①中国地区選手権

2025年（令和7年）2月8日（土）より、2月13日（木）まで、徳山ボートレース場にて、G1　第68回中国地区選手権競争が開催。

「G1　第68回中国地区選手権競争」注目レーサー

出場選手一覧
https://www.boatrace.jp/owpc/pc/race/assen?jcd=18&hd=20250208

ここからはG1　第68回中国地区選手権競争の注目レーサーを紹介。

茅原悠紀（かやはら　ゆうき）

出典：フォトギャラリー｜BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

今年早くも、常滑ボートレース場で行われた、G1　BBCトーナメントで４走中4走とも、くじ引き運などもあり、イン戦から走り見事優勝した。2日目、3日目ともに、チルト3度で外から襲いかかる、菅章哉選手の猛攻を凌ぎきりのイン逃げを披露。この走りが続けば、今年もグランプリまで安心して見れそう。徳山ボートレース場でも好走をしており、今節も優勝目指し、しっかり走ってくれるだろう。

寺田祥（てらだ　しょう）

出典：フォトギャラリー｜BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

茅原選手と同じく、BBCトーナメントで優出し、惜しくも3着だったが、6コースからキレのある走りを見せてくれた。今節は山口の親分、白井英治選手がフライング休みのため出れない分、親友の寺田選手の肩に優勝の重みがさらにのしかかる。大得意の徳山水面なので心配はいらない。スタートも最近キレが戻ってきたのも安心材料の一つだ。

「G1　第68回中国地区選手権競争」　注目エンジン

27号機（S）

勝率6.36優出5優勝2

現在のエースエンジン。基本的に選手を選ばず、吹いているイメージだ。どちらかといえば伸び型だがまわり足もよい部類だ。このエンジンを引いた選手は初日から狙いたい。

18号機（A＋）

勝率5.93優出5優勝2

冷えてきてからかなりパワーアップしてきたエンジン。特に池田浩二選手が周年で仕上げ、その後田口節子選手が乗り、優勝した。特に伸びがよく、B級選手が乗っても伸びだけは必ずよい。整備上手な選手が乗って、まわり足も仕上げられればかなりの活躍が期待できる。

ボートレース徳山の特徴

基本データ

所在地：山口県周南市栗屋１０３３
開場：1953年（昭和28年）8月27日
電話投票コード：18#
モーター：ヤマト331型（交換時期：4月頃）
ボート：ヤマトYM-730型（交換時期：11月頃）
開催：デイレース
水質：海水
干満差：あり
チルト角度：-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0

ボートレース徳山の水面特性

出典：ボートレース公式サイトより

基本的には、年間を通して穏やかなホーム左横からの追い風が吹くことが多い。この横風が、スタートを難しくしていて、結果イン有利の水面になる。1マークはどんなに握って攻めても、大丈夫なくらい広く、安心出来、インでも握る選手がいる。

たまに大潮になることがあり、その際はうねりが出て、コーナーで流れることが多くなり、2、3コースの差しが決まりやすくなる。また、2マークで引き波が残り、道中の逆転が起こりやすい。

干満の差も激しいので、スタートは意外に難しいと言われているので、前半はよく徳山ボートレース場を走ることが多い、中国、九州地方の選手から狙え。」

コース別入着率

インコースが強く、2連対率は80％近くある。困ったら、インを買っておけば大丈夫な水面だが、握って攻めることができるので、外コースの選手がまくりで攻めた際に3着に残ることも多く、意外と配当が良いことがある。特にSG級の選手は一瞬のタイミングで着順が変わるので、3着は流すことを勧める。

また、普段はモーニングレースで、水温が低い時のデータになっているが、今節は通常開催で湿気も多いので、データーよりはインが苦戦する可能性あり。

②関東地区選手権

2025年（令和7年）2月9日（日）より、2月14日（金）まで、戸田ボートレース場にて、G1　第70回関東地区選手権競争が開催。

「G1　第70回関東地区選手権競争」注目レーサー

出場選手一覧

https://www.boatrace.jp/owpc/pc/race/assen?jcd=02&hd=20250209

ここからはG1　第70回関東地区選手権競争の注目レーサーを紹介。

桐生順平（きりゅう　じゅんぺい）

出典：フォトギャラリー｜BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

地元の大エースの桐生選手。戸田ボートレース場での最近の走りは完璧に近い。2023年のG1周年記念、2024年のG1周年記念連覇にSGボートレースダービーの優勝と現在の戸田天皇と呼んでもよい走りを見せてくれている。今節も、フライングや事故が無ければ順当に勝ち上がって行くだろう。

佐藤翼（さとう　つばさ）

出典：フォトギャラリー｜BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

昨年後半から大躍進の佐藤選手。記念の勝ち方を覚えたような走りだ。先日、大村ボートレース場で行われた、G2モーターボート大賞でも予選トップからの優勝と今の勢いには逆らえない走りだった。今節もこの勢いに乗り、好走する。

「G1　第70回関東地区選手権競争」　注目エンジン

14号機（S）

勝率6.46優出3優勝1

元々伸びがよかったが、転覆後の整備が当たり、さらに伸びがよくなったエンジン。正月シリーズでは黒井達矢選手が乗り、伸びを活かし、豪快にまくりにいくレースでファンを魅了した。

