「児島キングカップ開設71周年記念競争」とは

概要

通常秋口に開催される児島周年だが、23年は5月開催される。

7月のSGオーシャンカップへ繋がるG1となり、注目の競走だ。

開催期間

2023年（令和5年）5月9日（火）より、5月14日（日）まで

賞金

優勝賞金は1,000万円

「児島キングカップ開設71周年記念競争」 ドリーム戦

初日（5月9日）第12レース キングドリーム枠順

出典：ボートレース児島

1 毒島誠 群馬 4238
2 田村隆信 徳島 4028
3 石野貴之 大阪 4168
4 菊地孝平 静岡 3960
5 篠崎仁志 福岡 4477
6 守屋美穂 岡山 4482

2日目（5月10日）第12レース　ガアコードリーム枠順

出典：ボートレース児島

1 池田浩二 愛知 3941
2 松井繁 大阪 3415
3 井口佳典 三重 4024
4 桐生順平 埼玉 4444
5 吉田拡郎 岡山 4166
6 深谷知博 静岡 4524

SG 第58回 ボートレースクラシック 注目選手

毒島誠（ぶすじま　まこと）

出典：https://www.wmb.jp/

言わずと知れたトップレーサー。2022年は後期に調子を落としていたが、今年はかなり調子を戻してきている。その証拠に今節参加選手の中で来期適用勝率が一番高く、なんと8.32もある。

出走回数115回に対して、1着率が50.4%。全コース含めての1着率でこの数字だから、今節も積極的に頭で狙っていきたい。
平均スタートもコンマ0.13となっており、かなり早い部類に入る。

井口佳典（いぐちよしのり）

出典：https://www.wmb.jp/

4月23日に若松ボートレース場で行われた、第24回マスターズチャンピオンにて、初出場で初優勝。今、乗っている選手のひとりだ。

毎年、コンスタントにG1を勝っているため、この勢いで今年2つ目のG1優勝も狙っているだろう。さらに10年前の61周年の覇者でもある。

児島ボートレース場の出場は2年4ヶ月ぶりとなり、スタート感を取り戻すのに少し時間がかかるかもしれない。インコースを取った時のスタートが早く、内側に入った時には狙っていきたい。

石野貴之（いしのたかゆき）

出典：https://www.wmb.jp/

石野信用金庫という、ニックネームがあり、エンジンが出ている時の安心感はピカイチだ。道中の捌きも上手で今節も優勝候補の一人になりそう。地元大阪支部が集まる地元戦での優勝はG1を獲るよりも難しいと言われている。そんな地元戦でも、常に注目を浴びるスター選手だ。近々では3月に行われた、SGボートレースクラシックでも優出している。

桐生順平（きりゅう　じゅんぺい）

出典：https://www.wmb.jp/

桐生選手は他の一流と呼ばれている選手のコメントでも、「本当に強い」としばしば名前が上がる選手だ。SG優出18回、優勝3回と実績も充分。1月に若松ボートレース場で行われた、G170周年記念競走で優勝。近々では、4月に津ボートレース場で行われた、G1開設71周年記念　ツッキー王座決定戦でも優出3着とリズムも上々だ。

片岡雅裕（かたおかまさひろ）

出典：https://www.wmb.jp/

最近好調の香川支部をリードする存在になってきた。昨年、浜名湖ボートレース場で行われた、SG第68回ボートレースメモリアルで6コースから捌いての優勝は圧巻。そこから約8ヶ月、優勝がないのが気がかりだが、ここらで勝負強いところを見せてくれるだろう。

菅章哉（すがふみや）

出典：https://www.boatrace.jp/

児島ボートレース場はチルト角度が最高の3度まで上げることができる。菅選手が得意のチルト3度で、鬼まくりを決められるか？コース別の1着率が5コースまで10%を超えている。最近は、菅選手の伸びまくりを嫌がって、コースを譲ってくれる選手も現れた。児島ボートレース場は得意水面のため、注目だ。

島村隆幸（しまむらたかゆき）

出典：https://www.br-youngracer.jp/

4月に宮島ボートレース場で行われた、G1宮島チャンピオンカップ開設69周年記念でG1初制覇し、近況のリズムは最高潮。この宮島のレースでは2コースまくりで勝った。G1の優勝戦で2コースまくりが出来るというのは、エンジンを仕上げて、絶対勝つという強い信念がないと、なかなか出来ない。この優勝を糧にこれからどんどん伸びていくだろう。

