「第3回 ボートレース甲子園(G2 )」展望

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展望
ボートレース甲子園サムネイル

ボートレース甲子園とは

概要

ボートレース甲子園は、令和元年に第1回が施行された現在では最も新しい記念レース。

甲子園と名のつくように、支部ではなく出身地ごとに47都道府県1名の代表と施行者推薦の5名の計52名によって争われる。

代表となる選手はB2選手を除き各都道府県で前年5月から当年4月までの勝率5位までの選手を抽出。SGでの成績や獲得賞金などを考慮した上でモーターボート競走会が選出している。

なお、該当選手不在の都道府県に関してはその地区から選ばれることとなっており、第1回大会では「ほぼ鳥取代表」の茅原悠紀選手が優出した。第3回の今回も和歌山県の該当選手不在のため、馬場貴也選手が出場している。

これまでの2回は優勝戦では中枠の選手が優勝。深紅の大優勝旗を手にしている。今回が初のナイター開催での甲子園。夏の全国高校野球選手権でも第4試合がナイターになるとワクワクが増すように、今回の開催もより一層楽しみにしている。

開催日時

2021年7月6日(火)~7月11日(日)までの6日間

優勝賞金

450万円

注意事項

第3回ボートレース甲子園は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催期間中の丸亀本場への入場は四国4県及び岡山県在住の方を対象とした事前抽選で各日2000名とその同伴者が入場出来ることとなっている。

なお抽選は既に終了となっており、ハガキを持ってない場合は当日入場も出来ない。インターネット環境での観戦・投票でお楽しみ頂きたい。

「第3回 ボートレース甲子園(G2 )」ドリーム戦

初日(7/6)12R ドリーム戦 枠順

峰竜太

毒島誠

吉川元浩

平本真之

白井英治

篠崎仁志

引用元:ボートレース丸亀公式サイトより

コース 登録番号 選手名 所属支部
1 4320 峰竜太 佐賀
2 4238 毒島誠 群馬
3 3854 吉川元浩 兵庫
4 4337 平本真之 愛知
5 3897 白井英治 山口
6 4477 篠崎仁志 福岡

 

「第3回 ボートレース甲子園(G2 )」注目レーサー

峰竜太(みね りゅうた)

峰竜太

今年のオールスターを優勝し「次のはっきりした目標はない」と話していた峰竜太選手。

グランドチャンピオンでも予選はトップと僅かの位置につけ準優好枠を獲得。だが、その準優日の朝に練習中に転覆し舟足は下降。優出こそしたものの悔しい結果となった。

昨年の覇者でもあり、そうでなくとも常に注目度の高い選手。前節で闘志に火はつけられるだろうか。

毒島誠(ぶすじま まこと)

毒島誠

ナイターキングの始まりの地で頂点を目指すのが毒島誠選手。

丸亀は2013年のモーターボート記念(現在のボートレースメモリアル)でSG初優勝をした思い出の地だ。

また、2018年に行われたボートレースメモリアルで再び当地のSGも制覇。これまでの優勝歴のあるSGは7-11月に全て固まっておりこの時期から調子を上げていくタイプ

今後に向けても得意舞台で活躍を期待したい。

白井英治(しらい えいじ)

白井英治

最も直前のグランドチャンピオンで悔しい結果となったであろう白井英治選手。

予選トップで通過したものの、準優はインが連続して敗れた流れを止められず、道中押し上げて2着とするのが精一杯。優勝戦と確定板に乗ることができなかった。

これまで当地は優勝1回であり、前回の11月末の一般戦でも勝ち切ることが出来なかった。

当地のイメージ、前節の結果を払拭する結果を残したい。

今垣光太郎(いまがき こうたろう)

今垣光太郎

栄えある第1回のボートレース甲子園優勝したのは今垣光太郎選手。

2003年の51周年となる京極賞を最後に当地での優勝はないが、昨年10月の68周年も優出と水面としてはそれほど心配ないだろう。

今年は3月の一般戦での優勝1回に留まっているが、平和島周年の準優でも見せた勝負強さは健在。再び大優勝旗に名を残すことができるか。

馬場貴也(ばば よしや)

馬場貴也

第1回の鳥取枠として中国地区の茅原悠紀選手が代打として活躍。優勝戦は1振りにかけるチルト3度として大いに湧かせていた。

今大会、和歌山県出身が不在として代打で登場となる馬場貴也選手。

丸亀との水面相性に少々疑問点はあるが、2月の近畿地区選手権を制してるほか、記念優出も3回というようにリズムとしては悪くない

責任感ある支部長だからこそ代打での登場でしっかりと仕事をしたい。

松井繁(まつい しげる)

