BBCトーナメントとは
概要
今年で3回目となる現在最も新しいプレミアムG1が本大会。
開催される年のSG及びプレミアムG1の優勝者とそれぞれの競走において選出順位15位までの選手から勝率上位者が出場。加えて一般戦「3days ボートレースバトルトーナメント」での優勝者も出場となる大会。その年の活躍した選手が一挙に集まる大会だ。
開催日時
期間は12月4日(土)から12月7日(火)までの4日間
優勝賞金
1,000万円
出場選手選出方法
出場選手は48名となっており、選考基準は以下の通り。
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- 前年度優勝者と当該年の3daysボートレースバトルトーナメントの優勝者
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- 当年のクラシック·オールスター·グランドチャンピオン·オーシャン·メモリアル·ダービー·チャレンジカップの7つのSGとマスターズチャンピオン·レディースチャンピオン·ヤングダービーの3つのPG1の優勝者
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- 48名までの残りをチャレンジカップを除いた9つのレースでの選出順位15名をそれぞれ挙げ、その中から9月末までの勝率が高い選手を48名になるまで選出
※通常のレース同様、F休みと重複する場合は予備選手が繰り上がって選ばれる。
勝ち上がり方法もトーナメント方式で特殊
・初日 5-12Rの3着以内の選手が準々決勝へ
・2日目 9-12Rの3着以内の選手が準決勝へ
・3日目 11.12Rの3着以内の選手が決勝へ
最終日 決勝進出した選手の枠番は抽選で決定
この大会は優勝者の名が記されたチャンピオンベルトがあり、優勝すれば文字通り名を刻んでいくこととなる。
特殊な仕様かつ4日間の新設G1。ドリーム戦の実施がなかったりとグランプリを前に選手も独特な緊張感や楽しみで挑んでくるらしい。
第3回 BBCトーナメント注目レーサー
峰 竜太(みね りゅうた)
今年も賞金ランクはトップでグランプリに出場が決まった峰竜太選手。昨年のオーシャンカップではレース後にも語ったようにSGを初めてイン以外から優勝した自身にとって大きな優勝を成し遂げた。鳴門は5コースまでならどこからでも1着を狙える水面と話しており今節でも艇国間を鋭く切り裂いてくるだろう。
興津 藍(おきつ あい)
ビッグタイトルこそ四国地区選手権の2回のみだが、現役選手の中で今一番鳴門で強いと言っても過言ではないのが興津藍選手。2020年6月から続いた地元である鳴門の優出は10連続。その中には5連続優勝も成し遂げた。ネームバリューとしては一枚落ちるが非常に高い3連対率を残しておりこの大会には合っている。地元で久々のタイトルを狙う。
毒島 誠(ぶすじま まこと)
9月の当地周年で優勝しているのは池田浩二選手。唐津周年での優勝やボートレースメモリアルの優出も効き2年ぶりにグランプリに出場となった。10月末のボートレースダービーでは勇み足、直前のチャレンジカップでは2枠で準優勝戦に挑むもターンマークに舳先が当たり大敗。何かと流れが悪かっただけに今年周年を制している地でのリズムアップに期待する。
池田 浩二(いけだ こうじ)
本来ならば1番手にも挙げたいほど鳴門との相性がよい毒島誠選手。デビュー初優勝が当地であり、2018年には2ヶ月続けて行われたG1(周年・ダイヤモンドカップ)で優勝。これまで16節の出場だが4回の優勝と好相性だ。残念なことにチャレンジカップで無念の勇み足。年末に向けてもこれ以上の足かせを作ることは出来ずスリット合戦となった際に心配だ。道中の技に期待したい。
西山 貴浩(にしやま たかひろ)
ボートレースダービー優勝戦までもつれた今年のグランプリ出場争い。最後の1人に決まったのはお祭り男の西山貴浩選手だった。昨年末のグランプリでは持ち前の強運と気迫のスタートで優出し大きな経験となった。今年は年明けの江戸川周年優勝から始まったが優勝はわずか2回。夏場の一般戦でも勝ちきれず心配されたが9月の当地周年で奮起の準優勝。気っ風のいいまくりが魅力だけに、狭いコースだからこその活躍を期待したい。
白井 英治(しらい えいじ)
グランプリ2nd発進に向けて3着勝負であったチャレンジカップ最終日。6枠からコース動いて同支部の寺田祥選手に真っ向勝負を挑み、まくりきって1着で勝負がけを成功させた白井英治選手。あまりにも見事なレースに感動すら覚えた。気持ち面でゆとりがあるだけに高い勝率や連対率を残す白井選手も今節は優出の期待大。壁を乗り越えただけに運も巡ってきそうだ。
