東海地区選手権とは
概要
東海地区である静岡支部、愛知支部、三重支部の3支部4場の選手によって争われる。開催場はその地区のボートレース場で持ち回りとなる。
通常2月に開催され、優勝者には翌月のボートレースクラシックの出走権が与えられる。東海地区は層の厚い静岡支部と愛知支部があるため、基本的に出場選手はA1選手がほとんどだ。
東海地区選手権での優勝者は三重支部→愛知支部の三連覇→三重支部→静岡支部の三連覇と固め打ちが多くなっているが、その三重支部優勝が前回、そして前々回に津で行われた際の地元·井口佳典選手の優勝である。井口佳典選手不在ではあるが今回も地元選手の活躍が期待される。
開催日時
2021年2月6日(土)から2月11日(木·祝)までの6日間
優勝賞金
優勝賞金は450万円
注意事項
現在、ボートレース津では新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、来場の際にはマスクの着用や入場の際の手指の消毒をお願いしている。また、緊急事態宣言の発出されている地域からの来場を自粛をお願いしている。場合によっては入場規制も可能性があると思われるため、体調が優れない場合や無理な移動で現地に向かうことは避けて頂きたい。
【G1】第66回 東海地区選手権 ドリーム戦
続いてドリーム戦出走予定選手を紹介していく。
ツッキードリーム 初日(2/6)12R 枠順
コース | 登録番号 | 選手名 | 支部 |
1 | 4344 | 新田雄史 | 三重 |
2 | 4337 | 平本真之 | 愛知 |
3 | 3959 | 坪井康晴 | 静岡 |
4 | 4074 | 柳沢一 | 愛知 |
5 | 3984 | 坂口周 | 三重 |
6 | 4586 | 磯部誠 | 愛知 |
ツックンドリーム 2日目(2/7)12R 枠順
コース | 登録番号 | 選手名 | 支部 |
1 | 3960 | 菊地孝平 | 静岡 |
2 | 3941 | 池田浩二 | 愛知 |
3 | 3744 | 徳増秀樹 | 静岡 |
4 | 3946 | 赤岩善生 | 愛知 |
5 | 4494 | 河合佑樹 | 静岡 |
6 | 4808 | 松尾拓 | 三重 |
【G1】第66回 東海地区選手権 注目レーサー
新田雄史(にった ゆうし)
井口選手が不在となれば、地元勢の中心となって活躍を期待される新田雄史選手。昨年11月の周年で連続優出は途切れたものの、2019年11月からは地元では4連続優勝を含む6連続優出と近況の活躍は素晴らしかった。
今年の正月シリーズでもパーフェクトVの井口選手に及ばなかったとはいえきっちり準優勝。ここから再び連続優出をとなるだろうか。得意舞台で地元の意地を見せる。
坂口周(さかぐち めぐる)
昨年はボートレースクラシックでSG初優出3着、グランプリシリーズ戦で再び優出し準優勝とした坂口周選手。優勝こそ年末の桐生のみであったが収穫の多い1年だったのではないだろうか。
一般戦中心とはいえ地元は近況5節で4優出し、その中には昨年11月の周年も含まれている。強豪相手に戦った昨年の経験を生かし、地元周年制覇を目論んでいる。
松尾拓(まつお ひろむ)
昨年は自身最多の年間4度の優勝を遂げた松尾拓選手。年間での勝率も7点を初めて超えている。今期に入ってからは大敗続きの節もあったが、一方で連対を量産する姿も多く見られた。期待を集めて2日目ドリーム戦は唯一の地元勢として戦うこととなる。
次世代の三重支部を担う選手となるためにも今節での活躍は期待したい。
池田浩二(いけだ こうじ)
先月の唐津周年では優勝戦6コースからの進入となったが、展開を的確に捉え見事優勝した池田浩二選手。昨年の東海地区選手権では実況が驚愕するほどの出足で差し切って2コースから優勝した。
昨年12月にフライングを喫しているが既に今年V2とその影響は全く感じさせない。F休み前最後の1節となるがリズムの良さで連覇に挑む。
菊地孝平(きくち こうへい)
前述の池田浩二選手に捉えられ敗れた昨年の東海地区選手権から1年。リベンジに燃えるのが菊地孝平選手だ。昨年は2月の多摩川周年と10月の児島周年を優勝も8月の地元戦で2年続けてのよもやの勇み足。それでも平均スタートは.12と抜群の切れ味だ。
強い向かい風が予想される今節、この人のスタート力がどんなレースを生むか楽しみだ。
平本真之(ひらもと まさゆき)
昨年11月の当地周年で準優勝としている平本真之選手。東海地区続きの11月に好調を維持してグランプリに駒を進め、昨年のファイナリストに名を連ねた。愛知支部でありながら意外にも当地の出走回数は少ない。それでも2連対率は5割の数字を残している。
年始は関東の周年で今ひとつ乗り切れなかったが、昨秋のように東海地区に戻れば急上昇ということもあるかもしれない。
【G1】第66回 東海地区選手権 豆知識
井口佳典選手が不在!?一体なぜ!?