松井繁

意外にもボートレース甲子園初登場となるのは松井繁選手。

過去2年は石野貴之選手が出場していたが、今回は高校野球に例えると伝統校の登場となる。

全国どこでもこなす松井選手だが、これまた意外にも2010年のダイヤモンドカップが当地最後の優勝となっているこれまで獲得したタイトルは数多い松井選手。

また1つタイトルコレクションにボートレース甲子園を加えられるだろうか。

「第3回 ボートレース甲子園(G2 )」豆知識

初のナイターで地元選手の活躍なるか

今回は初のナイター開催となるボートレース甲子園

もちろん当地が初めての選手がいるわけではないが、やはり年に1回の大会が初のナイターとあって地元選手は有利となるだろう。

今年は香川代表に平山智加選手、愛媛代表に平高奈菜選手、高知代表に片岡雅裕選手と、昨年の女子G1勝者と3年連続となる片岡選手が出場。

地元水面を味方につけ優勝争いに加わりたい。

優勝者が続けてグランプリへ

第1回覇者の今垣光太郎選手、第2回覇者の峰竜太選手と、この大会を制した2人が2年続けて年末のベスト18入りを果たしている。

甲子園出場までにどちらの選手もその年のG1レースを優勝しており好調であったというのも共通点だ。

今年のG1を制している選手の優勝、さらにはグランプリ出場に期待したい。

今年のセンバツの再戦は…

今年2年ぶりに開催された春のセンバツ高校野球。決勝戦は競り合いとなり、神奈川県代表の東海大相模が大分県代表の明豊を9回裏サヨナラ勝ちで下し3回目の優勝を決めた。

それぞれ今回の代表を見ると、神奈川県代表長田頼宗選手、大分県代表益田啓司選手。

これまで高校野球とのリンクした例はないが今節でも両者の対決が決勝でなるだろうか。

全国に名を売るチャンス

ボートレース甲子園は冒頭にもあるように各出身地ごとの勝率上位の選手から選抜されたメンバーだ。

よって、各支部のある都道府県出身では熾烈な争いとなる一方で、少数の都道府県出身ならばB1級であっても注目度の高いG2戦に出場することができる。

今回の大会では6名のB1級選手が出場となっているが、かつてA級であった選手もおり無闇な軽視はできない。

また、機力次第では舟券に絡む走りも期待でき、配当妙味も十分だ。

ボートレース丸亀の特徴

基本データ

所在地:香川県丸亀市富士見町4丁目1−1
開場:1952年(昭和27年)
電話投票コード:15#
モーター:ヤマト331型(交換時期:11月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:7月頃)
開催:ナイターレース
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0

ボートレース丸亀の水面特性

ボートレース丸亀の水面図

引用元:ボートレース公式サイトより

瀬戸内海の瀬戸大橋の西側に位置しており競走水面は海水。

瀬戸大橋を挟んで斜向かいには先月のグランドチャンピオンの舞台となったボートレース児島があり、連続して瀬戸内海での戦いとなる選手も多い。

やはり海水面とあって潮の満ち干きがあり、スタートに集中力が必要。インの勝率は24場でも中間くらいの位置となっている。

注目すべきコースはココ!

注目すべきは3コースと4コースの成績。まず3コースだが過去1年の2連対率は24場中でなんと最下位。確かに一般戦の企画レースで1.2.4枠にA級を置いた番組などもあるが、30%程度となるとやはり狙いにくい。

一方で江戸川を除く関東4場と浜名湖といった逃げにくくセンターが強いレース場に続いて4コースの2連対率が残されているのも丸亀の特徴と言えるだろう。

SGクラスも集うG2戦だが3コースの選手がまくり差しを決められないようであれば、基本的に逃げの相手には2.4コースの2選手への組み立てがいいだろう。

「第3回 ボートレース甲子園(G2 )」まとめ

ボートレース甲子園サムネイル

夏の全国高校野球選手権大会が始まるとついに夏の本番がきたと感じる方も多いだろう。

今年のボートレース甲子園は前2年より少し早めの7月上旬開催。沖縄の梅雨明け発表とはいえ、まだまだ梅雨の最中。

しかし、ボートレースの甲子園に雨天中止はない。ジメジメとした空気を吹き飛ばす爽快な戦いに期待したい。

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