「トーキョー・ベイ・カップ(開設67周年記念)」展望

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展望

トーキョー・ベイ・カップとは

ボートレース平和島の周年記念競走。

全国でもワーストクラスのイン勝率という平和島とあって、記念の優勝戦としては異例とも言える4大会連続で逃げが決まっていない。(なお65周年優勝の下出卓矢選手も1枠であるが2コース進入となっている。)

2000年以降で2度このタイトルを制した選手は1人もおらず、地元選手の優勝は4回。2001年の47回大会が野澤大二選手、2005年の51回大会が濱野谷憲吾選手、2011年の57回大会に中野次郎選手、2018年の63回大会に長田頼宗選手が手にしている。

しかし、複数回勝てないということから、水面相性のみでは勝ち取れないという難しさもある。数年に一度グランプリが行われるボートレース平和島だが、昨年末に開催が行われた。

賞金王決定戦から3名、シリーズ優勝戦から2名の選手が今節にも登場。

再びの活躍なるか。

開催日時

2021年5月15日(土)~5月20日(木)までの6日間

優勝賞金

優勝賞金は1000万円

「トーキョー・ベイ・カップ(開設67周年記念)」ドリーム戦

初日(5/15)12R トーキョー・ベイ・ドリーム 枠順

初日(5/15)12R トーキョー・ベイ・ドリーム 枠順

出典:ボートーレース平和島公式サイトより

コース 登録番号 選手名 所属支部
1 3590 濱野谷憲吾 東京
2 4371 西山貴浩 福岡
3 3415 松井繁 大阪
4 3783 瓜生正義 福岡
5 4444 桐生順平 埼玉
6 4524 深谷知博 静岡

2日目(5/16)12R ピースター・ドリーム 枠順

2日目(5/16)12R ピースター・ドリーム 枠順

出典:ボートーレース平和島公式サイトより

コース 登録番号 選手名 所属支部
1 4238 毒島誠 群馬
2 4477 篠崎仁志 福岡
3 4337 平本真之 愛知
4 4168 石野貴之 大阪
5 4686 丸野一樹 滋賀
6 3744 徳増秀樹 静岡

 

「トーキョー・ベイ・カップ(開設67周年記念)」注目レーサー

濱野谷憲吾(はまのや けんご)

濱野谷憲吾

平和島で記念レースとなれば真っ先に名前を挙げたいのは濱野谷憲吾選手だ。

2017年からも毎年当地での優勝もあり、艇界屈指の平和島巧者。イン戦も幾度となく経験があり、G1やSGを含みながら直近3年で2連対を外したことは1度もない。

大村ダイヤモンドカップに続く、今年2度目のG1制覇へ。

桐生順平(きりゅう じゅんぺい)

桐生順平

今年既にV6と絶好調の桐生順平選手。

年間の自身最多優勝を既に超えており、2月の関東地区戦と先月の宮島周年で優勝といいスタートを切った。地元戸田のGWシリーズでも最後は3連勝で優勝を決めて益々勢いに乗る。

既に賞金も好位置につけており、加算していきたい。

毒島誠(ぶすじま まこと)

毒島誠

昨年末のグランプリでは2ndの抽選運に見放され惜しくも順位決定戦に回った毒島誠選手。

昨年の当地周年でもフライングに散っているだけに今回は雪辱戦だ。

近況は7連続優出の後、直前の地元GWシリーズでまさかの準優大敗。

それでも最終日連勝と立て直しており調子は悪くない。

瓜生正義(うりゅう まさよし)

瓜生正義

前回の66周年大会では白井英治選手のイン戦をまくり切り、2013年のダービー以来、当地では久々のタイトルを手にした瓜生正義選手。

グランプリではイン戦で敗れ、アクシデントにも見舞われた不運も。

前回覇者として結果を求めていきたい。

坪井康晴(つぼい やすはる)

坪井康晴

2016年のボートレースクラシックを優勝し、当地でのSG優勝経験のある坪井康晴選手。

こちらも近況好調の選手の1人だ。3月の浜名湖では9戦パーフェクトV。

先月の住之江周年で4年振りのG1制覇をすると、直前の地元GWシリーズも優勝している。

好調ぶりと実績ある水面で今節も注目の1人だ。

前本泰和(まえもと やすかず)

