げることもあり直線の気配が良ければ展開面でも注目となる。
今年のお盆シリーズ優勝した藤岡俊介選手は近況連続優出中。そろそろG1タイトルを手にしたい。
その他、当地優出20回の高野哲史選手も堅実なスローからの戦いで見せ場を作る。4年ぶりの地元制覇なるか。
近年の尼崎 記念レースの傾向
ボートレース尼崎はセンタープールという名前からセンター勢が強いという印象がある方も多いかもしれない。
しかし、近年のデータ上ではインの強さは上位となっている。これは記念レースでも言えることだろう。
特に近年の記念レースの優勝戦では断然インが優勢。2015年に桐生順平選手が制したボートレースクラシック以降で行われたG2以上のレースは17節。
そのうち優勝戦でインが敗れたのは2018年の66周年で吉川元浩選手が5コースからまくり差しで優勝した1回のみなのだ。
2019年からは8連勝中。とにかく優勝戦1枠を手にするのが誰なのか注目となりそうだ。
今節の女子は活躍の期待
今節出場する女子選手が3名。しかし、揃って活躍が期待できる選手が揃った。
まずは長嶋万記選手。5月末から開催のオール女子戦では11戦9勝のオール3連対で優勝。これまでも10優出で4Vと尼崎を得意としている。
平山智加選手は最後の近松賞となった2013年の60周年でデビュー初のG1優勝。数少ない混合G1を制した女子選手の1人が同じ水面となれば期待せずにはいられない。
平高奈菜選手は5月のボートレースオールスターで優出した1人。力は十分にある。軽量の差を活かしてまずは揃って予選突破を狙いたい。
ボートレース尼崎の特徴
基本データ
所在地:兵庫県尼崎市水明町199-1
開場:1952年9月14日(昭和27年)
電話投票コード:#13
モーター:ヤマト331型(交換時期:4月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:4月頃)
開催:デイレース
水質:淡水
干満差:なし
ボートレース尼崎の水面特性
ボートレース尼崎は兵庫県尼崎市にあるボートレース場。水質は淡水で固め。
2マークに比べ1マークをスタンド側に振っているレース場が多い中で尼崎はほぼ真っ直ぐであることからセンタープールという愛称がついている。(これによってマスコットキャラクターはセンプルくんという名がついている。)
1マークの奥行きも十分で多彩な決まり手を見ることが出来る。
一般戦では企画として「まくってちょ〜だい」とつくシリーズが度々行われており、決まり手「まくり」で勝利した選手は豪華景品も当たるガチャガチャを引くことができる。
そのため、このシリーズではやや逃げが決まりにくい。
1コース1着率は過去1年で59.9%。これはデイレースを行うレース場としてはトップの数字。信頼できる数字だろう。
ただ、その他のコースの扱いは難しい。全場との比較では上位となるコースはなく、相手探しは難しくなるだろう。
出目としては内寄りが順となるが、レースそれぞれのモーターや気配によって柔軟に対応したい。
水質が固いことからインが流れた際には配当妙味十分。2コースの差し、3コースもまくり差しに警戒したい。
「 開設70周年記念 G1 尼崎センプルカップ 」まとめ
出典:ボートレース尼崎
期待される地元勢に対し当地SG覇者や当地巧者、更に実績ある女子選手たちが集う今シリーズ。
依然として混戦模様の賞金争いも継続中でG1一つで順位の変動は目まぐるしいものとなっている。
今年2度目のセンプルカップも熱い戦いとなりそうだ。
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フネログ事務局

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