ボートレースメモリアルとは
概要
ボートレースメモリアルの歴史は古く、第1回の開催は1955年。これはダービーに次ぐ歴史ある特別競走だ。5大SG競走と言われるGRANDE5の3戦目にも制定されている。
2013年の第59回大会まではモーターボート記念という名称で行われ、2014年の第60回大会からボートレースメモリアルの通称が使用されている。
近年はナイター開催場で行われることが多く、今年は2011年に開催された第57回大会(福岡)以来となるデイレースでの開催となる。
出場選手は開催場を除く23場からそれぞれ2名ずつの推薦を行い、5名ほどが施行者希望枠。ここに直前のSGとなるオーシャンカップの優勝者を加えるといったもの。
なお、前年末のグランプリで優出した優先出場選手を含めた形で各地の推薦選手を選ばなくてはならない。
2010年以降の12回の開催のうち、毒島誠選手が3回、瓜生正義選手と寺田祥選手が2回と3人で半数以上の制覇がある。夏に強い選手を探して追っていきたい。
開催日時
8/23(火)〜8/28(日)までの6日間。
優勝賞金
3,900万円(副賞金を含む)
注意事項
8月27日(土)~8月28日(日)の2日間は事前の応募に当選した人のみに入場となっている。
「SG 第68回 ボートレースメモリアル」ドリーム戦
初日(8/23)第12R ドリーム戦
1 瓜生 正義(福岡)
2 白井 英治(山口)
3 平本 真之(愛知)
4 毒島 誠(群馬)
5 馬場 貴也(滋賀)
6 原田 幸哉(長崎)
「SG 第68回 ボートレースメモリアル」注目レーサー
菊地 孝平(きくち こうへい)
スタート力とスリットから1マークまでに揺さぶりをかけ、変芸自在な立ち回りをする菊地 孝平選手。今節では大本命に推したい。
地元での優勝は20回を超えており誰もが認める静岡支部の中心選手だ。2014年には当地でグランドチャンピオンを優勝と実績は十分。
唯一の心配は直前のお盆レースで喫したフライングだが、どんな水面でも走ってきた地元ならば足かせが全速スタートといういい方向になり得るだろう。
坪井 康晴(つぼい やすはる)
直前のお盆シリーズ優出から挑むのは坪井 康晴選手。
その優勝戦では5コースから果敢なまくり。徳増 秀樹選手の抵抗に逢い特大万舟提供となってしまったが、モーター調整については収穫のあるシリーズとなっただろう。
地元での実績も十分で、外からでも配当妙味を連れて上位取りを狙う。
瓜生 正義(うりゅう まさよし)
グランプリ獲得の翌年は苦戦するというジンクスがあるが、瓜生 正義選手も今年、ここまで優勝の2文字に届いていない。
一般戦でも機力に苦しむケースがあり、不完全燃焼が続いている。
10年前のモーターボート記念優勝や2019年の常滑オーシャンカップ制覇とこの時期を苦にしないだけに、今年終盤に向けても集中して臨みたい一戦だ。
馬場 貴也(ばば よしや)
ボートレース浜名湖はバック側が広く広がった艇間をまくり差してくるケースが多く見られる。そんな展開を突き上げたいのが馬場 貴也選手だ。
コース不問でスピードをもったまくり差しとターン出口からのウイリーで桁違いの出足。
今年優勝6回の勢いも好印象だ。約2年半ぶりの当地出場だが期待したい1人だ。
原田 幸哉(はらだ ゆきや)
当地で2004年のグランドチャンピオンを制している原田 幸哉選手。
今年はボートレースオールスター優勝で賞金ランキングトップとなっており、更なる上積みを図りたい。夏場に入った7月以降でも3度の優出と流れも十分。
昨年3月の周年で苦戦して以来の浜名湖となるが今年はやれるはずだ。
中島 孝平(なかじま こうへい)
昨年3月の周年では十分な機力に仕上げ3年ぶりのタイトル獲得となった中島孝平選手。直前の三国お盆シリーズの大活躍で一気にSG制覇を狙う。
そのお盆シリーズは6枠での2走が3着となった他を全て1着でゴール。気温に合わせた調整で仕上がっていた印象だ。
周年制覇以来の浜名湖で大暴れを期待したい。
「SG 第68回 ボートレースメモリアル」注目モーター
62号機
2節前にノビ型調整を好む下出 卓也の調整でスリット付近のノビが強烈。
元々はスリット付近より直線足が良かったモーターでしたが少しタイプが変わった印象があります。直前節では坪井 康晴がダッシュで見せ場を作るレースが多かっただけに気配が依然として上々。
15号機
2節前に笠原 亮が優勝をした際のモーター。優勝戦で鮮やかな4カド戦からわかる通りスローよりもダッシュでのノビ型モーターです。
直前節でもそのノビを生かした調整とレースを伊藤 将吉が続けていたことからトップレーサーが集まるボートレースメモリアルでも全速戦からのレースを連発なるか?
