ツッキー王座決定戦とは
ツッキー王座決定戦とはボートレース津の周年記念競走を指す。
2019年の67周年までは「ツツジ王座決定戦」として行われていたが、『令和最初のG1は最後のつつじ賞』と銘打って行われ、2019年8月に「ツッキー王座決定戦」に名称が決定したと発表があった。
前身のつつじ王座決定戦の名の通り、つつじが見頃を迎える5月前後の開催が多かったが、今後は時期を問わずに開催されることも考えられる。
地元·井口佳典選手が3度の頂点に立っているが、それをも遥かに超える6度の制覇をしている松井繁選手とこの2人が同時に参戦とあり、年末に向けての最後のG1ということもあって注目の6日間だ。
ツッキー王座決定戦 開催日時
期間は11月15日(日)から11月20日(金)までの6日間。
ツッキー王座決定戦の優勝賞金はいくら?
優勝賞金は1000万円(副賞金100万円を含む)。
開設68周年記念 ツッキー王座決定戦 ドリーム戦
初日(11/15)12R ツッキードリーム戦 枠順
2日目(11/16)12R ツックンドリーム戦
開設68周年記念 ツッキー王座決定戦 注目レーサー
井口佳典(いぐち よしのり)
三重支部の総大将として活躍が期待される井口佳典選手。
地元周年はこれまで3度制しているほか、前回の津でも優勝するなど、優出すれば上位を争ってくる。
今年は大村周年で優勝し、近況でも丸亀周年で優出している。
現在賞金ランクは15位でチャレンジカップはF休みとなっているため、年末に向けては最後の1節となる。
初代ツッキー王座を獲得することはもちろん、5年連続のグランプリ出場へ向けてなんとしても優勝を狙いたい6日間となる。
新田雄史(にった ゆうし)
地元での勢いが止まらないのは新田雄史選手。
現在、6連続優出中で、うち4連続優勝も飾っている。
今年のお盆シリーズこそ2着に破れはしたものの優勝戦も1枠としていた。
G2モーターボート大賞で地元の記念は制しているが、やはり欲しい地元周年のタイトル。
賞金ランクは12位と自身3度目のグランプリ出場が見えてきているとあって、残り2節も結果を残していきたい。
坂口周(さかぐち めぐる)
今年3月のG1、クラシックでSG初優出をした坂口周選手。
過去に121節で53回の優出はかなりの数字であり、地元ならば一角を崩す存在となり得るのではないか。
今年の優出は3着が最高成績で優勝はまだない。
しかし、知り尽くした地元水面でならば今年初優勝が地元周年ということさえ有り得てもおかしくない。
峰竜太(みね りゅうた)
年間最多優勝の記録に挑み続けてきた峰竜太選手。
Gオーシャンカップを制するなど既に13回優勝と常に今年は頂点を争ってきた。
しかし前節は途中帰郷で、今年初めて2節続いて優出を逃したようにここにきて勢いは一息。
それでも2大会続けて優出しているこのタイトルで再び勢いを取り戻したい。
年末に向けてはほぼ安全圏。ならば優勝という2文字だけを追い求めて駆け抜けたい。
松井繁(まつい しげる)
まさに地元同然のような結果を津で残し続けてきた松井繁選手。
津周年では6度の優勝のほか、G1モーターボート大賞で2度の優勝と8回のG1優勝。
勝率も8点を超える凄まじい活躍をしている水面だ。
今年のマスターズチャンピオンでも優出し2着と善戦した。
賞金ランク13位としているが2年続けてグランプリ出場を逃しているだけに、庭同然の津で年末を当確としたい。
茅原悠紀(かやはら ゆうき)
F2を乗り越え、記念の舞台でも活躍を見せていた茅原悠紀選手。
今節後にF休みに入るため年末へ向けてはこれが最後のシリーズとなる。
津で茅原選手といえば2015年の63周年だろう。
新田雄史選手の優勝と思われた最終マークで奇跡とも言える鋭い差し。非常に印象に残っているファンも多いのではないか。
賞金ランクは11位だが、SGが残る選手もいるだけにここで賞金加算をしておきたいシリーズとなる。
開設68周年記念 ツッキー王座決定戦 豆知識
年末への行方
残すところ11月末までは2週間ほど。SGチャレンジカップを前に、賞金王へ向けての争いは最後のG1を迎えた。
6位の深谷知博選手は大村でのダービー優勝で一気に2nd圏内に浮上。
歴戦の猛者たちがこれを追う形だが、残り2節で振り切る事ができるだろうか。
グランプリ出場へ向けては11位から15位の選手がずらりと参戦。
茅原悠紀選手、新田雄史選手、松井繁選手、平本真之選手、井口佳典選手といずれもドリームメンバー。
年末の初戦の枠の争いでもあるため、この5選手はドリームから注目だ。
19位以降で勝負がけは池田浩二選手、磯部誠選手、湯川浩司選手。
最低でも優出以上として次節のチャレンジカップに臨みたいところ。
津の巧者は?注目必至の選手をピックアップ
もちろんのこと井口佳典選手は地元の大将格で、ここ津では優勝争いをしてほしいところ。
しかし、その倍で津周年優勝しているのが松井繁選手だ。
なんと遠征勢となるが周年6度の優勝にG1モーターボート大賞で2回優勝と凄まじい相性を誇っている。
勢いならば地元の新田雄史選手。
6連続優出中でうち4連続優勝もある。
今年の津で優勝があるのはマスターズチャンピオンの村田修次選手や、前節で常滑を制した齊藤仁選手。
さらに若手の豊田健士郎選手や松尾拓選手にも優勝がある。
津周年で強烈な印象といえば道中追いかけ続け、最終ターンマークで鋭い差しを決めて優勝した茅原悠紀選手。
今節もどこでそのようなシーンがあるか楽しみだ。
豊富な若手
今節には30歳前後、4500番以降の選手が14名が登場予定。
主なメンバーとしては先月、大村ダービーでも湧かせた深谷知博選手や佐藤翼選手。
ヤングダービーを制した磯部誠選手。SGやG1でも活躍を見せる木下翔太選手に永井彪也選手。
さらに地元の双子A1レーサーの松尾充選手と松尾拓選手。
今年、津で優勝がある地元の豊田健士郎選手と精鋭揃い。
中でも深谷知博選手と磯部誠選手は年末への賞金争いもあって、実績ある先輩レーサーにどう立ち向かっていくかも注目である。
ボートレース津の特徴
基本データ
所在地:三重県津市大字藤方637
開場:1952年(昭和27年)7月4日
電話投票コード:#09
モーター:ヤマト331型(交換時期:9月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:8月頃)
開催:デイレース
水質:淡水
干満差:無し(競争水面がプールなのでほとんど潮位の影響を受けない)
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース津の水面特性
コース別成績で見ると、2コース2連対率の割合が1位のボートレース津。
このシリーズに登場するメンバーがおおよそ常滑(2コース成績が非常に悪い)からの転戦組なだけに、各選手のリズムが変わることも考えられる。
インは上位3分の1に入るので水質は淡水だが、海のそばということもあって半海水に近い。
ボートレース津のある伊勢湾は、夏は南風、冬は北風の通り道で水面が荒れやすいのも特徴。
今シリーズも冬型が強まるようであれば強い横風となりターンが難しいことも考えられる。
向かい風傾向ならば外からの仕掛けも見られ、波乱を呼び込むこともありそうだ。

フネログ事務局

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