12号機（A＋）

勝率6.53優出3優勝1

伸びよりもまわり足がよいエンジン。整備が当たれば、まわり足もよくなるので、整備巧者の選手が乗ればさらに楽しみだ。

ボートレース戸田の特徴

基本データ

所在地：埼玉県戸田市戸田公園8-22
開場：1954年10月14日（昭和29年）
電話投票コード：#02
モーター：ヤマト331型（交換時期：7月頃）
ボート：ヤマトYM-730型（交換時期：7月頃）
開催：デイレース
水質：淡水
干満差：なし

ボートレース戸田の水面特性

出典：水面特性 | ボートレース戸田オフィシャルサイト

 

淡水で、波は1年を通して穏やか。水面の横幅が107.5mと全国のボートレース場で最も狭く、全速旋回が難しいコース。狭いコースなので、チルトが最大0.5度までしか上げることができない。そのため、伸びをつけるには、整備力が重要になる。

1マークを回り、2マークへ行くときは真っ直ぐではなく。斜めに走るような感覚になるため、走り慣れていないと、2マークまでに追いつかれ、抜かれるケースもよくあるため、節の前半は地元選手を絡めたい。

コース別入着率

イン1着率が全国ワーストクラスで、さらにこれから暑くなり、エンジンの回転が一番上がりにくくなる。そうは言っても、1着率は1コースとなり、軽視は出来ない。1コース以外だと、2〜4コースの1着率が高い。まくり差しが得意な選手なら、さらに1着率が上がるため、展示での回り足チェックが重要。6コースの3連対率がかなり低いので、舟券的には入れなくてもいい場合が多くなる。

③九州地区選手権

2025年（令和7年）2月10日（月）より、2月15日（土）まで、大村ボートレース場にて、G1　第71回九州地区選手権競争が開催。

「G1　第71回九州地区選手権競争」　注目レーサー

出場選手一覧

https://www.boatrace.jp/owpc/pc/race/assen?jcd=24&hd=20250210

ここからはG1　第71回九州地区選手権競争の注目レーサーを紹介。

原田幸哉（はらだ　ゆきや）

出典：フォトギャラリー｜BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

結婚を機に、愛知から奥様の実家の長崎支部に移籍した。今や長崎支部を引っ張っていると言っても過言ではない原田選手。まだ2月だが、今年も一般戦を2回優勝。当地、大村ボートレース場でモーターボート大賞でも優勝戦3着を取っていて絶好調だ。最近、スタートタイミングが少し早くなっているが、スタートがよく見えているのだろう。今節も地元の総大将として優勝を目指す。

宮地元輝（みやち　もとき）

出典：フォトギャラリー｜BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

2022年のグランプリシリーズで3コースから、まくり差しで優勝し、早2年が過ぎた。その間にどんどん走りがよくなり、今や記念で優勝戦に乗っても驚く者は誰もいなくなった。今年もすでに下関ボートレース場で行われたG1を優勝している。身長が高いので減量が大変みたいだが、努力し、体重を落としている。昨年のグランプリのレース中にも減量による水分不足で手がつってしまっていた。それでも走る姿に感動したのを思い出す。今年も宮地選手から目が離せなくなりそうだ。

「G1　第71回九州地区選手権競争」　注目エンジン

27号機（S）

勝率6.55優出6優勝2

まわり足がかなりよいエンジン。最近は伸びがついてないが、石丸海渡選手が乗った辺りから当たりが出て、鈴木裕隆選手が乗った際にはかなり吹いていた。その後伸びが低調だがパワーがあるので整備が当たれば急上昇するエンジンだ。

18号機（A＋）

勝率6.59優出6優勝3

藤原啓史朗選手がかなりのパワーで優勝したエンジン。元々まわり足は基本的によかったが伸びもつけ節一パワーになった。元々のパワーがあるので選手を選ばずいつも普通以上はある。

ボートレース大村の特徴

基本データ

所在地：長崎県大村市玖島１丁目１５−１
開場：1952年4月6日（昭和27年）
電話投票コード：24#
モーター：ヤマト331型（交換時期：3月頃）
ボート：ヤマトYM-730型（交換時期：7月頃）
開催：ナイターレース
水質：海水
干満差：あり

 

ボートレース大村　水面特性

出典：ボートレース公式サイトより

追い風の時はインの強さがさらに増す。うねりと聞くと福岡の1マークが有名だが、実は、大村ボートレース場も、2マーク出口にうねりがある。2マーク側の防波堤の下部が開いていて、大村湾と繋がっているため目に見えにくい独特のうねりが発生している。そのため、ツケマイが決まりづらい。大村巧者や地元選手はこのことを熟知しているので、舟券を買う時の参考にしてもらいたい。

目標物がないので、実はスタートが難しいことも覚えていて欲しい。

コース別入着率

インコースの強さは折り紙つきだ。昔は満潮時に強いと言われていたが、最近は干潮時もインが強くなっている。イン1着率は60％に届く勢いがあり、3連対率は約85％で舟券からは外せない。

水面が良く、1マークは握って攻めるので、5コースまでは1着2着はあるが、6コースは2着までに絡むのが難しい。

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