G1 四国地区選手権とは
概要
四国地区2場に所属する選手によって争われる地区戦。例年2月に行われる。優勝した選手にはその年の3月に行われるSGボートレースクラシックへの出場権が与えられる。
過去10年ではボートレース鳴門で改修工事が行われていた影響もあって7回が丸亀、3回が鳴門での開催となっている。
しかし優勝者の内訳では徳島支部6勝、香川支部4勝と徳島支部の活躍が光っている。過去には瀬尾 達也元選手や福田 雅一選手の連覇、山川 美由紀選手の混合G1制覇とドラマが生まれている。
開催日時
期間は2/5(金)から2/10(水)までの6日間。
優勝賞金
優勝賞金480万円(副賞金を含む)
注意事項
会場はマスクの無い人や37.5度以上の熱がある人、明らかな体調不良の兆候が見られる人の入場を禁止。
「G1 第65回 四国地区選手権」ドリーム戦
第12R なるちゃん・スマイル君ドリーム 枠番
なるちゃんドリーム
1 4028 田村 隆信 徳島
2 4459 片岡 雅裕 香川
3 4068 市橋 卓士 徳島
4 4772 石丸 海渡 香川
5 4757 山田 祐也 徳島
6 4387 平山 智加 香川
スマイル君ドリーム
1 4030 森高 一真 香川
2 4052 興津 藍 徳島
3 4450 平高 奈菜 香川
4 4685 島村 隆幸 徳島
5 4931 木谷 賢太 香川
6 4571 菅 章哉 徳島
「G1 第65回 四国地区選手権」注目レーサー
田村 隆信(たむら たかのぶ)
やはり鳴門での開催とならば真っ先に挙げるのは田村隆信選手。これまで地区選手権では2017年に優勝。準優勝も2回と活躍してきた。
直前節では崩れたものの年明けからは連続での準優勝と気配は悪くない。2021年3月の三国周年で優勝しているため既にボートレースクラシックへの出場権を有しているが、そこはやはり地元でのG1開催。主役の座は譲れない。
興津 藍(おきつ あい)
地元で無類の強さを誇るのは興津藍選手。通算優勝46回のうち16回が鳴門でのものとなっている。2020年8月から2021年1月までは5節連続優勝という驚異的な記録を残している。
昨年はV3に終わっているが、そのうち1つが丸亀での四国地区選手権。今回は地元に舞台を移して連覇を狙っての戦いだ。
菅 章哉(すが ふみや)
今や田村隆信選手と並んで徳島支部の有名選手となった菅章哉選手。昨年はV6としながらもボートレースクラシックへ向けては稀に見る超高ボーダーラインで予備6位となっており出場がかなり難しいだけに自力での権利取りが注目される。
直前の丸亀でフライングに散った点は非常に痛手ではあるが、道中で峰竜太選手をも沈めた地元水面ならばおおしごとをやり遂げる可能性も秘めている。
大胆な攻めや派手なレースパフォーマンスゆえに意外かも知れないが未だにG1の優勝がないだけに地元かつメンバー手薄な今節は初優勝のチャンスともなりそうです。
森高一真(もりたか かずま)
香川のエースと言えば森高一真選手。2日目のドリーム戦では1枠の大役を任された。意外にも地区選手権は優勝がまだなく、昨年の優出まで8年間優出がなかったタイトルだ。
当地優勝もないという敵地での戦いとなるが2022年を飛躍の年とするためにも昨年の3着以上の成績を求めての戦いに期待したい。
片岡 雅裕(かたおか まさひろ)
2022年に向けてグランプリ優出必須とも言える戦いとなっていた白井英治選手。そのグランプリで見事ファイナルまで進出した。思い起こせばチャレンジカップでもベスト6入りへの勝負がけを成功させており、やはりここぞという場面での集中力はとにかく高い。
記念レースの連続制覇は7年で途切れたが、新年となり最初の周年で決められるだろうか。
木谷 賢太(きたに けんた)
香川支部で期待の若手、木谷賢太選手。2日目にはドリーム戦にも出場予定となっている。昨年2月にデビュー初優勝を挙げると直後の四国地区選手権でG1初勝利の水神祭を挙げた。
直前節の戸田周年では「周年記念での初1着」もマークし気分よく今節に臨んでくるだろう。2期目のA1を迎える今期、更なる高みを目指すためにも思い切った旋回を期待したい。
「G1 第65回 四国地区選手権」注目モーター
17号機
当地最多の8回の優出と2度の優勝を記録しているモーター。
ただし勝率、2連対率を見てもこれより上位のモーターはいくつか存在しているので全体的なまとまりが良く使い勝手が良いのでしょう。
27号機
G1、BBCトーメントで深川 真二選手が使用し出足を強化。年末年始の開催で地元の田村 隆信選手が使用、そしてその後にノビ型にこだわる仕上がりをする下出 卓矢選手が使用とモーターにそれぞれの良さが加わる仕上がりで地区戦を迎えることとなりました。
