リモートワーク時代の流れもありネットを通じて全国各地の先輩、後輩レーサーたちが交流関係を結ぶということが当たり前となった昨今のボートレース界。
お互いの意見、考え方の交換はもちろんのこと、趣味や動画活動といったこれまでではなかった交流を楽しむファンもいる一方で「どこか生ぬるい関係性」、「選手同士の熱い戦いの文化が失われていく」という違和感を感じている人も恐らく存在している事でしょう。
そんな中で自らを「賭け事の対象」と言い切り「横のつながりだけではなく、もっと個人がファンのために走ることを大切にして欲しい」という強気なレースでファンを沸かせる孤島の戦士田頭 実選手について今回は紹介をしていきます。
田頭 実とは
選手情報
選手情報は以下の通りとなっています。
選手名 | 田頭 実(たどう みのる) |
登録 | 3257 |
生年月日 | 1967年03月29日 |
支部 | 福岡支部 |
出身 | 福岡県 |
期 | 58期 |
主な同期 | 三角 哲男・平石 和男 |
師弟関係 | 水摩 敦 |
補足
「ミスター若松」という呼び名で親しまれるベテランレーサーで1999年には当地にてSGオーシャンカップを制覇。
未だに伝説として語り継がれている2005年にボートレース若松にて行われたG1ダイヤモンドカップでは、フライング3本持ち(180日休み残し)かつ引退勧告とも言われている4本目のフライングを恐れぬスタートを連発。終わってみてれば史上初となるF3本持ちでのG1優勝という偉業を達成。
ピット離れから果敢にコースを主張する「イン屋」としても有名である一方、「自らにお金を賭けてくれている人の想いや期待を背負って走ることが使命」という持論があり例えどんな状況にあっても全力を出し切ることを最大の武器としている。
田頭選手の弟子は同支部の水摩 敦選手。デビュー当初から師弟関係を組んでいる。
「師匠以上に若松で活躍したい」ということを公言しており、2008年の初優勝時には当地にて師匠の田頭選手、原田 富士男(現 引退)、瓜生 正義、西山 貴浩ら豪華選手を相手に大外6コースから強烈な捲りをお見舞いして大波乱を引き起こした。
ノビ型の調整を好む選手で捲りを得意とする一方、師匠の田頭選手同様にフライングを恐れすぎない走りをすることからスタート事故も多い一面を持つ。
こんなときに買う
コースを果敢に奪いレースの主導権を握る田頭選手の買い時を見ていく。
イン速攻と2コースじか捲り狙いの強気な踏み込み
まず大前提として4枠より外の場合、ほぼ進入で動きを見せて抵抗されない限りは進入は1コースから3コースがほとんどを占める。
当然これだけ主張が強いのであればモーター、ペラの調整はスリット付近を重視した仕上げを一貫とする事が出来るのでイン戦には場を問わず非常に強く、上述の通り自分のスタートに絶対的な自信を持っている事とフライングを何本持っていてもそのことを恐れない強気な姿勢でレースをしている事から好成績を記録。
更に、自らの進入がきっかけとなり深くなったインの選手がスタート付近を慎重に行くところを全速で仕掛けていきじか捲りを炸裂させることで内の艇を倒す戦いも得意とすることから外の艇を2列目以降の相手に加える馬券を組み立てると良い。
若松では無条件で買い続ける
「ミスター若松」と称されるとおりボートレース若松では無類の強さを誇ります。水面の戦い方、モーターやペラの調整、そしてスタート・・・全てにおいて当地を知り尽くした走りで他を圧倒します。
ファンからの人気も高い選手なので売り上げを作れるように番組マンも勝ちやすいレースを組んでくれる事が多く節間の好成績にもつながりやすい傾向がある。
上述の話にも繋がりますが、ボートレース若松の田頭選手のイン戦はほぼ鉄板という考えでもよいかもしれません。
買いにくい条件
強気なレースを武器にしている田頭選手ですがそれはときに災いを呼ぶことも・・・。
同型との兼ね合い
自らのイン戦にプレッシャーを与えるために動く選手がいるときや、自分と同様にインを狙っていく同型の選手がいた場合はどうしても弱い。これは自らが深インになったり、自らが抵抗したことで主張した側が深くなりすぎて外の艇に捲られてまき沿い事故になるリスクも隣りあわせとなってくることが原因として考えられます。
ただしこれに関してはイン屋を売りにしている選手に共通している考え方で「自分がこうすることをわかって舟券を購入してくれるファンのため」という考え方から自らが引けば勝利する確率が上がったとしてもポリシーに反することはしたくないという持論があるそうです。
また、ペラ、モーターの整備が上手く自分の形に仕上げるのは得意といえど足の悪いモーターを仕上げる事が出来ない際はスリット付近での弱さが出て得意の条件であっても取りこぼしたり、記念クラスが相手だと簡単に捲らせてもらえないので舟券を予想する上でそのレースの相手関係や進入の想定をよく考える必要があります。
まとめ
風貌、発言、レーススタイル、考え方・・・ボートレースが「競艇」と呼ばれた時代を生きてきた選手を体現する田頭選手。
人によっては「古臭い」、「時代遅れ」と言う考え方も出来る一方で、選手の原点である「ファンを第一に考えその期待を背負って走っている」という考え方を支持する人も多くファン投票によって選出されるSGボートレースオールスターでも上位にて出場が叶うというのは言うまでもないだろう。
全てのレースを全力で挑み続ける男の走りにこれからボートレースを始めたという人も是非ともその走りの虜になってみてはどうだろうか?
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フネログ事務局

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