「SG　第71回ボートレースダービー」とは

概要

出場資格は開催年の後期A級であり、160走以上出走していること。その中から、勝率上位選手が選ばれる。優先出場選手は前年度のボートレースダービー優勝者。前年度のボートレースグランプリ優勝戦出場者。同年に開催されたボートレースメモリアル優勝者となっている。

プリンスと呼ばれていた、今村豊元選手は「ダービーこそSGの中のSGだ」と昔から語っている。

開催期間

2024年（令和6年）10月22日（火）より、10月27日（日）まで

 

「SG　第71回ボートレースダービー」ドリーム戦

初日（10月22日）は、ドリーム戦が行われる。

初日（10月22日）第12レース　ドリーム戦枠順

出典：SG第71回ボートレースダービー 特設サイト

1 峰竜太 佐賀 4320
2 池田浩二 愛知 3941
3 山口剛 広島 4205
4 毒島誠 群馬 4238
5 白井英治 山口 3897
6 茅原悠紀 岡山 4418

峰選手のイン戦だ。スタート遅れがなければ逃げるだろう。以前言われていた、峰選手が1号艇の時の2着は2号艇が来にくいが通説になっているが最近はそれが選手間にも伝わってきているのか、2号艇も来ることが多くなってきた。そのため連争いは熾烈を極める。このメンバーなら、スタート、機力の差でどの選手が来てもおかしくない。

「SG　第71回ボートレースダービー」注目レーサー

ここからは、SG　第71回ボートレースダービーの注目レーサーを紹介。

峰竜太（みね　りゅうた）

出典：ボートレースグランプリ

今年は、なかなかSGの優勝まで届かないが、相変わらず強い。来期適用勝率、直近3ヶ月の勝率ともに2位に圧倒的な差をつけている。あと一つが噛み合わない感じだが心配は要らないだろう。今節もドリーム戦の1号艇なので、しっかり逃げて準優勝戦、優勝戦に駒を進めてくる。

馬場貴也（ばば　よしや）

出典：https://www.boatrace.jp

現在、賞金ランキング1位の馬場選手。秋口に入ってから調子を上げてきている。今年は例年に比べ、優出がかなり少なかったが、優勝戦では結果を出している。そう考えると優勝戦に乗って来た時はエンジンが仕上がっていると見るのがよいだろう。今節も優勝戦に乗ってくれば頭で買いたい。

前田将太（まえだ　しょうた）

出典：https://www.boatrace.jp/

福岡支部で今一番、成長している選手。前から地力はあったが、記念に慣れてきて結果を出してきている。特にエンジン出しが、かなり上手になっている。節の後半になればなるほど狙いたくなる選手だ。

 

茅原悠紀（かやはら　ゆうき）

出典：https://www.boatrace.jp/

グランプリ出場はほぼ大丈夫そうだが、現在フライング2本持ちで、11月16日よりフライング休みに入るため、スタートはむり出来ない。しかし、道中の走りは目覚ましいものがある。フライング持ちで人気が下がるだろうから、頭ではなく2、3着狙いで行くと高配当が取れそうだ。

「SG　第71回ボートレースダービー」注目モーター

今回使用するエンジンは今年8月3日の開催から使用している。約2ヶ月半しか使用していないので、エンジン相場もこのSG中にガラリと変わる可能性もあるが、現在勝率がよい、エンジンを紹介する。

42号機（S）

勝率7.46優出1優勝1

前節の優勝エンジン。ルーキーシリーズとはいえ、B1級の中野希一選手が伸びは全くよくなかったが、エグいまわり足で優勝した。伸びはよくないので整備上手な選手が乗り、伸びまでつけることが出来れば、超エースエンジンになりそうだ。

55号機（S）

勝率7.40優出3優勝1

4節中3優出1優勝と42号機に勝率は負けているが、現状のエースエンジンはこれだと言える。このエンジンはまわり足の他に伸びも42号機よりよく、スタートもしやすそうだ。このエンジンに乗った選手は初日から狙え。

53号機（A＋）

勝率7.24優出2優勝0

現状、伸びでは1番かもというエンジン。4節全てA級選手が乗っているので、今節乗った選手もすぐ合わせられそうだ。どちらかといえば、まわり足系で合わせられれば、さらによくなるエンジンだ。

38号機（A）

勝率6.97優出1優勝1

2節前に和田兼輔選手が乗り、優勝したエンジン。初日から伸びを仕上げ、外からでもしっかり仕事の出来るエンジンにした。前節もその傾向は続いていたので今節、外から攻める時にはぜひ狙いたいエンジンだ。

52号機（A）

勝率6.93優出3優勝0

4節中3優出しているエンジン。初降ろしからパワーがあったが、前節乗った、上條嘉嗣選手が、まわり足も伸びも水準以上に仕上げてきた。平均以上の足なので初日から狙え。

「SG　第71回ボートレースダービー」豆知識

地元選手

地元からは3名の選手が出場。難水面なので、スタートで地元に有利に働くことが多い。この中から何人が優勝戦に進めるか？楽しみだ。

地元、埼玉支部からは2名ピックアップしたい。

桐生順平（きりゅうじゅんぺい）

今節が終わるとフライング休みに入ってしまう、桐生選手。グランプリのためにも是が非でも好成績を残し、賞金の上積みが必要だ。地元のG1は絶好のチャンスなので、ここはスタート無理してでも勝ちに行く。優勝候補筆頭だ。

佐藤翼（さとう　つばさ）

グランプリシリーズにもう少しで出場できそうな、佐藤選手。スタートは元々得意だが、地元なら尚更、他の選手よりアドバンテージがある。特に初日、2日目までが勝負所と見る。そこを好成績で行ければ勢いに乗る。特に初日に注意したい。

 

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ボートレース戸田の特徴

基本データ

所在地：埼玉県戸田市戸田公園8-22
開場：1954年10月14日（昭和29年）
電話投票コード：#02
モーター：ヤマト331型（交換時期：7月頃）
ボート：ヤマトYM-730型（交換時期：7月頃）
開催：デイレース
水質：淡水
干満差：なし

ボートレース戸田の水面特性

淡水で、波は1年を通して穏やか。水面の横幅が107.5mと全国のボートレース場で最も狭く、全速旋回が難しいコース。狭いコースなので、チルトが最大0.5度までしか上げることができない。そのため、伸びをつけるには、整備力が重要になる。

1マークを回り、2マークへ行くときは真っ直ぐではなく。斜めに走るような感覚になるため、走り慣れていないと、2マークまでに追いつかれ、抜かれるケースもよくあるため、節の前半は地元選手を絡めたい。

コース別入着率

イン1着率が全国ワーストクラスで、さらにこれから暑くなり、エンジンの回転が一番上がりにくくなる。そうは言っても、1着率は1コースとなり、軽視は出来ない。1コース以外だと、2〜4コースの1着率が高い。まくり差しが得意な選手なら、さらに1着率が上がるため、展示での回り足チェックが重要。6コースの3連対率がかなり低いので、舟券的には入れなくてもいい場合が多くなる。