児島キングカップとは
概要
ボートレース児島の周年記念競走。過去20回を見ても10〜11月の秋に開催にされることが多く、今回も年末を見据える秋に行われる。
地元選手による制覇は67周年の吉田拡郎選手が最後。意外にもエースの茅原悠紀選手は周年制覇はない。
ここ6年は優勝戦で逃げが連続で続いている。ポールポジションの獲得こそがVへの近道だろう。
開催期間
期間は10/16(日)〜10/21(金)までの6日間。
優勝賞金
優勝賞金1000万円。
「開設70周年記念 G1 児島キングカップ」 ドリーム戦
初日(10/16)第12R キングドリーム 枠番
出典:ボートレース児島
1 3897 白井英治 山口
2 4166 吉田拡郎 岡山
3 4044 湯川浩司 大阪
4 4444 桐生順平 埼玉
5 4477 篠崎仁志 福岡
6 3719 辻栄蔵 広島
2日目(10/17)第12R ガァ〜コドリーム 枠番
出典:ボートレース児島
1 4418 茅原悠紀 岡山
2 4028 田村隆信 徳島
3 4168 石野貴之 大阪
4 3960 菊地孝平 静岡
5 4371 西山貴浩 福岡
6 4459 片岡雅裕 香川
「開設70周年記念 G1 児島キングカップ」 注目レーサー
茅原悠紀(かやはら ゆうき)
地元エースがまだない周年制覇に挑む。津・若松・浜名湖・徳山・多摩川と周年は5場で制覇の茅原悠紀選手。
しかし、意外なことに地元の周年については5回の優出がありながら勝ち切るまではいっていない。
地元の強さはかなり高く、優出率はデビューから数えて55%以上。一方で優勝戦でも先頭を走りながら大きく振り込んだなど様々な経験をしてきた。
オール2連対で優勝したお盆に続き、しっかりと期待に応えたい。
吉田拡郎(よしだ かくろう)
2019年の67周年では2日目からオール2連対を続け優勝した吉田拡郎選手。
今年のお盆シリーズも制しており、岡山支部のタイトル奪還には優勝経験があることから欠かせない存在だ。
近況の記念レースではやや苦戦しているが地元に限れば安定感は抜群。V5と好調な今年、2度目の地元周年制覇を狙う。
白井英治(しらい えいじ)
他地区でありながら初日ドリーム戦で1枠の大役を担う白井英治選手。
昨年出場したSGグランドチャンピオンでは予選トップ通過。準優では湯川浩司選手に差され敗れたが優出している。
年末まで出場は残り3つのG1のみ。瀬戸内海をホームとする選手は互いに活躍する場面を数多く見られるだけに賞金加算に意欲を見せる今節も引き続き期待したい。
菊地孝平(きくち こうへい)
児島周年2度の優勝経験がある菊地孝平選手も注目の存在だ。
通算成績で地元・浜名湖の1着率が最も高いのだが、それに続く1着率を誇るのが児島である。
26節で13優出と安定感があり、近3回の周年やSGでは3連続優出と児島のビッグレースでは欠かせない存在だ。
現在のところ賞金ランク8位と2ndステージ発進も見えているが残りは今節、そして次節のボートレースダービーのみとなる。得意水面で年末へラストスパートだ。
桐生順平(きりゅう じゅんぺい)
2017年のボートレースクラシックを当地で制している桐生順平選手。
近況の周年は連続で優出中し3着以内と勝負強さを発揮。当地は昨年の周年でも準優勝としている。
またSGでも1ケタ順位で連続で予選突破としており、これまで9節しか出場していない児島でもその旋回力を発揮している。
今年は地元周年を含め4Vとしているが、年末に向けてまだまだ上を目指していきたい。
服部幸男(はつとり ゆきお)
近況の好調もあって復活の記念Vまで期待させられるのは静岡のベテラン服部幸男選手。
かつては賞金王決定戦まで制した選手だが、近年はSGの出場すら遠ざかっている。
しかし、今年は8月9月と連続で優出している他、機力出しについてもここ2ヶ月ほどはうまくいっている印象だ。
最後に制している2016年の周年も児島でのもので、気配のいい今ならば復活劇が見られるのではないかと期待している。
「開設70周年記念 G1 児島キングカップ」 注目モーター
50号機(9/4 優勝戦1着)
田中信一郎選手が6年ぶりに記念レースを制した。
序盤の着取りを大敗なくまとめると予選ラスト2走は連勝でトップに躍り出た。
優勝戦は1マークまでに行き足に勝る49号機をしっかりと止めてバックに出てからは独走。数字以上の動きを感じる。
52号機(9/22 優勝戦1着)
優勝戦は紅一点の平山智加選手のイン戦。
1マークの旋回後に内外からそれぞれ迫られたが、ターン出口から行き足が体重差もあるとはいえ桁違い。
ターンのスムーズさが増せば間トップクラスに仕上がる。
61号機(9/29 優勝戦2着)
シリーズ通して渡辺浩司選手がオール3連対と活躍。
優勝戦では1マークまでの行き足でインをまくったが大きく膨らんでしまう。
しかし、1周2マークでは後続を握って交わすや否や前にも接近。道中でもあわや逆転まで期待させるほど。
G2戦でも活躍を見せており、連対率よりは確実に上の動きだ。
「開設70周年記念 G1 児島キングカップ」 豆知識
ダービー前での賞金争い
今節はボートレースダービー前最後のG1となる。
