モーターボート大賞とは
概要
モーターボート大賞としての第1回開催は1985年。ボートレース唐津で開催された。1988年度よりグレード制が導入されるとG2となる。1997年度からはG1に格上げ。2010年度に再びG2競走となる。
G1であった頃にはモーターボート大賞へのトライアル競走(G3)を制定し優勝戦3着までの選手に出場権を与えA2以下の選手がG1の門扉を叩きやすくしていたがG2競走になったためにトライアル競走が廃止された。例年ではその年度にSGやP·G1の開催される水面以外で開催されることが多く、難水面で有名な江戸川ではおおよそ毎年のように開催されている。
優勝者は記念Vの扱いとなり翌年3月のSGボートレースクラシックへの出場権を獲得する。
開催日時
6/28(火)〜7/3(日)までの6日間。
優勝賞金
450万円(副賞金を含む)
注意事項
会場はマスクの無い人や37.5度以上の熱がある人、明らかな体調不良の兆候が見られる人の入場を禁止。
「G2 次世代スターチャレンジバトル」ドリーム戦
初日(6/28)第12R バトルドリーム1st
1 4024 井口 佳典 三重
2 4816 村松 修二 広島
3 4095 福来 剛 東京
4 4908 上田 龍星 大阪
5 4352 下條 雄太郎 長崎
6 4885 大山 千広 福岡
2日目(6/29)第12R バトルドリーム2nd
1 4848 仲谷 颯仁 福岡
2 4030 森高 一真 香川
3 4685 島村 隆幸 徳島
4 4042 丸岡 正典 大阪
5 4804 高田 ひかる 三重
6 4362 土屋 智則 群馬
「G2 次世代スターチャレンジバトル」注目レーサー
井口 佳典(いぐち よしのり)
これまでSGは優勝6回と今節でも堂々たる成績を誇る井口佳典選手。今年に入ってもG1の東海地区選手権や若松69周年、G2ではモーターボート誕生祭での優出と依然として高いレベルでも成績を残し続けている。
直近2節でも連続優出と好調キープ。これまでに芦屋で目立った成績は残せていないが、F2での周年優出など底力を発揮出来る舞台。今年後半に向けて弾みをつけるシリーズとしたい。
福来 剛(ふくらい つよし)
先日2度目となる江戸川番長に返り咲いた福来 剛選手。戸田・江戸川と2節連続の優勝で目下絶好調だ。
今年1月に行われた芦屋69周年では予選トップ通過しており、準優こそ2着に敗れたものの優勝戦でも手堅く2着。その後当地では4月の一般戦でも準優勝と連続優出中。水面についても不安はなく中心視される1人となる。
船岡 洋一郎(ふなおか よういちろう)
今年4月の宮島周年で待望のG1初優勝を成し遂げた船岡 洋一郎選手。3月にはSG初出場に水神祭を挙げるなど今年は初ものが続いている。
昨年は自身最多の6回優勝を記録しているが、そのうち2度がボートレース芦屋でのもの。それも6.4コースからのまくり差しでどちらも高配当を演出している。連続優勝中の舞台で活躍を狙う。
仲谷 颯仁(なかたに はやと)
地元若手でもトップクラスの腕前を誇る仲谷 颯仁選手も注目選手の1人。
2018年の九州地区選手権で優勝するなど若松での活躍はもちろんのこと福岡でも2度の優勝があるが、まだ達成していないのが3つ目の地元となる芦屋での優勝。当地は過去3年では準優3着2回が最高成績であとひと押しが欲しい。
まずは機力を仕上げ芦屋とG2の初優勝を両取りしたい。
服部 幸男(はっとり ゆきお)
かつて1997年の賞金王決定戦を優勝している服部 幸男選手。今節で最も登録番号が古いベテランレーサーだ。
近年は優勝回数も年1.2回と減ってきているが、電光石火のまくり差しはG2の舞台でも注目したいところだ。2016年には2回芦屋での優勝もあり水面相性もいい。復活劇なるか。
新開 航(しんかい わたる)
直前の若松優勝戦では2コース差しからの優勝。今年はなんと6度目の優勝で全選手で見ても馬場 貴也選手に並ぶ記録となり勢いは止まりません。
その好調ぶりを表すかのように毎月1度ずつの優勝。芦屋での優勝こそありませんが当地連続優出中とリズムのよく今節に挑む。
あまり知られていませんが、新開選手も昨年の不正受給問題に関与した1人。一般戦回りがまだしばらく続きそうですが、今後SG戦線に乗り込んだ際が楽しみな1人になるかもしれません。
「G2 次世代スターチャレンジバトル」注目モーター
1号機
これまで2人が使用したモーターですが直前で伸び型を好む郷原 章平選手が使用。
その影響か直線の伸び足が強く光っておりパワーを生かせる選手が使用すれば覚醒の可能性を秘めていると推測しています。
74号機
整備巧者の菊地 孝平選手が3月の記念を優勝した際のモーター。
その後は使用者に恵まれずに目立った成績は残せていませんが、トップクラスが集結する今節では見直しが必要かもしれません。
20号機
3人が使用して2人が優出。直前の節間では青木 玄太選手が優勝をしました。
スリット付近のノビが良いだけにインが有利な芦屋の水面特徴に習ってレースをすればメンバーが揃ったG2でも戦える力は充分に秘めています。