そして元を辿れば昨年のG1大渦大賞では池田 浩二選手が中堅レベルからモーターを仕上げると大暴れで優勝を攫ったこともあります。
82号機
G1大渦大賞の際に白石 健選手が獲得し当時エース機と称されたモーター。
一時期に比べるとその勢いは影を潜めていますが未だに当地の2連対率はトップをマーク。
「G1 第65回 四国地区選手権」豆知識
史上初のモーニングG1開催
2010年7月に公営競技として初となるモーニング開催が芦屋で行われてから12年を迎えようとした今年、遂に初となるモーニングでのG1開催が行われる。普段モーニングレースに馴染みのない方も含め、デイレースとの大きな違いを説明する。
まずはその名の通り開催時間が早いこと。1Rのスタート展示は8:30過ぎに行われ、レースは8:50前後に行われる。最終レースはナイターが始まる15時よりも前に終える。続いて日中と気温の差が大きいこと。この時期ならば1Rで0度付近でありながら日中は10度近くに上昇。さらに日の光りでモーター内部では更に高くなるとことも考慮しなくてはならない。
そのため、朝一で気配がよかった選手が後半カードでは調整にズレが出てしまうこともある。2回走りの時はレースの間隔に注意だ。
さらに鳴門に関して言えば序盤の1.2Rでは太陽の位置が低くスタートが見えにくいという選手からのコメントが上がるときもあり、スタートの見え方には注意が必要だ。
四国地区選手権の大きな特徴
地区選手権は各地区の選りすぐりの選手たちが集う大会となっており、ほとんどの地区でA1選手たちが名を連ねる。しかし2つの地区のみで構成される四国地区選手権はではA2選手が出場し活躍している姿もこれまで見受けられてきた。
今年は18名のA2選手と2名のB1選手(喜多須 杏奈選手と西岡 成美選手)が出場する。
2019年にはA2の身でありながら河野 大選手が優勝している。(なお河野選手はF休みと被りその年のクラシックに出場はしていない。)
優勝すればSGに出場となる千載一遇のチャンスとなるだけに勝負がかった場面では注目となる。
クラシック出場権保持者
上記の特徴としても挙げた優勝者へのボートレースクラシック出場権。これはA2以下の選手のみに限ったチャンスではない。A1選手たちも権利がない場合には最終便となるため躍起になって攻め込んでくるだろう。逆に既に権利のある選手にとっては不用意な足かせを得るわけにもいかずスリット合戦となれば控える可能性も。そこで権利を既に持つ選手を調べてみた。
田村 隆信選手
山田 祐也選手
林 美憲選手
平高 奈菜選手
この4名は既に権利を持っている。もちろん優勝を目指して戦っていくのは間違いないが、危険を伴うシーンなどではやはり権利取りにガムシャラな選手が優位となる可能性もある。少なからずこの4人が「出場権を持つ」ということだけは覚えておきたい。
ボートレース鳴門の特徴
基本データ
所在地:徳島県鳴門市撫養町大桑島濘岩浜48−1
開場:1953年(昭和35年)04月24日
電話投票コード:#14
モーター:ヤマト331型(交換時期:04月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:04月頃)
開催:デイレース
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース鳴門の水面特性
徳島県鳴門市の北東部、大毛島と四国の間に位置するのがボートレース鳴門。全国24場の中でも狭いことは有名で、1マークに向かっては徐々に狭まっていくコース幅での攻防となる。
1マークの奥行は狭く内寄りが握り込むのも難しい水面だ。スタートから1マークまで真っ直ぐ進入のできるセンターから5コースまではどこからでも1着が狙える水面である。過去1年では5コースの1着率は全国トップの7.5%としており、波乱を狙う際には注目しておきたい。
また、意外にも2コースの1着率は高くなっている。仕掛けに対してインが抵抗すれば差し抜けるスペースが生まれるのだ。
インの相手としてはほぼ枠番順の成績で連対している。平均配当と確率を比較すると2.4の1着は狙い目である一方で3枠だけは見劣りを感じる。逃げるか逃げないかの判断によって予想は大きく変わるだろう。
「G1 第65回 四国地区選手権」まとめ
四国地区選手権では全国6地方の地区選手権の中でも所属選手が少なく、A2選手や場合によってはB1選手でも出場となる事がある。
ここでの優勝がSGに直結するだけに夢のある大会と言えるだろう。初のモーニング開催のG1と注目度は高いだけに6日間が朝から目が離せない。

フネログ事務局

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