津で開催の東海地区選手権。地元·三重支部の大将、井口佳典選手の名前がドリーム戦はおろか、出場選手の中にも名前がない。驚いた方も多いのではないだろうか。実は井口選手はフライング休みなのだ。
「え?最後のフライングは去年8月の下関SGでは…?」
という声も挙がるだろう。そのフライング休みがまだ残っている。
本来であれば11月21日から12月20日までの30日間だが、井口選手はグランプリに出場している。前検を含めた7日間が賞金王や賞金女王に出場選手に出場した選手の特例として後から(2/3-2/9に)消化ということになっているのだ。
最近では昨年末のクイーンズクライマックスに出場した大山千広選手が年始の徳山に斡旋がされていて一部では話題になっていたが、それと同様の特例が適用されていたこととなる。大山選手の場合、F2による長期の休みだったため気づいた方も多かったが、井口選手の場合にも適用されていたとは気づいている方は少数だったかもしれない。
奇しくも戸田の周年が2日目で打ち切りとなっているため、もしそこで消化がされていれば…ということも考えられる。
大将不在も、地元選手の活躍に期待をしたい。
地元で奮起を期待する選手
上記のドリームに出場する3選手以外にも個性的なメンバーがスタンバイ。ベテランの間嶋仁志選手はコース取りに注目。外枠からなら動きを見せてくる。またスローのスタートは安定している。
イン戦に強い荒川健太選手は昨年地元で5節登場しているが1コースの2連対率は100%だ。2018年の事故率の問題で2019年はB1まで降格したものの、A1に戻ると徐々に頭角を表している岡祐臣選手も安定した走りに期待できる。
双子の兄·松尾充選手も弟には負けていられない。地元女子の塩崎桐加選手と高田ひかる選手の2人は女子選手の中でも攻撃力は高い。相手は強いが、あっと言わせるスタート構成まで考えたい。
高配当の使者は誰だ!キーマンを探る
地元の間嶋仁志選手や静岡支部からは昨年SG初優勝した徳増秀樹選手、愛知支部からは仲口博崇選手らがコース取りに動いてくることだろう。一方で東海地区にはスタート巧者や破壊力抜群の選手が多い。
ドリーム戦出場の菊地孝平選手はもちろん、松下一也選手に星栄爾選手、谷野錬志選手らは4.5コースで怖い存在。さらに愛知支部ではとにかくスタートの早い野中一平選手、佐藤博亮選手。成長著しい黒野元基選手や前田篤哉選手と若手が鍵を握っているはずだ。
主力メンバーがオールマイティな選手が多いからこそ、特色ある選手たちがどこまで上位に食い込んでくるかによって配当面では大きな違いが出てきそうだ。
ボートレース津の特徴
基本データ
所在地:三重県津市藤方637
開場:1952年07月04日(昭和27年)
電話投票コード:#09
モーター:ヤマト331型(交換時期:9月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:8月頃)
開催:デイレース
水質:汽水
干満差:なし
【G1】第66回 東海地区選手権 まとめ
地元大将不在の地区戦となったが、それを一丸となって埋める地元勢。強風という特徴をある種の味方につけ強豪揃いの静岡·愛知勢を迎え撃つ。
一方、スタート力の高い選手豊富な両支部の選手はどこまで風を読み攻撃していくか注目だ。SGクラシックへ向けての最後の権利取りの戦いは津から始まる。

フネログ事務局

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