前本泰和

今年に入り「勝ちまくっている」と言えるのが前本泰和選手。

直前の芦屋の優勝で、なんと7回のVとなった。年間勝率としては、あの峰竜太選手より更に上をいく。

惜しくも前期の勝率1位とはならなかったものの、メンバー随一のリズムで初の記念制覇としたい。

「トーキョー・ベイ・カップ(開設67周年記念)」豆知識

総勢11名の地元勢

福岡同様、3場ある東京。従って東京支部の選手数も多い。今節は総勢11名で63回大会以来のタイトル奪還を目指す。

前述の濱野谷選手以外では、まず昨年末のグランプリシリーズで唯一地元から優出した石渡鉄兵選手。江戸川のイメージが非常に強いが、平和島や多摩川での好走も多い。

2000年以降、2回制した選手がいない中で中野次郎選手と長田頼宗選手にはその権利がある。

昨年のマスターズチャンピオンを制した村田修次選手やスタート巧者の山田哲也選手、F2がリセットとなった福来剛選手の攻めが怖い。

昨年の関東地区戦覇者の永田秀二選手は当地初優勝がG1となるか。

若手の永井彪也選手、宮之原輝紀選手、栗城匠選手らもレースを湧かせて欲しい。

昨年末SGの優出者

冒頭でもあったように昨年末は2014年以来のグランプリが当地で開催された。優勝者こそいないものの、2つの優勝戦から5名が出場予定に名を連ねた。

グランプリからは3着の松井繁選手、4着の平本真之選手、5着の西山貴浩選手の3名。松井選手は2015年の61回大会の優勝者。

昨年末も1.2枠が1度もなかったにも関わらず着をまとめて、最後もきっちり3着と王者の貫禄を見せた。

平本真之選手は2014年の当地グランプリシリーズ戦でSG初優勝を果たしている。SG優勝戦となるとイン逃げが目立つのだが、当時は5コースからまくりでの優勝だった。

今や水陸ともに大車輪の活躍を見せる西山貴浩選手。グランプリでは機力が弱いとしながらも、2連続で1枠を引き当てるという強運と抜群のスタートで見事ファイナル入り。経験して得たものもあったのか、今年もG1優勝を果たした。

グランプリシリーズ戦優出したのは前述の前本泰和選手と石渡鉄兵選手。この5選手が再びの活躍を見せる。

完全復活か 石野貴之

前期級別審査では、あわやB級陥落かと思われるほど絶不調に陥っていた石野貴之選手。

今年、F2休み明けだったのが当地だった。2度のイン戦で敗れ、節間でも1勝のみと悪い流れの始まりであった。

しかし、福岡のボートレースクラシックで優勝すると4月ラストの津、直前節の住之江GWシリーズではどちらも予選1位でのクリア。GWシリーズ優勝してここに乗り込んできた。

当地は過去にG1優勝こそないが、2017年にG3で優勝を果たしている。

悪い流れを断ち切った今こそ、前回の分まで活躍を期待したい。

ボートレース平和島の特徴

基本データ

所在地:東京都大田区平和島1丁目1−1
開場:1954年(昭和29年)6月5日
電話投票コード:04#
モーター:ヤマト331型(交換時期:6月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:6月頃)
開催:デイレース
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0

ボートレース平和島の水面特性

ボートレース平和島の水面特性

出典:ボートレース公式サイトより

なんと言ってもインの弱い水面。

理由として挙げられるのは2点。まず1つ目にバックの先行する舟が後続を内に締めることに対し、減点が厳しい。近年では他の場でも締め込むことが減ってきた印象だが、長く平和島は斜行しての締め込みを見ることが少なかった。

そのため、インは絶対に差させずにまくりを止めるという難しいターンが求められる。スピードを落として回った上を強ツケマイの形でまくる選手がいることから沈むこともしばしば。ここに徐々に気温が上がると南風中心となり、ホーム側は追い風となる。

スタートは五分以上のものでないと横幅を十分に取れずにターンが流れ、差し場が広くなってしまう。非常に難しい水面だ。

 

もう一つは一般戦であっても新人選手らを除けば枠順が均等に与えられる傾向が強いこと。

すなわち、勝率の低い選手がイン、高い選手がセンターに入ると必然的にインの1着率は低くなってしまう。この点、実力者揃いの記念レースでは開催後半ともなれば平和島らしからぬイン逃げ10本ということもあるだろう。

インが逃げない形での穴を狙うなら2.3日目までの調整が固まらないうちだ。

過去1年に行われた記念以上のレースでは1コース1着率は50%。

これに続く2着の割合を考えると2コースがやや回数は多いとはいえ、4.5コースの割合も高く配当妙味を考えればこちらをおすすめしたい。

「トーキョー・ベイ・カップ(開設67周年記念)」まとめ

トーキョー・ベイ・カップ

新期が始まって最初のG1となる今回の6日間。

昨年末のグランプリのおさらいと言う面もあれば、今年10月のダービーへ向けても、年末に向かっても大切な6日間。

イン受難の平和島で、どれだけ一流選手たちが激しい攻防を繰り広げるのか楽しみにしたい。

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