「G2 次世代スターチャレンジバトル」豆知識
夏だからこそ女子選手狙い
今節はいよいよ夏到来と言える開催になりそうだ。連日30度以上の気温が予報もされている。そこで、やはり暑くなるとモーターのパワーや回転数が上がりにくくなる。そのため最低体重の軽い女子選手の取捨にも気をつけたい。
初日ドリームにも選ばれている大山 千広選手は地元開催のG2とあって気合いが入るシリーズだ。直線の平和島で60日の休みの消化を終え1節戦った。まだ実戦感覚は欲しいところだが、ハマれば優勝争いまで。
まくり姫との異名が飛び出るほど直線の足を仕上げる高田 ひかる選手はフライングに泣きがちだが今季はまだ足かせがない状態。ドリームも含め注目したい。
倉持 莉々選手は5月のSGオールスターでもSG初勝利の水神祭を挙げるなど大きな経験を積めた。今回は更に自信をつけるためのシリーズとしても注目だろう。舞台となる芦屋は淡水で体重差も出やすい水面。
女子選手たちの健闘を祈る。
ヤング勢に注目
今節のタイトルにもある次世代スターということで、若手の注目選手を何人か紹介したい。
地元勢からはまず原田 才一郎選手。父は現在、養成所の教官を務める原田 富士男 元選手。直前はウエスタンヤングに出場しており、機力あるモーターで予選突破。引き続きの地元戦で躍動感ある走りを期待したい。
続いて溝口 海義也選手。2節前の唐津で優出など今年は4優出。そろそろ優勝もみえつつあり、この舞台でどれだけやれるか試金石となるだろう。
最後に6名の注目選手で紹介しきれなかった上田 龍星選手。今年既に3V。2020年の琵琶湖ヤングダービーでは優勝戦1枠を手にするなどハイレベルの大阪支部でも注目の若手レーサー。SGでの準優3着もあり、スピードにおいてもかなり注目の存在。高速決着が多い芦屋では注目となるだろう。
地元勢2人はまず予選突破以上でシリーズを盛り立て、上田選手には優勝争いまで期待する。
オーシャンカップ出場組をどうするか
直前にはグランドチャンピオン、7月にはオーシャンカップが控えるというこの時期。グラチャンは一線級であってもSGでの優出や予選得点が高くないために出場ならなかった選手たちがこちらに出走していることもある。その中で5名が7月のオーシャンカップに出場する選手が2名いる。
森高 一真
丸岡 正典
福来 剛
黒井 達矢
村松 修二
の5名だ。
オーシャンカップはG1とG2で優勝した際の着順点を累積していくことによって出場が決まる。すなわちG1などで格上の存在なのだ。となればもちろん今節では注目視されるが、目前に控えたSGがあるとなるとスタートはもちろん展開で狭い艇間を狙うのはリスクが伴う。気配なども考慮しつつ人気との比較の上、臨機応変な取捨選択は必要となるだろう。
ボートレース芦屋の特徴
基本データ
所在地:福岡県遠賀郡芦屋町芦屋3540
開場:1952年(昭和27年)11月7日
電話投票コード:21#
モーター:ヤマト331型(交換時期:5月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:4月頃)
開催:デイレース
水質:淡水
干満差:なし
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース芦屋の水面特性
引用元:ボートレース公式サイトより
ボートレース芦屋は福岡県遠賀郡芦屋町にあるボートレース場。北に3キロほどの位置に博多湾。東に1.5キロほどで遠賀川があるがいずれにも接続していないプール型の水面。水質は淡水。普段はモーニングレースの開催で非常に多くの企画レースを行っている。過去1年での1コース1着率は全国トップの63.9%で1コースの勝率8.39というのも全国1位だ。インが非常に強い。
淡水での1コースの強さには理由があり風の影響を受けにくいこと。(過去1年では6m以上の強風となったのは出走数の約3%)さらに1マークバック側には天然の葦の群生があり、引き波の出にくい消波装置の役割を果たしている。そのためしっかりと握って逃げれるという面があるのだ。「握れる」ということで現代のボートレースで攻めの起点となる3コースも好成績。3連対率においては全国3位と信頼がおける。
サンライズX戦では5コースにもそれなりの強力な選手が入っているにも関わらずこの戦績とあって原因らしいものが見当たらないものの、データとしては気にしなくてはならない。基本は1-3中心の組み立てが中心となってくるだろう。
「G2 次世代スターチャレンジバトル」まとめ
SGに挟まれる形のG2ではあるが、G1にも匹敵するほどの豪華メンバーが揃った。
SGでも存在感を示した若手や女子選手からSGタイトルホルダーのベテラン・中堅までボートレース芦屋を舞台に激突する。今年の後半戦、最初の記念レーサーとなるのは一体誰だ。
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