京極賞とは
概要
ボートレース丸亀の周年記念競走。
2000年代なかばでは6月から9月といった暑い時期に行われることが多かったが、ここ3年連続で10.11月と年末に向けて勝負の時期での開催が続いている。
地元勢の優勝は近年では3年前の67周年において森高一真選手がいる。優勝戦の傾向として目を惹くのは12大会連続で逃げ決着。
インの大村や徳山でさえも時おり波乱となるのだが、丸亀はとにかくインコースからの優勝が多い。優勝戦1枠を手にするのが近年では優勝への最短ルートとなっている。
開催期間
期間は11/12(土)〜11/17(木)の6日間
優勝賞金
優勝賞金1000万円
開設70周年記念 G1 京極賞 ドリーム戦 出場選手
出典:ボートレース丸亀
(枠番は未定)
初日(11/12)第12R 京極ドリーム戦
3590 濱野谷憲吾 東京
4205 山口剛 広島
4337 平本真之 愛知
4459 片岡雅裕 香川
4482 守屋美穂 岡山
4686 丸野一樹 滋賀
2日目(11/13)第12R ブルーナイタードリーム
3779 原田幸哉 長崎
3897 白井英治 山口
4024 井口佳典 三重
4168 石野貴之 大阪
4450 平高奈菜 香川
4787 椎名豊 群馬
開設70周年記念 G1 京極賞 注目レーサー
森高一真(もりたか かずま)
地元選手としてまず注目は森高一真選手。
3年前の67周年を制覇している。過去には2011年の59周年でも優勝しており今回は3度目の地元周年優勝がかかる一戦だ。
今年はまさかの優勝なしでここまできているが3.4月には若松・蒲郡とナイターレースの周年で優出。
この先、F休みとなるだけに今年のビッグレースは走り納め。最後に結果を残したい。
片岡雅裕(かたおか まさひろ)
恵まれではあったが今年のボートレースメモリアルで初のSG制覇を果たした片岡雅裕選手。
初日のドリーム戦では地元勢唯一の登場となるだけに期待を集めるだろう。地元での優出率はおよそ5割近いものがあり安定感は抜群。
初出場も見えてきたグランプリを2ndから発進したいだけに、地元周年での賞金加算に燃えているはずだ。
太田和美(おおた かずみ)
相性のいい直前の高松宮記念特別競走では予選で3勝をマークし首位通過。準優も危なげなく逃げ切り優勝戦1枠を手にした太田和美選手。
一気にグランプリ出場が見えるまで賞金を上げてきている。今回の丸亀周年も相性が良く過去にV3。2012.2013年では連覇を果たした。
近況の丸亀でも3連続優出と好勝負を続けており、連続しての好相性シリーズは太田選手にとって追い風となりそうだ。
白井英治(しらい えいじ)
高松宮記念特別競走の終了前までは賞金ランキング5位としている白井英治選手。
SG優勝戦Fのペナルティでチャレンジカップには出場できないため今節がグランプリ前最後の勝負がけとなる。
グランプリ出場は間違いないとしてもやはり6位以内は2ndからの出場と2連対率上位6機が与えられるため7位以下とは条件が雲泥の差となる。
最後の1節にかける想いを走りで示したい。
井口佳典(いぐち よしのり)
SG出場停止がありながら戸田モーターボート大賞などV6で賞金ランク21位につける井口佳典選手もグランプリ出場へ意欲十分だ。
丸亀周年は3年連続で優出し、一般戦も含めると現在5連続優出中と好相性の水面。
9月には丸亀初優勝とかなりいいイメージで今大会の臨めるだろう。残り2節の勝負がけで何としても18位以内をもぎ取りたい。
丸野一樹(まるの かずき)
今年の滋賀支部からはグランプリに2人出場は濃厚。
クラシックで女子レーサー初のSG優勝を果たした遠藤エミ選手と先日のダービー優勝で賞金ランキングトップに躍り出た馬場貴也選手の2人だ。
勢いにあやかりたいのは丸野一樹選手。現在は19位だが僅差となっている。
昨年のグランプリは大アクシデントに巻き込まれる形であっただけに忘れ物を取りに戻るためにもこことチャレンジカップが勝負となる。
「開設70周年記念 G1 京極賞」 注目モーター
19号機(10/20 優勝戦1着)
前田将太選手が使用して優勝したモーター。
スリットはやや後手だが、1マークまでに伸び返し2コースからの直まくりを止めての逃走。後方の激戦を尻目に悠々と逃げ切った。
夏場は動き今ひとつであったがここにきて再び勢いを増しているモーターだ。
59号機(10/28 優勝戦1着)
直前節のヴィーナスシリーズでは5人がオール3連対率での優出という超ハイレベルの中で予選トップ通過から高田ひかる1枠を獲得。