今月末には来月行われるチャレンジカップの出場を巡る争いが締切となるためベスト32を巡る争いも加熱していくだろう。その付近の順位から数名紹介したい。
辻栄蔵選手(35位)
柳沢一選手(37位)
茅原悠紀選手(39位)
大上卓人選手(40位)
萩原秀人選手(43位)
チャレンジカップはF休みとなる選手を除くため、既に5人が順位としては繰り上がる。
その37位周辺には今節出場の5名が固まっている。辻栄蔵選手から萩原秀人選手までの差は400万円。
地元の茅原悠紀選手が最も今節に意欲を見せるだろう。辻選手と大上卓人選手の広島支部勢は児島と同じく瀬戸内海を舞台とする水面で活躍が期待できる。
柳沢一選手は一般戦優勝2回だがグランドチャンピオンの優出でここまで順位を伸ばした。チャレンジカップでの最終決戦に持ち込みたい。
勝負度合いだと萩原秀人選手だろう。ダービーの出場が叶わず今節が事実上ラストチャンス。優出は必須で勝負がけとなるシーンでは注目だ。
女子選手も勝負の1戦
地元の守屋美穂選手、田口節子選手に加えて若手で人気の高い大山千広選手が参戦する今節。
3選手ともレディースチャレンジカップに向けては守屋選手と田口選手は当確。
大山千広選手もボーダーまで200万円差あることを考えれば安泰ではあるだろう。ただ、年末のクイーンズクライマックスも考えれば相手は強いがチャンスとも捉えられる。
今年のレディースオールスターを優勝している守屋選手。当地ではお盆シリーズの前までは3連続優勝を含む5連続優出と近況は好調。結果次第では2位の平高奈菜選手にまで迫る期待もある。
田口節子選手は次節のボートレースダービーも含め、年末の枠番アップに注目。3名の中では大山千広選手が最も勝負となるだろう。
2020年のウエスタンヤングでは女子選手初の優勝。前回出場した昨年の男女W優勝戦でも優出している。
現在の14位ではクイーンズクライマックス出場がならないだけに、凝縮されたボーダー付近では残る1走ずつが勝負。
課題のスタートも今期は決まっており、シリーズを盛り上げる存在になってほしい。
ボート界1の千両役者 強面のSGレーサーが表彰
インタビューでは常に笑いを提供し続けてきた西山貴浩選手と男気ある進入で香川を代表するレーサーの森高一真選手が福岡支部の大庭元明選手と共に若松警察署から表彰を受けた。
3選手は車で移動中に交通事故を目撃。その処置や交通整理などで対応に協力した。
感謝状の受け取りの際にはいつものようなおちゃらけた様子がないどころか、どこかむず痒い様子の西山選手がとても印象的であった。
森高選手は負傷者に対して大声をかけ続けて意識をしっかりさせていたようで、普段の寡黙なイメージからすると、ここぞという場面での活躍はボートとも繋がっているだろう。
善因善果という言葉もあるが、巡り巡って幸運が今シリーズで舞い込むかもしれない。
ボートレース児島の特徴
基本データ
所在地:岡山県倉敷市児島元浜町6−3
開場:1953年(昭和28年)9月26日
電話投票コード:22#
モーター:ヤマト331型(交換時期:1月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:3月頃)
開催:デイレース
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース児島は岡山県倉敷市にあるボートレース場。瀬戸内海に面していて水質は海水。
すぐ近くを走る瀬戸大橋を挟んで四国側にはボートレース丸亀があり、さらには宮島や徳山と干満差のある水面とあって似ている面もあることから互いに活躍する選手が出ている。
コース形態としての特徴は6コースがスタートが後方まで引くと、コース幅より狭くなっていることからスタートが難しくなっている。
ただし、1着率や3連対率については全国平均より高くなっており、あまり気にしなくてもよさそうだ。
コース別成績では1コース1着率は13位の55.0%でほぼ中間の順位。1コースがしっかり回れれば逃げれる水面だ。
特徴的なのはセンター勢の成績。3コースの3連対率は平均よりも低く、1マークでサイドのかかりが悪いと外に流れてしまう事が影響している。
そのため展開が向く4.5コースの3連対率がやや高い。
記念クラスのレーサーは旋回がしっかりしているが、時に調整が噛み合わなければ4.5コースの連対と傾向通りの結果となることが予想されるため周回展示のポイントは3コースになるだろう。
「開設70周年記念 G1 児島キングカップ」 展望まとめ
出典:ボートレース児島
今節はボートレースダービーの直前節。
まず1つの区切りとなるチャレンジカップへの出場権や期末の勝負とあらゆる面で各選手がいつも以上に気合いが入る。
急な激走や最後まで諦めない走りも期待できるとあって、最終日まで楽しみな戦いとなるだろう。
気温は落ち着いてきた頃合だがボート界は10月末が熱い。
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フネログ事務局

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