地区選手権とは
概要
毎年恒例となっている全国6地区に分けられて行われる競走。
G1ではあるが優勝賞金は低め。しかし各地区の優勝者は1月半ほど後に開催されるボートレースクラシックへの出場権が与えられる。
開催地は各地区ごとに持ち回りとなっており、サイクルが最も早い四国地区選手権では2場が交互に行われるのが基本
関東と九州では5場で持ち回りだ。出場メンバーは開催地の支部に所属する選手権を中心としたA1選手が主となっている。
選手の母数が通常のG1と異なるため普段はG1出場が稀な選手も多く登場する。
開催期間
期間は
- 関東地区選手権 2/10(金)〜2/15(水)
- 東海地区選手権2/11(土)〜2/16(木)
- 九州地区選手権2/12(日)〜2/17(金)
までの6日間
賞金
優勝賞金480万円
2023 地区選手権 後半3開催 ドリーム戦
関東地区選手権 ドリーム戦
初日(2/10)第12R ドリームレーサー賞 枠番
出典:ボートレース江戸川
1 3716 石渡鉄兵 東京
2 3983 須藤博倫 埼玉
3 4266 長田頼宗 東京
4 4573 佐藤翼 埼玉
5 4297 山田哲也 東京
6 4851 関浩哉 群馬
2日目(2/11)第12R ゴールデンレーサー賞 枠番
出典:ボートレース江戸川
1 4787 椎名豊 群馬
2 4095 福来剛 東京
3 3996 秋山直之 群馬
4 4468 大池佑来 東京
5 4547 中田竜太 埼玉
6 4688 永井彪也 東京
東海地区選手権 ドリーム戦(枠番は前日に決定)
初日(2/11)第12R ドリーム戦
出典:ボートレース浜名湖
3946 赤岩善生 愛知
3959 坪井康晴 静岡
4024 井口佳典 三重
4337 平本真之 愛知
4524 深谷知博 静岡
4586 磯部誠 愛知
2日目(2/12)第12R ドリーム戦
出典:ボートレース浜名湖
3554 仲口博崇 愛知
3744 徳増秀樹 静岡
3941 池田浩二 愛知
3960 菊地孝平 静岡
4074 柳沢一 愛知
4494 河合佑樹 静岡
九州地区選手権 ドリーム戦
初日(2/12)第12R ドリーム戦 枠番
1 4320 峰竜太 佐賀
2 4371 西山貴浩 福岡
3 3779 原田幸哉 長崎
4 4445 宮地元輝 佐賀
5 4296 岡崎恭裕 福岡
6 4932 新開航 福岡
2日目(2/13) 第12R ドリーム戦 枠番
1 3783 瓜生正義 福岡
2 3623 深川真二 佐賀
3 4477 篠崎仁志 福岡
4 4831 羽野直也 福岡
5 4174 赤坂俊介 長崎
6 4504 前田将太 福岡
2023 地区選手権 後半3開催 注目レーサー
関東地区選手権
石渡鉄兵(いしわた てっぺい)
2節続けて江戸川G1登場の石渡鉄兵選手には引き続きの期待。
ドリーム漏れもあり、初戦でのイン戦惜敗に2走目の大敗と苦しい船出だったがその後2勝をあげ予選は6位で通過。
優勝戦に駒を進めると展開を捉えてあと1歩のとこまで優勝が見えていた。江戸川での21回の優勝はもちろん出場選手中トップの数字。今節でも主役は譲れない。
長田頼(おさだ よりむね)
こちらも引き続き江戸川G1に出場の長田頼宗選手。予選ではレース足良く、6枠から道中逆転での1着があるなど活躍を見せて予選はトップ通過した。
準優勝戦も危なげなくインから押し切り優勝戦は大きな期待を集めた。しかし、優勝戦では3コースからの強烈なツケマイに抵抗も飲み込まれてしまう。
今回はリベンジを機しての戦いだ。
東海地区選手権
深谷知博(ふかや ともひろ)
今年開催の浜名湖を地元する静岡支部からは深谷知博選手。昨年はボートレース甲子園で優勝するとチャレンジカップに出場。
予選18位に滑り込み優出すると優勝戦でも2マークで展開が向き優勝。グランプリではファイナリストとなった。
年始の地元年末年始シリーズでは5コースまくり差しで優勝。近況最も勢いある地元選手だけに最注目だろう。
