G1 関東地区選手権とは
概要
通常は2月に行われる関東3支部による地区選手権。優勝選手にはその年のボートレースクラシックの優先出場権が与えられる。
過去20回の大会を見ると優勝選手の支部は群馬5勝、埼玉9勝、東京6勝と東京支部が1歩リード。特に埼玉支部は中澤 和志選手の連覇や平石 和男選手が2回優勝。
さらに桐生 順平選手が2016.19.21と3度制覇している。今回の舞台となる桐生での戦いは2017年に江口 晃生選手が優勝。再び地元の制覇なるか。
開催日時
2/7(月)〜2/12(土)までの6日間
優勝賞金
480万円(副賞金を含む)
注意事項
会場はマスクの無い人や37.5度以上の熱がある人、明らかな体調不良の兆候が見られる人の入場を禁止。
「G1 第67回 関東地区選手権」ドリーム戦
初日(2/7)第12R ドラキリュウドリーム
1 3590 濱野谷憲吾 東京
2 3622 山崎智也 群馬
3 4573 佐藤翼 埼玉
4 4075 中野次郎 東京
5 3983 須藤博倫 埼玉
6 4787 椎名豊 群馬
2日目(2/8)第12R ドラ恋ドリーム
1 4444 桐生順平 埼玉
2 3159 江口晃生 群馬
3 3978 齊藤仁 東京
4 4188 久田敏之 群馬
5 4688 永井彪也 東京
6 3952 中澤和志 埼玉
「G1 第67回 関東地区選手権」注目レーサー
山崎 智也(やまさき ともや)
過去に関東地区選手権は2度の優勝。今なお人気の高い山崎 智也選手。
かつての活躍を考えれば物足りなさは否めないが昨年のGWシリーズを制しているように地元水面ならば期待感は高まる。
ここ2年でSG出場は3回のみ。ここは毒島誠選手不在ならば十分に主役を担う活躍を見せて欲しい。
江口 晃生(えぐち あきお)
群馬支部のベテラン江口晃生選手。全国有数のイン屋であり、どんなレースでも内寄りのコース取りに動いてくる。もちろん捲られてしまうこともあるが、的確な差し抜けから波乱を演出することも多々見られる。
今回は地元戦とあって深い位置からでもスタートを決めてくるだろう。どんな枠でも舟券に絡むチャンスだ。
久田 敏之(ひさだ としゆき)
かつて2017年のボートレースダービーでは予選トップ通過も経験している久田 敏之選手。残念ながら準優勝戦でのFとなったが、きっかけ1つでSG戦線でも十分に活躍する実力を持つ。
年始も2連続優勝と絶好のスタートを切った。デビューから丸20年。悲願の初G1へ向けての活躍を期待する。
秋山 直之(あきやま なおゆき)
旋回力はボート界トップクラスのものを持つ秋山 直之選手。やはり課題はスタートだが、地元水面ならばもたせることができるはずだ。
直前節の丸亀G3では予選トップ通過からの優勝。準優勝戦や優勝戦では0台のスタートも見せており気合い十分。関東地区選手権2度目の優勝を期待する。
桐生 順平(きりゅう じゅんぺい)
直前の地元周年は道中逆転で優勝。通算1000勝のダブル快挙達成となった桐生 順平選手。
昨年の関東地区選手権はクラシックへの最終便の切符を見事に手にして21大会連続SG出場を継続した。当地は昨年9月の65周年を制しており不安要素も一切なし。4度目の地区選手権制覇へ視界良好だ。
濱野谷 憲吾(はまのや けんご)
昨年のオーシャンカップ優勝者、濱野谷 憲吾選手。一時期離れていた賞金王決定戦にも5年で2度出場と復調してきた。年始の江戸川では痛恨の勇み足となったが、それでもスタートは決まっており心配する必要ないだろう。
当地は1997年の41周年と2009年の53周年で優勝。2019年のチャレンジカップでも準優勝と活躍し続けている舞台。今なお健在のスピードターンで活躍を期待したい。
「G1 第67回 関東地区選手権」注目モーター
24号機
使用開始から3人目となった三浦 敬太選手が8勝2着1回で優勝。スリット後のノビが良く多少スタートが悪くとも伸び返す力があります。
36号機
お正月の群馬ダービーにて毒島 誠選手が優勝を決めたモーター。毒島選手が整備を行っているという点が非常に魅力です。
