「SG　第72回ボートレースダービー」とは

概要

出場資格は開催年の後期A級であり、160走以上出走していること。その中から、勝率上位選手が選ばれる。優先出場選手は前年度のボートレースダービー優勝者。前年度のボートレースグランプリ優勝戦出場者。同年に開催されたボートレースメモリアル優勝者となっている。

開催期間

2025年（令和7年）10月21日（火）より、10月26日（日）まで

「SG　第72回ボートレースダービー」ドリーム戦

初日（10月21日）にドリーム戦が行われる。

初日（10月21日）第12レース ドリーム戦枠順

出典：SG 72nd ボートレースダービー

• 1 茅原悠紀 岡山 4418
• 2 峰竜太 佐賀 4320
• 3 桐生順平 埼玉 4444
• 4 池田浩二 愛知 3941
• 5 吉田裕平 愛知 4914
• 6 関浩哉 群馬 4851

 

茅原選手のイン戦だ。スタート遅れがなければ逃げるだろう。連争いの軸は2コースに峰選手がいるので、まくる桐生選手より、差しに回る池田選手に出番が来そうだ。どちらにしてもインから固い決着になりそうだ。

「SG　第72回ボートレースダービー」注目レーサー

ここからはSG　第72回ボートレースダービーの注目レーサーを紹介。

茅原悠紀（かやはら ゆうき）

出典：フォトギャラリー｜BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

攻撃力と安定感を高次元で兼ね備える、茅原選手。現在は賞金ランキング3位と、年末のグランプリ出場に向けて視界は良好だ。今年はすでにG1を2回も制しており、その実力は折り紙つきだ。1月の常滑「BBCトーナメント」と9月の平和島「トーキョー・ベイ・カップ」でのG1優勝は、彼の勝負強さの証明と言えるだろう。スタートからの鋭い攻めと、破壊力のあるまくり・まくり差しが持ち味で自ら展開を作り出すレーススタイルは、流れに乗ったときの爆発力が圧巻だ。近況はターンの精度や調整面も安定しており、どの水面でも力を発揮できる仕上がりを見せている。確実な結果を積み重ね、今節もシリーズを通して優勝戦線の中心に立つ存在となることは間違いない。

 

池田浩二（いけだ　こうじ）

出典：BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

安定した走りと勝負強さを兼ね備えた、池田選手。今年はすでにSGとG1の優勝を達成するなど、圧倒的な強さを見せつけている。現在は賞金ランキング2位ですが、賞金ランキング1位の佐藤選手が不在のため、年末のグランプリ出場に向けて賞金王争いの逆転が濃厚な状況だ。イン戦での信頼感はもちろん、センターやアウトコースからでも着実に上位に食い込む自在なレース運びも魅力だ。長年トップ戦線で活躍してきた経験と、勝負強さが光理、賞金王への道を突き進む、ベテランの円熟した走りに今節も注目だ。

桐生順平（きりゅう　じゅんぺい）

出典：BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

高次元で安定感が光る、桐生選手。年間を通して安定した成績を残しており、現在は賞金ランキング6位だ。年末のグランプリ出場へ向けて、着実に歩みを進めている。今年は4回の優勝を飾っている。また、SGやG1といった記念レースでも、6月の戸田「グランドチャンピオン」で3着、6月の唐津「全日本王者決定戦」で3着に入るなど、常に上位争いに加わる勝負強さを見せている。鋭いスタートと自在な立ち回りで展開を捉える器用さが魅力で、どのコースでも勝負できる完成度の高さは、さすがの一言。そして、今節は昨年チャンピオンとしての意地と、連覇を狙う強い気持ちを持って臨むだろう。

山崎郡（やまざき　ぐん）

出典：BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

どんなコースからでも、常にスタートから自力で勝負をかけようとする心意気が素晴らしい、山崎選手。大阪を代表する若手レーサーの一人として、今後の更なる飛躍が期待されている。今年は2月の尼崎一般戦や8月の唐津一般戦で優勝を飾るなど、着実に結果を残しています。特にインコースからの信頼感は高く、1号艇で出場した際は安定した走りを見せている。持ち前のスタート力と、攻めの姿勢は健在で、どんな状況でも諦めず、上位を目指す彼のレースからは目が離せない。今節もその心意気溢れる走りで、シリーズを盛り上げてくれる。

 

