「SG 第49回ボートレースオールスター」展望

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展望

ボートレースオールスターとは

概要

第1回の開催は1972年と歴史は深い。現在は通称である「ボートレースオールスター」や「オールスター」と呼ばれる事が多くなっているが、オールドファンには「笹川賞」という名の方が親しみがあるだろう。

この「笹川」とはボートレース生みの親である日本モーターボート競走会連合会の会長も務めた「笹川良一氏」の名前からである。他のSGが選手自身の実績や結果、あるいはそれによって各場の推薦によって選出によって出場選手が選ばれるのに対し、本競走はファン投票によって選手される。

出場選手は開催年前期A1級である選手を対象としたファン投票が開催年の1月下旬頃より行われ、優先出場選手を含む49名が選出。その他、委員会選考選手の3名(通常はファン投票で49名に続く票を得た選手)が加わり52名が出場となる。

なお、後述のように近年の女子レーサー人気によって「52位」までの選手が必ず出場できるというものでもない。

ボートレースオールスター最終日は多くが中央競馬のG1「東京優駿(ダービー)」と同じ日に行われるとあって競技は違えど非常に盛り上がる日となっている

 

開催日時

2022年05月24日(火)~05月29()までの6日間

優勝賞金

3,900万円(副賞金を含む)

注意事項

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、ボートレース宮島(本場)ではレース期間中入場者数を2,000名に入場を制限。

5月28日(土)~29日(日)は混雑が予想されるため、事前抽選にて選ばれた2,000名の限定来場となります。

 

「SG 第49回ボートレースオールスター」ドリーム戦

初日(05/24) ドリーム戦 枠番

1 4238 毒島 誠 群馬
2 4371 西山 貴浩 福岡
3 4482 守屋 美穂 岡山
4 3941 池田 浩二 愛知
5 3987 白井 英治 山口
6 4450 平高 奈菜 香川

 

「SG 第49回ボートレースオールスター」注目レーサー

毒島 誠(ぶすじま まこと)

毒島 誠

出典:http://www.boatrace.jp/

 

ファン投票で初の1位を獲得した毒島 誠選手。3年連続でドリーム戦に選ばれ続け、遂に1枠で初戦を迎えることとなる。過去のオールスターは2020年に優出3着となるまで苦戦傾向。しかし今年は多くのファンからの声援が後押しとなるだろう。

2015年には大渦大賞(鳴門周年)の代替開催が当地で行われた際に優勝と水面への心配無用。2年連続でファン投票1位の優勝なるか。

 

西山 貴浩(にしやま たかひろ)

西山 貴浩

出典:http://www.boatrace.jp/

 

オールスターとあって注目せざるを得ないのがお祭り男の西山 貴浩選手。ファン投票2位が発表された際には「2番でいいんです。人生送りバント。」などと話していたが、2番だって特大のホームランを飛ばしてもいいのではないだろうか。

近況、やや調子を落としていた時期もあるが、ようやく若松のゴールデンウィークシリーズを優勝。ここからの戦いに期待したい。

 

辻 栄蔵(つじ えいぞう)

辻 栄蔵

出典:http://www.boatrace.jp/

 

地元で最注目したいのは辻 栄蔵選手。SGに出場出来ない時期もあったが昨年より復帰。チャレンジカップで16年ぶりのSG制覇を果たした。

辻選手と言えばコース不問の走り。どこからでも艇間を突く技術も高く、特に6枠で波乱を呼び込むこともある。もちろん地元での安定感は抜群で通算でも7.50という高勝率をマークしている。

地元の期待を受けシリーズを引っ張っていきたい。

 

丸野 一樹(まるの かずき)

丸野 一樹

出典:http://www.boatrace.jp/

 

近年での注目支部として挙げられる滋賀支部。その中でも若さと勢いなら丸野 一樹選手。

直前の鳴門周年では予選3位での突破となったが準優勝戦で唯一の逃げ切り。道中では同支部の先輩・馬場貴也選手との競り合いを制してファイナルの1枠を獲得すると今年最初のG1優勝を決めるなどここ数年はすっかり次の世代の中では抜けた存在へと成長した。

昨年グランプリ2号艇での進出などSG制覇も時間の問題と思われるが果たして今節その栄光を手に入れることになるでしょうか?

 

徳増 秀樹(とくます ひでき)

徳増 秀樹

出典:http://www.boatrace.jp/

 

宮島でのビッグレースとなれば忘れてはならないのが徳増 秀樹選手。2018年のモーターボート大賞で優勝すると2020年のグランドチャンピオンでは抜群の行き足に仕立て悲願のSG初優勝。

昨年こそ苦しんだが、今年は年始から2度Vがありようやく復調気配。復活するならばこの水面だ。

「SG 第49回ボートレースオールスター」注目モーター

モーター

 

53号機

11月に村松 修二選手、年末年始の開催で山口 剛選手が使用。オールスターの前哨戦ともいえる4月の宮島の周年記念優勝モーターです(船岡 洋一郎使用)

直近の一般戦でも優出をしており気配は悪くない事に加えて地元選手が数多く使用していることから地元水面を走りやすい仕上げとなっている。

 

44号機

宮島の周年記念で馬場 貴也選手が1号艇で優勝戦へ進出したモーター。その後、西島 義則選手へ渡り出足、スリット付近の足がかなり強化されている。

スタート巧者揃いのSGでは一瞬のスタートの差が全てを決めるだけに使用者へ大きなアドバンテージとなりそう。

 

