■海水

海沿いに建てられている競艇場の水は海水であり、淡水と比べて艇が浮きやすいため、体重が重いレーサーは海水のほうが力を発揮しやすい。

■回転数

モーターが1分間に回転する数のこと。現行のエンジンは最高で6600回転する。回転数が少ないとパワー不足になり、回転数が多すぎると艇の制御がしづらくなるため、うまく調整する必要がある。

■確定

レースの順位や払い戻し金額が正式に決まること。

■拡連複(拡大2連勝複式)

1〜3着までの2艇を着順関係なく当てること。的中確率は3/15。

■カマシ

スタート時に後ろから勢いをつけてダッシュすること。

■カド

スタートダッシュをした艇のなかで1番内側にいる艇のこと。

■カド受け

スタート時に1番外側にいる艇のこと。

■かかり

ターンをするときにプロペラとボートがうまく水を捉えて旋回できているかということ。かかりがよいと小回りの効いたターンができ、かかりが悪いと遠心力で艇が外側に流れてしまう。

■カベ

3コースより外の艇がまくりに入ったとき、内側にいる艇が壁となって侵入をブロックすること。

■かぶる

風の抵抗を和らげるため、体を低くして艇に乗る体勢のこと。

■カポック

レーサーが着用している救命胴衣のこと。発泡ポリエチレン、FRPなどが素材として使われている。

■カウリング

コックピットの周りに装着する人身事故を防止するためのカバー。

■競技規定

ボートレースを安全に正しくおこなうためのルール、法律。

■記念レース

G1以上のレースのこと。年間で50回ほど開催される。

■企業杯

企業がスポンサーになって開催するG3のレース。成績上位者が多く出場し、A級レーサーが約半数を占める。

■期

ボートレースでは1年間を前期、後期に分けており、1〜6月が前期、7月〜12月が後期。事故点は期ごとにリセットされる。

■級別

全レーサーが半年ごとの成績によって分けられる4つのクラスのこと。上から順にA1級、A2級、B1級、B2級の4階級がある。全レーサーのなかでA1級20%、A2級20%、B1級50%、B2級はそれ以外のレーサー。級が上がるにつれてビッグレースに出場できる可能性が上がる。

■級別審査

全レーサーの級別を決めるためにおこなわれる審査。級別審査は毎年2回、5月1日〜10月31日、11月1日〜4月30日におこなわれ、勝率、出走回数、事故率などを元に級別が決定する。

■キャブレター

モーターについている部品の1つ。スロットルの握り込みやエンジンの立ち上がりが悪いときなどに調整することが多い。

■キャリアボデー

モーターについている部品の1つ。モーターの内部を冷やす役割やマフラーから出る排気ガスを排出する役割を持つ。

■ギヤケース

垂直方向に回転しているモーターを、水平方向の回転に変える部品。

■キャビる

旋回時にペラの先端に気泡が大量に発生することで、 ペラが空転し、推進力がなくなり失速してしまう状態。

■救命胴衣

レーサーが落水したときに身を守る道具。衝突の衝撃を和らげるためのプロテクターが肩や胴体についている。

■決まり手

1着を取った艇の勝ち方を指す。決まり手は全部で6種類あり、「差し」「逃げ」「まくり」「まくり差し」「抜き」「恵まれ」がある。

■切り返し

後方を走っている艇がターンマークを回る際に、外側から内側もしくは内側から外側に進路を変え、前方の艇を抜きにかかる戦法のこと。

■競争水面

ボートレースがおこなわれる艇が走る水面のこと。

■教官

ボートレーサー養成所の教師のこと。教官は「日本モーターボート競走会」に所属しており、1年間ボートレーサー養育所でさまざまな訓練を受ける。

■クランクシャフト

モーター部品の1つ。モーターのピストン運動による前後運動を回転運動に変える棒状の軸。

■空中線

スタートラインと第2ターンマークの間に張られている旗がついたロープのこと。スタートラインの手前5mには赤、白の旗、45mには黄、白の旗、80mには青、白の旗が設置されている。

■グランプリ

SGレースの1つで年間のNo. 1レーサーを決める。年間獲得賞金ランキング上位18名が出場し、そのなかから優勝戦に出場した6名で優勝戦をおこなう。優勝戦出場レーサーは翌年のチャレンジカップ、グランプリ以外全てのSGレースに優先的に出場できる。優勝戦に出場できなかった7〜12位のレーサーはグランプリシリーズに合流し、シリーズ復活戦に出走する。

■グランプリシリーズ

SGレースの1つでグランプリと同時期におこなわれる。グランプリ出場者を除く、年間獲得賞金ランキング19〜60位のレーサーが出場できる。1〜4日目までが予選、5日目に準優勝戦、最終日にシリーズ優勝戦が開催される。

■クイーンズクライマックス

「賞金女王決定戦」とも呼ばれる女子レーサーの最高峰である優勝賞金1,500万円を懸けたプレミアムG1レース。1月1日からチャレンジカップ、レディースチャレンジカップ終了日までの獲得賞金ランキング上位12名の女子レーサーが出場できる。

■クイーンズクライマックスシリーズ

1月1日からチャレンジカップ、レディースチャレンジカップ終了日までの獲得賞金ランキング上位13〜54位の女子レーサー42名が出場できる。

■グレード

レースの格付けのこと。5種類のレースに分けれており、格式が高い順に「SG」「G1」「G2」「G3」「一般」と呼ぶ。

■欠場

レースがスタートする前までにトラブルや違反を犯した艇が出場できなくなること。欠場が発生したレースの舟券は全て払い戻される。欠場の条件は、・病気、怪我・装備、装着違反・フライング・待機時の転覆、落水、沈没、火災・スタート時の転覆、落水、沈没、火災、エンスト・スタート前、スタート時の著しい速度低下・出遅れ ・侵入規則違反・展示不合格

■減音

エンジンの騒音を抑えるためのモーター。現在は24箇所全ての競艇場にあるモーターが原音モーターになっている。

■コース

競艇のレースがおこなわれる航路のこと。1周600mの長さで1番内側を1コースと呼び、外側に行くにつれて2〜6コースと呼び方が変わる。

■コース取り

スタート前に自分が走りたいコースを主張する行動。強引にコース取りをしてしまうと待機行動違反を取られる可能性もある。

■コース別勝率

競艇場のコースごとの勝率。

■航跡

艇がコースを走ったあとにできる引き波のこと。引き波が起こると水面が不安定になるため、レーサーの技術やモーターのパワーが必要になる。したがって、レーサーは基本的に航跡を避けて走る。

■交差旋回

外側から内側に鋭く入り旋回すること。「差し」をも呼ばれる。

■今節

当該レースが開催される期間のこと。レースが開催されている7日間のことを節と呼ぶ。

■高配当

オッズが高く払い戻し金が高額になること。

■甲板(こうはん)

船舶の上部に張られている木や板でできた床のこと。船の強度を上げる効果や水はけをよくする効果がある。別名「デッキ」。

■5m標識ポール

スタートラインから5mの位置に設置されている赤と白の標識ポールのこと。ポールには赤と白の小旗がついており、レーサーは小旗の揺れを見て風向きや風速を計算している。

■小回り防止ブイ

レーサーの小回りを防止するためのブイで、別名「オレンジブイ」。スタート後のコース取りは、ブイを反時計回りに回って侵入する必要がある。

■コロガシ

1レース目に得た配当金を次の2レース目に全額ベットすること。

■ゴール

コースを3周してスタートラインを超えた時点でゴールとなる。


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