池田浩二(いけだ こうじ)
昨年は9年ぶりにSG優勝を果たした池田浩二選手。年始から絶好調と伺える近況だ。
常滑年末年始シリーズは2走目からオール3連対で優勝。BBCトーナメント・若松周年と連続してG1では確定板入りと3連続での優出中だ。
昨年の地区戦では優勝戦でインからまさかのフライング。その分までも今年は結果を出したい。
九州地区選手権
西山貴浩(にしやま たかひろ)
直前の下関では予選をオール3連対。予選トップ通過から優勝戦逃げて今年2度目の優勝を果たした西山貴浩選手。先月の若松周年では2度の6着があり予選突破ならず。
5日目には久々の「ほぼイケメン戦」が組まれたが、ファンや施行者としても西山選手の地元での活躍を待ち望んでいる。今節こそ章典レースで結果を残したい。
峰竜太(みね りゅうた)
若松周年でG1復帰を果たした峰竜太選手。復帰初戦を6コースまくりで飾るなどド派手なインパクトを残したが準優3着に敗れ、復帰後即G1優出とならなかった。
直前節の多摩川でも大きな期待を集めたが減点もあって優出漏れ。続けざまで悔しい結果となってしまった。
若松はボートレースオールスターを制した地であり得意としている水面。巻き返しを期してのシリーズだ。
「2023 地区選手権 前半3開催」 注目モーター
関東地区選手権
28号機(1/31 優勝戦1着)
江戸川大賞の優勝モーター。シリーズはオール3連対で予選は2位通過。予選4日目の荒れた水面をものともしない6枠からのまくり差しでの勝利は力強い出足があるからこそ。
昨年11月の石倉洋行選手のように伸びを求めても反応がある。
35号機(1/31優勝戦3着)
これまで優出6回の実績あるモーター。江戸川ではチルト0やプラスの角度にする選手が大半である中、優勝戦では唯一の-0.5を山口達也選手が選択。
波乱を呼び込む強烈なツケマイを放つなど回り足は十分。伸びを上積むことが出来れば更に注目したい。
東海地区選手権
14号機(2/5 準優勝戦1着)
初日連勝を含めシリーズ注目の石原翼選手が使用。準優勝戦でも目を引く展示タイムをマークするなど気配上々。
前々回の松瀬弘美選手も初戦でFするも残る6走1勝5連対とハンデを抱えながら連日の連対。好調モーターだ。
9号機(1/29 優勝戦1着)
豊田健士郎選手が早くも今年2度目の優勝を果たしたモーター。道中の抜きでの勝利もあり、行き足やレース足は上位。
1月に2連続優出もあって寒い時期に活躍しているのは好印象がある。
九州地区選手権
20号機(1/26 優勝戦1着)
1月の周年で桐生順平選手の優勝モーター。初日後に行ったペラ調整でバランスが取れた上位級の仕上がりとなった。
やや調整の幅は狭いかもしれないが、その分しっかりと合えば2度の優勝がある実績通り好気配となる。
53号機(1/26 優勝戦4着)
優勝戦こそ苦戦したが茅原悠紀選手が節イチクラスの足に仕上げたモーター。もともとの伸びに加えて出足も向上している。
12月中旬のシリーズでは下條雄太郎選手が節間9走を全てトップスタートを決めたように安心してスリットを攻められる利点がある。
2023 地区選手権 後半3開催 豆知識
江戸川周年 振り返り(関東地区選手権)
難水面の江戸川だが江戸川大賞の準優勝戦はイン逃げ3連発。準優2つ目こそ1-6-4となり7000円台の配当となったが比較的堅めの決着となった。
だが優勝戦は回り足を生かす山口達也選手がインの長田頼宗選手を3コースから沈めたことにより内ががら空きとなり波乱の決着に。展開やモーターによってはどこからでも波乱が飛び出ることを再認識させられた。
優出ならなかった選手ではシリーズ4勝の大池佑来選手に注目。スタートからのまくりはもちろん、道中も隙さえあれば艇間を狙う姿勢は江戸川でも旋回力があるからこそ。2度目のG1優勝を狙う。
汽水とは何か(東海地区選手権)