関浩哉（せきひろや）

出典：https://www.br-youngracer.jp/

スピードのあるターンで昨年からSG5節連続、準優勝戦に進出している。特にイン戦が得意で1着率79.4%あり、3連対率は97.1%とほぼ舟券に絡んでいる。また、3コースの1着率が高く、45.4%もあり、3コースになりそうな時は、かなり狙い目になりそう。負けず嫌いな性格らしいので、エンジンが劣勢でも、気合いでスタートは行きそうだ。

大山千広（おおやまちひろ）

出典：https://www.br-youngracer.jp/

レースでの事故により、長期休業していたが、復帰してからの活躍がすごい。4月は4つのレースに出場し、全てのレースで優出し、そのうち2つのレースで優勝した。大村ボートレース場での初の22時を過ぎて優勝戦が行われたため、皆様の記憶にも残っているだろう。その勢いのまま、今節を迎える。女子レーサーの中でも次にSGを獲ると言われている逸材だ。要チェックしたい。

中村日向（なかむらひゅうが）

出典：https://www.br-youngracer.jp/

今節の参加選手の中で登録番号が最若手の選手。以前からチェックしていたが、ここ最近の伸びは半端ない。2月の丸鳴門ートレース場で行われた、第66回四国地区選手権競走で見事、G1初制覇したが、これが登録番号5000番台の選手では初めてになる。注目度が高い選手のため、ここでプレッシャーを跳ね除けれれば、今後さらに伸び、SG優勝するだろう。展開が向かないレースでも、いつの間にか2、3着に来ているような捌きが上手なので、皆様にも覚えておいて欲しい。

豆知識

平尾崇典選手に注目

地元からは11名の選手が出場。
エース、茅原悠紀選手の姿がないのが寂しいが、その穴を埋めるべく、地元選手の頑張りに期待したい。その筆頭は、平尾崇典選手です。まだ周年Vはなく、初の周年Vを狙う。
昨年G1を取り、成長著しい、渡邉和将選手も虎視眈々とVを狙っている。この選手のスタート力は目を見張るものがある。コース不等で、頭で狙いたい選手だ。

岡山支部の注目選手

地元、岡山支部からは2名ピックアップしたい。

守屋美穂（もりやみほ）選手（101期　岡山）

初日のキングドリームにも選出されている。2月の当地地区戦でも優出しており、その時の悔しさを武器に今節も頑張ってくれるだろう。当地で走る際は男女混合戦が多いのだが、逆に女子戦よりも勝率が高い傾向にあり、男女混合の方が燃えるのかもしれない。まだ、G1の優勝がないので、ぜひ地元で優勝して欲しい。

藤原啓史朗（ふじわらけいしろう）選手（112期　岡山）

最近、記念戦線を走ることが多くなり、活躍の場を増やしている。まだSGの出場がないので、ここで結果を残してSGの出場への足がかりにして欲しいで。3コースからの、まくり差しを得意としている。

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ボートレース児島の特徴

基本データ

所在地：岡山県倉敷市児島元浜町６−３
開場：1953年（昭和28年）9月26日
電話投票コード：22#
モーター：ヤマト331型（交換時期：1月頃）
ボート：ヤマトYM-730型（交換時期：3月頃）
開催：デイレース
水質：海水
干満差：あり
チルト角度：-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0

出典：ボートレース公式サイトより

瀬戸内海に面していて、潮位の干満によって、大きく水面状況が変わる。満潮時はうねりが出てきて、舟がバタつきやすく、センターからの攻めが、大きく流れるケースが見られる。反対に、干潮時には穏やかな水面状況になり、スピードを活かしたターンが決まりやすくなる。

児島キングカップ開設71周年記念競争が行われる時は、4日目まではお昼過ぎくらいから、満潮に向い、5日目、最終日は干潮の時間が4日目までより、多くなりそうだ。そのため、予選道中はインコース有利、準優勝戦、優勝戦は外からの攻撃に注意が必要な水面になりそうだ。

最近3ヶ月のデータでは、1コースの勝率が全国平均より少し低めで、54.8%となっている。気になるのは3コース。3コースの決まり手がまくりより、まくり差しが少し多いことだ。そのため、他場より2コースの2着が少ない。狙い目として、1-2より1-3もしくは1-4で狙う方が旨味がありそうだ。

進入については、ここ3ヶ月のデータを見ても基本、枠なりになると考えてよいだろう。

「児島キングカップ開設71周年記念競争」まとめ

出典：ボートレース児島

コロナ規制もだいぶ少なくなり、本場では、初日（5月9日）には、9時30分より、イベントホールにてオープニングセレモニーとキングドリーム戦に出場する選手のインタビューが行われる。最終日（5月14日）には優勝選手インタビューも行われる。他にもたくさんのイベントが行われるので、近場の方はぜひ本場へ足を運んではいかがだろうか。

 

 

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