【G1】「第67回 九州地区選手権」展望

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展望
第67回 G1·九州地区選手権

九州地区選手権とは

概要

九州地区である福岡支部、佐賀支部、長崎支部の3地区5場の選手によって争われる競走。開催場はその地区のボートレース場で持ち回りとなる。通常2月に開催され、優勝者には翌月のボートレースクラシックの出走権が与えられる。

所属数が非常に多くハイレベルな福岡支部、主力を筆頭に個性派の注目選手の多い佐賀支部、今回は地元戦となる長崎支部が集うだけに、近畿地区と並びメンバー構成は周年記念さながらの豪華メンバー。出場選手はほぼA1級でないと出ることが出来ない。

優勝者は2010年に佐賀支部の上瀧和則選手が優勝後、7大会連続で福岡支部が優勝。前々回と前回は長崎支部の桑原悠選手が連覇をしている。また、G1レースでありながら過去の10回のうち逃げでの優勝は4回のみと波乱要素も十分あるようだ。

開催日時

2月8日(月)から2月13日(土)までの6日間

優勝賞金

450万円

注意事項

ボートレース大村では入場の際には昨年夏よりマスクの着用が義務付けられている。また、今節は場内に2000人を上限としての開催となる。政府発令の緊急事態宣言の対象地域からの来場も御遠慮頂くようお願いもされている。

その他、G2以上で行われていた交通費キャッシュバックや宿泊クーポン券サービスが実施されないなどの変更点もある。体調の優れない場合や、長距離を移動しての現地観戦は行わず、インターネット等の活用をお願いしたい。

【G1】「第67回 九州地区選手権」ドリーム戦 出場メンバー

初日(2/8)、2日目(2/9)12R
出場日・枠番・レース名については前検日に決定される。

G1·九州地区選手権 ドリーム戦 出場メンバー

出典:ボートレース大村公式サイトより

登録番号 選手名 支部
3623 深川真二 佐賀
3779 原田幸哉 長崎
3783 瓜生正義 福岡
4296 岡崎恭裕 福岡
4320 峰竜太 佐賀
4350 篠崎元志 福岡
4352 下條雄太郎 長崎
4371 西山貴浩 福岡
4477 篠崎仁志 福岡
4497 桑原悠 長崎
4503 上野真之介 佐賀
4530 小野生奈 福岡

 

【G1】「第67回 九州地区選手権」注目レーサー

原田幸哉(はらだ ゆきや)

原田幸哉

2017年に妻の出身地である長崎支部に移籍してからも活躍を続ける原田幸哉選手。以前から大村G1を複数回優勝しているように好相性水面。移籍後、初の地元開催となる九州地区選手権で気合いは当然入るだろう。

昨年は高松宮記念と津周年を制しているが、あと一歩グランプリへの出場は届かなかった。

4年振りの頂上決戦に返り咲くためにもまずは地元G1での活躍が鍵となる。

桑原悠(くわはら ゆう)

桑原悠

一昨年の芦屋、昨年の唐津と九州地区選手権を連覇している桑原悠選手。今年は地元で3連覇の偉業をかけての登場だ。

昨年V4のうち3回は1月から2月にかけて、もう1回は12月と冬場の活躍が非常に目立っていた。さらにSGにはチャレンジカップを除きフル出場。ここ2年で長崎支部の中心選手にまで上り詰めている。

年始も3連続優出と好調な滑り出しをしており、高い攻撃力を武器に三度の制覇を目指す。

瓜生正義(うりゅう まさよし)

瓜生正義

昨年はG1以上で10回の優出、下関と平和島の周年で優勝している瓜生正義選手。年間を通しての活躍が光った。

一方で機力に苦しんだグランプリで悔しい思いをしたということもあり、今年も出場へ向けて1月の江戸川周年で優出。打ち切りとなった戸田も含めてG1の10走で9回の舟券入りとかなりの高気配でのスタートだ。

九州地区選手権は2014年以来3度目の制覇を目論む。

西山貴浩(にしやま たかひろ)

G1初優勝やグランプリも経て覚醒した西山貴浩選手。先月の江戸川周年では水面はもちろんのこと、発走前のピットやインタビューでも大活躍。さらにオールスターのファン投票では峰竜太選手と少数の2位につけるなど、人気·実力共に頂点へと駆け上がっている。

既に今年は3優出し、27走で確定板を逃したのは僅かに2回。高い安定感で活躍し、更なるファン投票を呼びかけるだろう。

峰竜太(みね りゅうた)

峰竜太

昨年のグランプリ覇者、峰竜太選手。オーシャンカップとSG2勝を挙げて史上初となる5冠を達成した。

名実共にトップである事は疑いないが、「打倒·峰竜太」を掲げる絶好調男に迫られているのは確か。直接対決もあるであろう今節で突き放したいところだ。

年始の当地では11戦で準パーフェクトVを果たし、続く尼崎周年ではドリームで大敗しながらも最終的に優出へ漕ぎ着けた。

今年は完全に追われる立場。その中でどんな戦いを見せていくか注目だ。

深川真二(ふかがわ しんじ)