13号機
元々は中堅レベルで目立っていたモーターではなかったが、直前に菊地 孝平が使用して能力が一変。スリット付近、直線の足、ターン回りのスムーズさなどケチの付けようがない仕上がり。
本来このモーターを使用した菊地の優勝が濃厚とされた中で準優勝戦での痛恨のFにより優勝進出歴が雲隠れ状態。
情報がバレるまえに狙っておきたいモーター。
「SG 第68回 ボートレースメモリアル」豆知識
浜名湖のSG·G1ウィナーたち
広い水面に風の影響。浜名湖の攻略にはクセがある。そんな中で過去10年のSGやG1を制した選手をまとめておきたい。
SGでは2015年のボートレースダービーを地元の菊地 孝平選手が優勝。その他3つのSGで優勝の井口 佳典選手が不在なのは残念でならない。
周年を制してるのは
深谷 知博
山口 剛
菊地 孝平
柳沢 一
茅原 悠紀
中島 孝平
の6選手。
このうち深谷選手は2014年の61周年と2020年の66周年の2回優勝だ。この他、2015年の東海地区選手権で平本 真之選手が、2018年のヤングダービーで関浩哉選手が、2020年のクイーンズクライマックスで平高 奈菜選手が優勝と今節も浜名湖に縁のあるビッグレース覇者が揃っており楽しみな戦いとなりそうだ。
初のメモリアル 久々のメモリアル
ボートレースメモリアルは施行者希望枠から5名、その他の各場から2人ずつの推薦となるため実績ある選手が集うため同じ選手が何回も出場することが多い。
その中で今年は5名の初出場選手と2人の久々に出場する選手がいる。
初出場
椎名 豊(オーシャンカップ優勝)
土屋 智則(桐生)
安達 裕樹(津)
海野 康志郎(下関)
村上 遼(大村)
久々
田口 節子(児島・10年振り)
森永 淳(唐津・14年振り)
椎名選手と村上選手は若手とも言えるが他3名はめでたく初出場。
久々の2人は10年以上ぶりにこの舞台に帰ってきた。来年以降にも選ばれるよう確かな爪痕を残したい。
まさかのフライング
ボートレースメモリアルを目前に控えた8月中旬、各地ではお盆レースが開催されていた。勝たなくてはならないという看板レーサーや成長を見せたい若手選手が勢い余ってフライングに散るというケースは多々ある。
今シリーズに出場予定の2選手もまさかの勇み足に散った。
1人目は前述の菊地孝平選手。もう1人は毒島誠選手だ。
毒島誠選手と言えば2013年のオーシャンカップからここまでSG連続出場記録を続けてきたが遂に終わりを迎える時が来てしまった。
SG初優出から休むことなく挑んできたシリーズはなんと73。今まで続けたことに賞賛の言葉しかないだろう。初タイトルを獲得したボートレースメモリアルだからこそ活躍する姿を見せて欲しい。
ボートレース浜名湖の特徴
基本データ
所在地:静岡県湖西市新居町中之郷3727−7
開場:1953年8月7日(昭和28年)
電話投票コード:06#
モーター:ヤマト331型(交換時期:4月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:9月頃)
開催:ナイターレース
水質:汽水
干満差:多少あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+2.5、+3.0
ボートレース浜名湖の水面特性
引用元:ボートレース公式サイトより
ボートレース浜名湖は静岡県湖西市にあるボートレース場。ウナギの名産地としても有名な浜名湖の南西部に位置している。
ボートレース浜名湖の最大の特徴はバック側の水面の広さだ。1マークからバック側は126mとホーム側の3倍近くあり思い切って握り込める。
1マークとスタンドの距離は標準だが1マークの奥行きもしっかりとあり、様々なレース展開を楽しむことができる。周りに隔てるものが少ないため風の影響を受けやすく、そのため1コースの1着率が52.6%と過去1年では下から6番目の成績となっている。
最近では2.3コースの1着率は高くなっており、今シリーズでも積極的に狙っていきたい。また5コースの3連対率は戸田に次いで2番目の成績となっている。
バック側が広いため差し場は十分で、まくり差しで迫ることが多くなっている。
「SG 第68回 ボートレースメモリアル」まとめ
全24場から推薦を受けた精鋭が集う伝統のある大会。一年で最も暑いと言われる時期に加えて久々のデイレースでの開催。
近況の気温でも対応している選手や夏場のビッグタイトルを手にしている選手たちが活躍するのではないだろうか。
広大な水面で暑さも風にも打ち勝ち勝負の秋に勢いづけるのは一体どの選手となるだろうか。乞うご期待。
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フネログ事務局

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