第3回 BBCトーナメント 豆知識
気がつけば3着に
SGやG1に出場するレーサーでは1-3着をうまくまとめて活躍する選手や、大敗もあるが1着を取れるという選手も多い。そんな中で今シリーズだからこそ狙いたいのが魚谷 智之選手。
スタートがやや遅いのがネックであり、インやカド受けとなればまくられてしまうことも多い。それでも道中はSG3Vの実力者らしく巻き返してきての3着といったシーンがよく見られる。
また、外枠から時には頭まで突きぬけて大波乱を演出することさえあり枠の不利を苦にしない。気がつけば3着に魚谷選手が…というものが準決勝まで続けば久々の記念優勝まで見えてくる。
イン屋とスタート巧者とまくり差し
短期決戦の1発勝負だからこそ1つのレースごとに注目となる展開。それぞれに注目となる選手がいる。
イン屋なら前本 泰和選手と深川 真二選手。前本選手は今年のグランドチャンピオンで優勝。信頼度の高いスロー域。外枠ならコース取りに動いてくる。深川選手も言わずと知れたインファイター。2コースからの差しは絶品だ。
対するスタート巧者には艇界1とも言われるスタート勘の持ち主、菊地 孝平選手。当地63周年で優勝しているが、全てで0台のスタートと魅せた。若手のスタート野郎の野中 一平選手も菊地選手に劣らない勘の持ち主。大物喰いが見られるか。
スタート巧者が攻めれば外枠からでも突き抜ける技量を持つ馬場 貴也選手。展開を見切り1マークを捌き道中でも追い上げるターン力が高い。更にチャレンジカップ優出で勢いにのる新田 雄史選手や若手ナンバーワンとも言われる旋回力を持つ丸野 一樹選手にも注意。
特徴ある選手が組み合わさったレースとなれば非常に見応えあるものとなるのは間違いないだろう。
昨年は守屋 美穂選手が優出 賞金女王を控える女子選手たち
今節はレディースチャンピオンで選考順位上位の中から7名の女子選手が登場となった。中でも大注目は先日のレディースチャレンジカップで圧倒的な強さを見せた遠藤 エミ選手。今年は賞金ランク独走状態が続き、近年でも最も強い状態に思える。
平高 奈菜選手は2節前の丸亀周年で準優勝。1流の集う混合戦でも十分に勝ち切る力はある。またレディースチャレンジカップ3位の平山 智加選手と共に平高選手は準地元と呼べる水面での大会。
昨年優出した守屋 美穂選手に続いて女子選手の活躍に期待したい。
ボートレース鳴門の特徴
基本データ
所在地:徳島県鳴門市撫養町大桑島濘岩浜48−1
開場:1953年(昭和35年)04月24日
電話投票コード:#14
モーター:ヤマト331型(交換時期:04月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:04月頃)
開催:デイレース
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース鳴門の水面特性
ボートレース鳴門は四国(本島)と大毛島の間の小鳴門海峡にあるボートレース場。水面は全国の中でも狭い部類に入るで有名だ。
全国屈指とも言えるイン受難の水面であり、過去1年のイン1着率は50%を下回っている。G2以上の優勝戦でも決まり手は多彩であるように様々なコースから1着を狙うことができる。展開予想に重要な決まり手の傾向としては、向かい風ならまくりやまくり差し、追い風なら差しとまくり差しを狙っていきたい。
全国との比較でのコース別成績では大きな特徴が2つある。
1つ目には2コースの1着率が2連対率や3連対率に比べると順位が急に上位に入っている。狙うならば頭固定、もしくは切ってしまうのもありだろう。
2つ目の特徴は5コースの2連対率及び3連対率が過去1年で24場中トップの記録を残している。決まり手も様々なら仕掛け方も多様となっており、もつれれば外のコースからでも上位に食い込める。2コースをどう凌ぐか、5コースからどう上位に食い込むかが鍵になるのではないだろうか。
「第3回 BBCトーナメント」まとめ
全国屈指のイン受難の水面で着外の許されない一発勝負の連続。さらに外からでも上位を狙えるとあって混戦が予想されるシリーズだ。グランプリやクイーンズクライマックスの出場選手は決しているが、特殊なシリーズというのを活かして自ら年末のボーナス獲得を狙う選手もいるだろう。
性別、世代、戦法が交錯する非常に楽しみな4日間。寒さを吹き飛ばす熱い戦いに期待している。

フネログ事務局

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