深川真二

昨年末のグランプリシリーズ戦で優勝し、SG2度目の制覇を遂げた深川真二選手。昨年は優勝に届かなくとも堅実なレース運びで20回の優出という記録も残している。

直前の地元周年では優出こそならなかったものの予選トップで勝ち上がり。今節でも再びシリーズリーダー争いに加わりたい。

メンバー次第ではコース取り合戦ということもあるだろうが、昨年も優勝歴のある大村での好走を期待している。

【G1】「第67回 九州地区選手権」豆知識

大所帯の福岡支部

地元·長崎支部が8名、佐賀支部が8名参戦と少数である一方で総勢36名で挑むのが福岡支部。もっとも福岡には3場あるのだから当然とも言えるがそれでも非常に多い。

ベテランから若手までG1以上の覇者もズラリと揃う。昨年のSGオールスターでタイトルを獲得した弟·篠崎仁志選手に、前節で久々の優勝を飾った兄·篠崎元志選手。SGウイナーの兄弟は脅威だ。

今年の元日に当地で優勝した岡崎恭裕選手は当地3連続優出中と上々の相性。年始から3連続優出中とリズムもいい。昨年SGに3度出場すると2度の優出をした枝尾賢選手。うち1つは当地で行われた10月のダービーだ。

スタートからの攻めに定評ある池永太選手や松田大志郎選手も機力と枠次第で波乱を演出する。30歳以下の若手では、まず2017年に当地で地元の雄·原田幸哉選手を差し切って平成産まれで最初のG1ウイナーとなった羽野直也選手。近年は伸び悩むも、思い出の地で活躍を期待。

昨年V5とした仲谷颯仁選手は2018年の九州地区選手権で優勝を果たした。2度目の制覇に挑戦したい。

36名のうち何名がファイナルに名を連ねるか注目したい。

イン屋がポイントに

昨年のグランプリシリーズ戦を制した深川真二選手。

外枠からの前付けで、ある時には80を切るようなスタートまでこなすが、状況次第ではダッシュ戦法もとることも。それ以上に脅威なのが福岡支部のベテラン3選手。どんな時も内側にプレッシャーを与える待機行動をとってくる。

田頭実選手は言わずと知れたスタート野郎。F持ちであろうがお構い無しにコース取りに動きゼロ代のスタートを張り込んでくる。今村暢孝選手は56歳で今節最年長。2019年に怪我のため離脱する期間があったが復帰後もマスターズリーグを中心にコース取りから積極な動きを披露している。この2名は2016年と2017年の九州地区選手権の覇者。共に6枠からコース取りに動いての勝利を挙げている。

さらにYouTubeにチャンネルを持ち、SNSも使いこなす石川真二選手も代表的なイン屋。時にピットで飛び出しインまで奪う事もあり、展開面では鍵を握る選手。深川選手と福岡支部の3名のベテランを中心に、地元の吉田一郎選手、佐賀の三井所尊春選手もコース取りに動きを見せることが比較的多く、進入の駆け引きには注目だ。

重量差を活かして浮上したい女子選手

オールA1級の戦いだが、福岡支部から4名の女子レーサーが登場となった。注目は昨年の九州地区選手権でも優出3着とした小野生奈選手。昨年はレディースチャンピオンとクイーンズクライマックスも含めG1で3回の優出。今年はさらに混合のG1でも活躍を狙いたい。

竹井奈美選手は昨年、師匠の桂林寛選手と入籍したことを今年発表。前々節と前節で優出と発表後に始まったシリーズで優出と公私共に波に乗る。

川野芽唯選手は2年続けて、深川麻奈美選手は初の九州地区選手権登場。格段に相手は強くなるが、昨年11月から男女の最低体重の差が5キロに広がった点で女子選手の活躍がさらに注目されているだけに、連対を積み重ねていくことを目指したい。

ボートレース大村の特徴

基本データ

所在地:長崎県大村市玖島1丁目15−1
開場:1952年04月06日(昭和27年)
電話投票コード:#24
モーター:ヤマト331型(交換時期:3月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:7月頃)
開催:ナイターレース
水質:海水
干満差:あり

ボートレース大村の水面特性

ボートレース大村の水面図

出典:ボートレース公式サイトより

大村湾に面しており水質は海水。1コースは全国で最も強いことで有名。

1着率は65%、3連対率ともなれば87.7%というように軽視することは難しい。要因としては時間帯で風向きが変わりやすいこと。さらに目標物となる物が少ないためスタートで踏み込みにくいことが挙げられ、それらによってスタートが揃い逃げに持ち込みやすいこともある。

また一般戦では主力レーサーがインや内枠に偏った番組が多く、予選ではA1級選手が3度のイン戦ということもあればB級選手にはイン戦が1度も回ってこないことすらある。

しかしG1では各選手に均等に割り振られる。よって機力の不安ある選手が内側となる場合は外からの攻めも見ることができる。

満潮時には2マーク側でうねりが発生しやすく、一流レーサーでもぶん回して前に出ることは難しい。多少劣勢な位置でもブイ際を小回りして残すことや、外目を航走する選手が差しに転じることによって優位に立ち回ることができる。

まずは過去のデータや当日の気配でスタートが当地で見えているのか、さらに2マークで流れる事無くスピードターンができるかという点に関して注目することが舟券の対策にも繋がるだろう。

【G1】「第67回 九州地区選手権」まとめ

第67回 G1·九州地区選手権

インの強い大村。イン戦をきっちり逃げて勝つA1選手たち。

しかし、そこにベテラン勢のコース取りと楽しみが満載の九州地区選手権。周年さながらのハイレベルの戦いを勝ち抜き、クラシックの出場権を勝ち取るのはどの選手となるか。

非常に楽しみな6日間だ。

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