全国のボートレース場の水質を見ると淡水(プール型の水面)と海水(湾など海に面した水面)の2つにわけられることがほとんどだ。
しかし浜名湖に関しては「汽水」という表記が用いられることが多い。汽水とは湖(本来は淡水)でありながら海水が混ざり合う状況になっている水質で、浜名湖の場合、500年以上前に海との隔たりとなっていた堤防が切れたことから現在の水質が成り立っている。
塩分濃度も海水に近く、水面は乗りやすいと評判。そのためスピードを持ってまくり差しを決められるが故に幅広い決まり手が飛び出ている。
若松周年 振り返り(九州地区選手権)
準優勝戦はイン逃げ3連発。1着選手こそ他地区だったが、2着はいずれも地元選手が取りきって意地を見せた。
優勝したのは桐生順平選手。ドリームこそ5着に敗れたが、これをきっかけに思いっきったペラ調整を敢行。これが見事に当たり上位級の仕上がりとなった。モーターは引き続き注目していきたい。
地元勢では羽野直也選手が最先着の3着。近年の走りは堂々たるもので、引き続き上位争いだろう。
先月の周年で久々のG1出場の峰竜太選手も本命党・穴党ともに注目の存在となる。
2023 地区選手権 前半3開催 コース特徴
ボートレース江戸川(関東地区選手権)
基本データ
所在地:東京都江戸川区東小松川3-1-1
開場:1955年(昭和27年)8月12日
電話投票コード:03#
モーター:ヤマト331型(交換時期:4月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:4月頃)
開催:デイレース
水質:汽水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース江戸川の水面特性
所在地:東京都江戸川区
水質:淡水
1コース1着率:45.1%(23位)
ポイント:難水面でコース巧者と好モーターに注目
ボートレース浜名湖(東海地区選手権)
基本データ
所在地:静岡県湖西市新居町中之郷3727−7
開場:1953年8月7日(昭和28年)
電話投票コード:06#
モーター:ヤマト331型(交換時期:4月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:9月頃)
開催:ナイターレース
水質:汽水
干満差:多少あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+2.5、+3.0
ボートレース浜名湖の水面特性
引用元:ボートレース公式サイトより
所在地:静岡県湖西市
水質:汽水(淡水と海水が混ざりあっている)
1コース1着率:53.7%(18位)
ポイント:水面は広く決まり手が多彩
ボートレース若松(九州地区選手権)
基本データ
所在地:福岡県北九州市若松区赤岩町13−1
開場:1952年(昭和27年)11月11日
電話投票コード:20#
モーター:ヤマト331型(交換時期:12月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:6月頃)
開催:ナイターレース
水質:海水
干満差:多少あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5
ボートレース若松の水面特性
所在地:福岡県北九州市若松区
水質:海水
1コース1着率:56.7%(12位)
ポイント:冬場の水面は強風となることも 展示は要確認
「2023 地区選手権 後半」まとめ
出典:ボートレース江戸川
3場のうち2場が先月に周年を開催した水面で再びのG1開催となった。前回のG1を参考にしながら地区戦予想にも活かしていきたい。
今年のボートレースクラシックの最終キップを手にするのは誰だ。

フネログ事務局

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