「SG　第72回ボートレースダービー」注目モーター

現エンジンは2024年12月23日から使用し、相場が固まっている。ポテンシャルの高く、勝率の良いエンジンを今回紹介する。

37号機（S）

勝率6.43優出9優勝2

椎名豊選手が優勝し、井口佳典選手と西島義則選手なども優出を果たすなど、トップ級の実績を誇る超抜エンジン。出足・伸び・回り足のバランスが極めて高く、どのコースからでも戦える万能型だ。イン戦では押し切りが盤石で、センター戦でもスリット付近からの伸び返しが鋭い。特に道中の足も強く、ターン出口の加速力は群を抜く。安定感・破壊力ともに申し分なく、シリーズを支配できる優勝候補筆頭の一機だ。

30号機（A＋）

勝率6.37優出6優勝3

金子拓矢選手、新田雄史選手、岩瀬裕亮選手のA1勢がそろって優勝を飾り、圧倒的な実績を誇るエンジン。出足・伸び・回り足の三拍子がそろい、どの水面コンディションでも高水準の動きを見せる。特にスリット後の加速とターン出口の伸び返しは群を抜き、イン戦の押し切りはもちろん、センターからのまくり差しにも対応可能。誰が乗っても結果を残す仕上がりで、シリーズの中心に据えたいエンジン。

39号機（A＋）

勝率6.34優出6優勝1

井口佳典選手が優勝した実力機。出足と回り足が軽快で、ターン後の押し上げが鋭い。スリット付近の伸びよりもレース足中心の仕上がりで、展開を突くタイプだ。暑い時期でも動きが鈍らず、操縦に素直に反応するのも強み。安定感と対応力を兼ね備え、シリーズ中盤以降でも信頼できる中上位機だ。

68号機（A -）

勝率6.22優出5優勝1

松村敏選手が優勝した実績機。出足と回り足のつながりが滑らかで、ターン後の押し上げが非常に力強い。スリット近辺の行き足も良好で、スタートからリズムをつかめるタイプ。調整が合えば上位級の足色を見せる。節間を通して波の少ない動きを見せる万能型で、優勝戦線をにぎわす存在になり得る一機。

41号機（A -）

勝率6.15優出5優勝1

原田幸哉選手が優勝した、好エンジン。出足・回り足ともに上位クラスで、ターンの立ち上がりから直線へのつながりが軽快。スリット付近の反応も鋭く、攻めの展開にも対応できる万能型だ。誰が乗っても上位争いを演じられるポテンシャルを備えた注目機だ。

 

地元選手

今節は地元から、新田雄史選手のみ出場。地元の牙城を守るべく、走り慣れた水面で優勝を目指す。

新田雄史（にった　ゆうし）

今年はすでに10回の優勝を達成しており、その安定感は群を抜いている、新田選手。この中に、2回の地元優勝も入っている。スタートからの攻めの姿勢と、鋭いターンは健在。どのコースからでも展開を読み切る自在なレース運びで、上位争いを繰り広げる存在だ。この地元津でのSGは特別な舞台だ。出場するために一年間頑張ってきたと言っても過言ではない。地元ファンの熱い声援を力に変え、走り慣れた水面で優勝だけを目指す新田選手。その一年間の努力が実を結ぶか、期待が高まる。

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ボートレース津の特徴

基本データ

所在地：三重県津市大字藤方637
開場：1952年（昭和27年）7月4日
電話投票コード：#09
モーター：ヤマト331型（交換時期：9月頃）
ボート：ヤマトYM-730型（交換時期：8月頃）
開催：デイレース
水質：淡水
干満差：無し（競争水面がプールなのでほとんど潮位の影響を受けない）
チルト角度：-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0

ボートレース津の水面特性

出典：ボートレース公式サイトより

津競艇場は1マークホーム側の幅が、全国でも2番目に広く、発走ピットはホーム岸側から出て行くスタイルで、水質は淡水ですが、海のそばにあるため、半海水に近い。

向かい風と追い風で、2艇身くらい違う。

したがって午前・午後、天候によってもスタートが合わせにくく、その節で早めにスタート勘をつかんでいる選手に要注意。

コース別入着率

ピット離れが、ホーム岸側から出て行くスタイルで、通常よりも、各艇の駆け引きや交わり方一つで、コース取りに変化が生じやすので、枠なりではない場合が他場より多い。また、深い起こしのインでも、1マークは五分五分の形が作れるため、外枠の大胆3前付けも目立つ。

近3ヶ月のデータでは、1コースの勝率が全国平均より低めで、55.7%となっている。それでも3連対率は80%を超えている。

予想のヒント

ボートレース津の予想の仕方、水面ポイントを紹介！

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