ツッキー王座決定戦とは
概要
ボートレース津の周年記念競走。2019年5月の67周年記念までは「つつじ賞王座決定戦」という名称で行われていた。以前までのタイトルではその名の通りつつじの咲き誇る4〜6月近辺に行われることが多かった。
ツッキー王座決定戦となってからも初回こそ11月中旬からの開催であったものの、前回の69周年は4月開催。その流れは続いて行くかもしれない。持ちペラ制度廃止となった2012年5月以降に行われた9開催の津周年のうち初回で地元の井口佳典選手がまくり差しで優勝してからは優勝戦の決まり手は逃げ6回、抜き2回。優勝戦ポールポジションの獲得が重要となってくる。
地元選手による優勝は2013年5月の井口佳典選手が最後となっており、9年振りの優勝を目指す戦いとなる。
開催日時
2022年05月09日(火)~05月14(土)までの6日間
優勝賞金
1,000万円(副賞金を含む)
注意事項
会場はマスクの無い人や37.5度以上の熱がある人、明らかな体調不良の兆候が見られる人の入場を禁止。
新型コロナウイルス感染症防止のため入場制限を行う場合があります。
最新の開催情報はボートレース津公式ホームページでご確認ください。
「G1 開設70周年記念 ツッキー王座決定戦」ドリーム戦
初日(5/9)第12R 王座ドリーム 枠番
1 4024 井口 佳典 三重
2 3783 瓜生 正義 福岡
3 3779 原田 幸哉 長崎
4 3590 濱野谷 憲吾 東京
5 4350 篠崎 元志 福岡
6 3780 魚谷 智之 兵庫
2日目(5/10)第12R ツッキードリーム 枠番
1 4344 新田 雄史 三重
2 3897 白井 英治 山口
3 3960 菊地 孝平 静岡
4 3719 辻 栄蔵 広島
5 4013 中島 孝平 福井
6 4477 篠崎 仁志 福岡
「G1 開設70周年記念 ツッキー王座決定戦」注目レーサー
井口 佳典(いぐち よしのり)
三重支部の絶対的エース、井口佳 典選手。その攻撃力高い仕掛けはもちろんのこと、スロー域であっても着実に結果を残す中心選手だ。
これまで地元水面では優勝50回超、優勝30回超。周年は3度制覇の他、東海地区選手権で2度の優勝と実績も抜群。加えて地元水面での通算勝率も8点以上をマークと信頼度は高い。
8月にSG復帰も近づいてきており、まずは地元周年制覇で勢いをつけていきたい。
新田 雄史(にった ゆうし)
近況の津では敵無しと言っても過言ではないほどの活躍を見せる新田 雄史選手。昨年のGWシリーズ以降、優勝戦1枠の座は4節続けて誰にも譲っていない(なお、1/4の年末年始シリーズ優勝戦は悪天候による中止打ち切り)。
近況でも4月は蒲郡と津で優勝として今年V3を記録。順調さが伺える。自身初となる地元記念レース制覇を成し遂げたい。
豊田 健士郎(とよだ けんしろう)
自身初のVも含め地元では3度の優勝実績ある豊田 健士郎選手。2022年前期の級別審査では新田選手、井口選手に続く三重支部3番目となる勝率をマークしている。
なかなか調子の上がらなかった今年だが、周年前に連続優出と再びリズムアップ中。昨年の周年では地元の意地を見せて優出3着と活躍したように地の利を活かして再びの強敵相手に躍動したい。
原田 幸哉(はらだ ゆきや)
2020年11月に行われた68周年記念ではツッキー王座決定戦と名称変更されてからの初の王者となった原田 幸哉選手。
もともと愛知支部ということもあり、地区戦など経験値は十分だ。
今年はまだ優勝なしと苦戦気味ではあるが、初代チャンピオンとしてこの周年で再度のかつやを期待する。
瓜生 正義(うりゅう まさよし)
2019年3月に行われた66周年で優勝、5月の67周年は3着と連続で好走している瓜生 正義選手。
2002年には新鋭王座決定戦(現在はヤングダービー)でも制している地であり、出場回数こそ少ないものの好相性の水面だ。久々の当地登場となるが今回も期待したい。
辻 栄蔵(つじ えいぞう)
次節、ボートレースオールスターを控える辻 栄蔵選手。近況は今ひとつの状況で、優勝は1月、優出は2月から遠ざかっている状況だ。z
当地優勝2回だがそのうち1回は津の6コースから優勝。やはり外でも怖い存在となる。地元のSGに向けてリズムアップをさせるためにもここは好勝負を。
「G1 開設70周年記念 ツッキー王座決定戦」注目モーター
18号機