39号機
新モーター使用開始の最初の開催で優勝したモーター。全体的な仕上がりが良いがその中でも現段階では特にパワーを高く感じる。
センター枠からガンガン捲っていける選手の使用が期待されます。
「第67回 関東地区選手権」豆知識
冬場の荒れ水面を味方に 群馬支部
今回の舞台となる桐生をホームにする群馬支部の選手たち。今年は11人の選手が挑む。人数としては東京支部よりも少ないが、かなり期待の持てる面々だ。
先に挙げた選手以外では安定感のある土屋 智則選手やパンチ力ある椎名 豊選手。
さらにオールドルーキーとして有名な上村 純一選手に成長株の金児 隆太選手ら若手にも注目したい。風が強くなれば走り慣れた群馬支部にチャンスが広がる。
過去の関東地区選手権覇者たち
関東地区選手権では埼玉支部が複数回優勝する選手中心で、東京支部の優勝選手はバラバラとなっている。
東京では中野 次郎選手、飯山 泰選手、濱野谷 憲吾選手、三角 哲男選手、石渡 鉄兵選手が優勝経験者。
群馬支部は山崎 智也選手が2度の制覇。江口 晃生選手、秋山 直之選手、金子 拓矢選手も優勝歴がある。
関東地区選手権では地元制覇と他地区選手の制覇が半々ほどで、今年の行方にも注目したい。
クラシックの出場権保有者
昨年は桐生 順平選手がラストチャンスをものにしてボートレースクラシックの出場に漕ぎ着けたが、やはり出場権を持っているか否かは重要な焦点となる。
濱野谷 憲吾 選手
桐生 順平 選手
永井 彪也 選手
大池 佑来 選手
栗城 匠 選手
佐藤 翼 選手
椎名 豊 選手
長田 頼宗 選手
中野 次郎 選手
が既に権利を持つ。昨年は東京支部の若手選手が活躍した印象だ。
また、山田 哲也選手が予備3位。繰り上がるか微妙な位置であり、他場も含めて優勝者の動向が気になる。
ボートレース桐生の特徴
基本データ
所在地:群馬県みどり市笠懸町阿左美2887
開場:1956年(昭和38年)11月8日
電話投票コード:#01
モーター:ヤマト331型(交換時期:11月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:7月頃)
開催:ナイターレース
水質:淡水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0
ボートレース桐生の水面特性
ナイター開催場の中でも度々波乱が見られるボートレース桐生。標高が高く調整が難しいことや、1マークのスタンド側及び奥行の狭さによって内側が窮屈となることも考えられる。
過去1年のデータでは蒲郡と同等の1コースの1着率や3連対率でナイター開催のレース場としては低めなっている。(全国的に見れば中間よりやや下とも言える。)またこの時期の桐生では北西からの強い風を受けてのレースとなることも多い。その場合には追い風となり、周回短縮や安定板装着でのレースとなって、選手の調整はもちろんレース展開にも大きな影響を及ぼしてきそうだ。
インの相手としては1-2.1-3の差が他の場に比べてあまりない。これは1マークのバック側は広く、思い切り握り込めるという特性から考えられる。配当面での期待も加味するならば1-3中心の組み立てがいいだろう。波乱を狙うなら風の影響が少ないならばセンター3.4.5コースの1着狙い。また、先程の季節風による追い風が強いなら2.4コースの差しも有効となる。
「G1 第67回 関東地区選手権」まとめ
冬場は風によって様相が変わるボートレース桐生。水面が荒れる可能性もあるだけにまずは無事に6日間が行われることを祈る。優勝すればボートレースクラシックの出場権が得られるという最後のチャンス。
昨年は桐生 順平選手がそのラストチャンスをものにしてSGの連続出場を継続とした。今年もどんなドラマが生まれるのか注目したい。
フネログ事務局
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