優勝戦でもグングン舟足を伸ばし直線では他艇を置き去りにした。近況5節で3優出とこちらも好調だ。
18号機(11/6 優勝戦3着)
峰竜太選手、渡辺浩司選手を相手に直前節では田頭虎親選手が優出3着とした。
ここ4節では119期以降の若い選手が使用してF後に1着や節間3連対と舟足は十分。
こちらも暑い時期より気温が下がってきて良さを取り戻してきた。
「開設70周年記念 G1 京極賞」 豆知識
直前の周年優出者が勢揃い
今節は直前で住之江の高松宮記念特別競走に出場した選手達が多く出場する。
中でも優出とした6選手全員が次節で同じシリーズに出場となる珍しい大会ともなるだろう。
6名は
太田和美選手
濱野谷憲吾選手
松井繁選手
椎名豊選手
上條暢嵩選手
丸岡正典選手の6名。
ハイレベルの大阪支部から地元G1に4人が優出するという素晴らしい結果だった。
また内枠3選手のベテラン勢の活躍にオールドファンは胸躍るシリーズとなっただろう。
また椎名豊選手と上條暢嵩選手はそれぞれ今年SG優勝と優出2着があった。引き続きのナイターG1で活躍なるか楽しみなシリーズだ。
2位と3位の直接対決
ボートレースダービーが終了した段階でダービー覇者の馬場貴也選手は2位以内がほぼ確実に。
となれば2位を巡る争いが非常に注目となってくる。どちらでも2ndからのグランプリ出場ではあるが、今年の舞台が大村と考えると初戦で1枠となるかそうでないかは大きな違いだ。
2位の山口剛選手は1億円超えとしているが、グランプリが地元開催となる原田幸哉選手も今シリーズとチャレンジカップ次第ではまだ逆転の可能性が残っている。
1年間堅実に戦ってきた山口選手がそのまま押し切るか、地元グランプリに向けて意欲的に戦ってきた原田選手が最後の力で逆転に向け迫るか注目となる。
女子選手も勝負がけ
今節では3名の女子選手が出場する。3選手共に賞金は3000万円を超えておりクイーンズクライマックスの出場はほぼ問題ないが、G1での結果によっては初戦1枠の2位まで見えてくる。
2位の平高奈菜選手は守る立場だが、期始めの徳山でまさかのフライング。早くもハンデを背負うことになった。
3位の守屋美穂選手は500万円ほどの差を追っての残り2節。賞金加算の大きい今シリーズで優出以上ならばますます差は詰まるだろう。
6位の平山智加選手もかつては尼崎周年を制した実力者とあって侮れない。少しでも内の枠を求めて地元周年を戦う。
ボートレース丸亀の特徴
基本データ
所在地:香川県丸亀市富士見町4丁目1−1
開場:1952年(昭和27年)
電話投票コード:15#
モーター:ヤマト331型(交換時期:11月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:7月頃)
開催:ナイターレース
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース丸亀の水面特性
引用元:ボートレース公式サイトより
ボートレース丸亀は香川県丸亀市にあるボートレース場。
瀬戸内海に面しており、水質は海水。瀬戸大橋を挟んだ反対側にはボートレース児島がある。
干満の差がありスタートの見え方が時間帯で異なるため、2回走りの選手が戸惑うこともある。
干潮時はまくりも可能だが満潮時と日の入り後はイン逃げが優勢。
今節は初日で13:33、最終日で最終日で17:45頃に満潮となり、後半は潮位が下がっていくためいつも以上に多くのスピード戦が見られそうだ。
過去1年のコース別成績では1コース1着率は57.1%で11位。
ただ18時以降のナイターとなってからは66.3%まで上昇する。日の入りの早いこの時期ではより逃げが決まりやすいのではないか。
その他のコースでは4コースの好成績が目立つ。3連対率は49.8%で全場の4位につけている。
一方で苦戦は3コース。1着率は18位、3連対率では23位と他場と比較すると低いことはわかる。
G1であっても満潮時などでは3コースの取捨が鍵となりそうだ。
「開設70周年記念 G1 京極賞」まとめ
出典:ボートレース丸亀
チャレンジカップ前最後の1節となる選手が多い今シリーズ。
いよいよ賞金争いも大詰めだ。18位の出場をボーダーはもちろん、6位以内で2ndからの出場を狙う選手にとっても大事なシリーズとなる。
ナイター開催だった高松宮記念特別競走からの転戦組が多くを占めるが、水面が変わりどれだけ結果が変わってくるか注目したい。

フネログ事務局

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