「SG 第49回ボートレースオールスター」豆知識

近年好調・地元 広島支部

 

今回の舞台となる宮島を地元にする広島支部。昨年からの活躍が目立っている。

前述の辻 栄蔵選手が昨年のチャレンジカップ優勝。昨年6月のグランドチャンピオン優勝は前本 泰和選手。今年V4と好調で地元でのSG制覇が期待される。先月のマスターズチャンピオンでは上平 真二選手が優勝。ベテランの域となってようやくのビッグタイトル。さらなる飛躍を期待したい。

数々の実績ある山口 剛選手やベテランの西島 義則選手も地の利で善戦を。若手となる大上 卓人選手や村松 修二選手、實森 美祐選手も地元の声援を受けるこの舞台でさらなる飛躍への足がかりを。

 

人気集める女子レーサーたち

 

今年は遂に守屋 美穂選手が2万票を超えトップの毒島誠選手にさえ迫らんとする勢いでもあった。ちなみにフライング休みの関係で死票になっているが大山 千広選手も対象選手だったので出場となれば女子選手の投票はもっと目立っていたことは言うまでもない。

3月にはボートレースクラシックで遠藤 エミ選手が歴史的なSG優勝を果たし、それに続けとばかりに9人が出場する。

守屋選手はG1優勝こそないものの混合戦のG2を制するなど実力はトップクラス。平高 奈菜選手は直前の丸亀混合戦で優勝。今年は既にV4と勢いもあり、地元と同じ四国の水面とあって注目したい。平山 智加選手はかつて尼崎周年を制した実績あり。

平高選手同様、香川支部の選手である。まくり姫と有名な高田 ひかる選手はスタートこそ課題だがバチッと合えばその伸びで一蹴する力がある。倉持 莉々選手と地元の實森 美祐選手はSG初出場。今後のために多くを吸収したい。

田口 節子選手は久々となるオールスター出場。隔年でダービーにも出場するだけに侮れない。繰り上がって出場となった松本 晶恵選手と遠藤 エミ選手は来年へ向けてアピールを。

 

オールスターの課題

近年は女子レーサーの人気が非常に高まりつつある。全体で見ても3位に守屋 美穂選手と6位に平高 奈菜選手が入りドリーム戦の6人に入った。この他7名の選手が今回のSG出場となっているが、中間発表で27位3000票を超えていた松本 晶恵選手の名がない。男子選手でギリギリ出場となった大上 卓人選手が2302票だから納得いかないファンもいるはずだ。

これは対象となるA級選手の割合を勘案した比率によって出場可能選手を定めているためである。ここで考えなくてはならないのは女子選手へ投じた票と男子選手へ投じた票で格差が生じてしまっているということ。

票だけを考えると過去最多となった2014年のオールスターのように12人の女子選手が出場ということもあった。そこで2015年より人数比を考慮するようになったのだが、果たして女子選手が多いことでSGの格や質は落ちるのだろうか?と言う点を考えてみたい。

今年は宮島開催ということもあって地元の實森 美祐選手が早い段階で投票上位にランクインをしていた段階で出場を濃厚とさせていたのだがこの選手の前期の勝率は5.13(B1級降格)と明らかに格落ち感も否めず「女子レーサーへのガチ投票かよ・・・」という批判的な声が出ており、遠藤 エミ選手がSGボートレースクラシック優勝の副賞にオールスターの出場権利が無かったら「史上初のSG女子レーサーがオールスターに出る事が出来なかった」ということを考えるとゾッとするものがある。

とはいえ今や女子トップクラスの選手たちは男子選手に引けを取らないものとなっており、更なるボート界の発展にもこのような表舞台に立つ女子選手が増えることは歓迎材料となるだけに出場選手の拡大も1つの選択肢として浮上してきても良いのかもしれない。

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ボートレース宮島の特徴

基本データ

所在地:広島県廿日市市宮島口1丁目15−60
開場:1954年(昭和29年)11月1日
電話投票コード:17#
モーター:ヤマト331型(交換時期:3月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:3月頃)
開催:デイレース
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0

 

ボートレース宮島の水面特性

ボートレース宮島水面図

出典:http://www.boatrace.jp/

ボートレース宮島の最大の特徴は大きな干満の差だ。1Rと12Rではスタートの景色が全く違うということも少なくない。スタートがバラついたり、逆に他に合わせる形でスタートが揃ってしまったりとスリットの気配だけでなく一筋縄にいかない。

今節においては初日の干潮が11:30。2日目に12:20頃となり、その後最終日に向けて30〜50分ずつ遅くなり最終日には15:02が干満時刻の予定。シリーズ序盤はレースが進むに連れて予想が難しくなるだろう。一方で最終日には終盤でスピード戦が繰り広げられると予想する。

コース別ではコースの1着率は全体的に見ても上位となっている。一方で2コースの苦戦傾向が強く、3連対率は過去1年において24場で最下位の成績。これは1マークとスタンドの幅が狭く、インまでは届かなくとも仕掛けの選手が寄せて行くことによって旋回が窮屈になるためだ。通常のレース展開でスピードを持って回れる3.5コースは他場と比較しても3連対率が高めとなっている。データ上は奇数艇中心の組み立てをしてみてほしい。

 

「SG 第49回ボートレースオールスター」まとめ

ボートレースオールスター

コロナ禍で3度目のオールスターが開催となった。選手の入り待ちや出待ちが出来ない中で応援を形に出来る唯一の競走と言えるだろう。

ファンが望む夢の祭典。いよいよ開幕だ。

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