今年の1月に上瀧 和則選手に11年ぶりの優勝を届けたモーター。上瀧選手を含めて今年優出4回とスリット付近のノビが光ります。
イン戦ではそのパワーで押し切りが可能でスタートを決めればコース関係なく内の艇を飲み込んでいけるので使用者のスタートの良し悪しが注目されます。
45号機
直近4回の仕様で3回の優出。4月下旬の「スポーツニッポンパール賞競走」では地元の準エースである新田 雄史選手が圧倒的な成績で優勝を決めています。
2連対率が40%を越えるモーターが少ないボートレース津において44.3%と高アベレージを記録しており直近の動きも申し分ありません。
「G1 開設70周年記念 ツッキー王座決定戦」豆知識
気温上昇で女子選手に注目
ゴールデンウィークも明け、そろそろ気温の上昇が目立ってきた。気温上昇に伴ってモーターの動きは全体的に下がる。
そのため注目したいのは女子選手。最低体重の差が5キロと変わって以来、回転の上がらない夏場は出足や直線での伸び比べで顕著な差が現れるが25度を超えるとその傾向は目立ってくる。
今節には守屋 美穂選手や女子トップ選手の平高 奈菜選手、伸びとまくりに関しては抜きん出ている高田 ひかる選手が出場。是非、最低体重の差を考慮した形で予想の組み立てをしてみてほしい。
絶対的な津巧者 松井繁選手 欠場
ドリーム戦にも出場予定だった松井 繁選手がマスターズチャンピオンでの負傷によって、地元ゴールデンウィークシリーズと今回の津周年を欠場とした。
4日目のレース終了後に松井選手はピットで転倒。その際に右足小指の骨折したようで、5日目には症状が悪化していたため帰郷していた。松井選手は津周年で6度の優勝を誇り、地元同然とも言える活躍していた実績ある舞台。
当然、今大会も期待されていた。同支部で今節出場予定の湯川 浩司選手や田中 和也選手には偉大な先輩の分まで健闘を祈りたい。
周年ならば優勝戦の実況にも注目
実況アナウンサーで有名なのは蒲郡の高橋貴隆さんや児島の椛島健一さん。しかし、津周年となれば佐竹 亮さんに注目してほしい。
優勝戦での本番待機行動中の選手紹介においてアニメに関する内容を取り入れるというものが話題となっている。近年においても65周年にはラブライブシリーズ、69周年にはウマ娘、66周年には様々なアニメのタイトルを入れるなど、わかる人にはニヤニヤが止まらないほどの内容を入れるのだ。
周年の優勝戦で毎回行われるわけではないのだが、興味のある方はファイナルの待機行動中の実況にも注目して欲しい。
ボートレース津の特徴
基本データ
所在地:三重県津市大字藤方637
開場:1952年(昭和27年)7月4日
電話投票コード:#09
モーター:ヤマト331型(交換時期:9月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:8月頃)
開催:デイレース
水質:淡水
干満差:無し(競争水面がプールなのでほとんど潮位の影響を受けない)
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース津の水面特性
ボートレース津は三重県の県庁所在地の津市にある。伊勢湾の西に位置しており、湾を挟んで東北東にはボートレース常滑が存在する。
ホームもバックも広いため内寄りの選手もターンしやすく強くなっている。加えて好配当を生み出す5コースの3連対率は全国でも下位となり、必然と堅い配当が多くなっている。本命党が勝負しやすい水面だろう。一方で、気象条件が悪化すると急に傾向が変わるのも津の特徴。安定板が着くほどの向かい風となるとインの1着率は50%を切ってくることに。気象情報は確認しておきたい。
展示タイムについても必見だ。1位のタイムの選手は1着率25%。3連対率にすると60%を超えており信頼できる数字だろう。イン逃げからは2.3.4コースまでが2着となるケースは多く、よほどのスリットのバラつきや機力差が予想される時以外では無理に外を狙う必要がなさそうだ。
「G1 開設70周年記念 ツッキー王座決定戦」まとめ
オールスター前となる選手が多い今回のツッキー王座決定戦。
センター枠までの決着が大半を締め、固い決着の多い水面で各選手がどう浮上していくか熱い戦いを期待している。GW明けは津の周年をお楽しみに。

フネログ事務局

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