全日本王座決定戦とは
概要
ボートレース芦屋の周年記念競走。2007年までは5月を中心とした4〜6月開催が多かったが、以後は固定された時期に開催されていない。過去5年で峰竜太選手が3連覇を含む4勝と大得意としている。(なお今回は峰竜太選手は不出場)その他、47.48.54周年では濱野谷憲吾選手が優勝しており水面巧者が活躍している周年記念となっている。
地元勢による優勝は2013年(61周年記念)での瓜生正義選手が最後となっており、層の厚い福岡支部をもってしてもなかなか手に入れられないタイトルとなっている。
2013年までの優勝戦ではバラエティ豊かな決まり手で度々波乱も起きていたが、その後7大会連続で逃げでの決着。2012年の持ちペラ制度廃止以後は逃げ優勢であることが読み取れる。優勝戦ポールポジション獲得がVへの近道だろう。
開催日時
2022年01月21日(金)~01月26(水)までの6日間
優勝賞金
1,000万円(副賞金を含む)
注意事項
会場はマスクの無い人や37.5度以上の熱がある人、明らかな体調不良の兆候が見られる人の入場を禁止。
「G1開設69周年記念 G1 読売新聞社杯 全日本王座決定戦」ドリーム戦
初日(01/21)全日本王座ドリーム 枠番
1 3783 瓜生正義 福岡
2 3897 白井英治 山口
3 3590 濱野谷憲吾 東京
4 4028 田村隆信 徳島
5 4371 西山貴浩 福岡
6 4686 丸野一樹 滋賀
2日目(01/22)アシ夢ドリーム 枠番
1 4238 毒島誠 群馬
2 3415 松井繁 大阪
3 4477 篠崎仁志 福岡
4 4344 新田雄史 三重
5 4262馬場貴也 滋賀
6 4831 羽野直也 福岡
「G1開設69周年記念 G1 読売新聞社杯 全日本王座決定戦」注目レーサー
瓜生 正義(うりゅう まさよし)
昨年は強ツケマイでのグランプリ制覇で優勝した瓜生正義選手。今回の舞台となるボートレース芦屋は福岡3場の中でも最も得意とする水面。勝率は通算でも8点を超えており、優出率は50%を超えている。
そんな芦屋でもタイトルとなると2013年の61周年、2014年の九州地区選手権の2回のみとなっており、そろそろ3度目のG1制覇が期待される。直前の尼崎センプルカップでは序盤に大きな着取りもあったが最終日に連勝締め。ここに繋がる走りを見せていた。
篠崎 元志(しのざき もとし)
昨年夏のオーシャンカップでは2年振りのSG優出。芦屋との好相性ぶりを発揮した篠崎元志選手。近年はケガによる離脱していた時期もあって弟の仁志選手の活躍が注目されていたが、ようやくSG優勝2回の実力が発揮されつつある。
年末もアクシデントに敗れたとは言えグランプリシリーズ戦で優出。直前の尼崎周年ではやや苦しんだものの5連続優出中の芦屋なら巻き返し必至だ。
丸野 一樹(まるの かずき)
今や滋賀支部としてのみならず全国的に名が知れ渡った丸野一樹選手。昨年で新たに3つのG1タイトル(うち1つはP·G1)を獲得し5つ制している。当地は昨年夏のオーシャンカップで骨折。今度こそとの強い想いもあるはずだ。
2019年のG2モーターボート大賞で優出、さらに10月の一般戦でオール2連対での優勝と活躍している。6枠をドリームで消化できるというのも楽しみな点だ。
小野 生奈(おの せいな)
周年ではあるが小野生奈選手にも注目したい。昨年は2月に芦屋で行われたレディースオールスターで優勝。オーシャンカップでも予選突破としており大きな差はない。先月にも当地に出場しているのもアドバンテージとなる。
年始の福岡では序盤の大敗が響き、滑り込みでの予選突破となったが、不調と見て軽視されるようならば侮れない存在だ。
白井 英治(しらい えいじ)
年末のグランプリでのもう1人の完走者白井英治選手。昨年の優勝は一般戦での3回だったが、メモリアルからダービーの連続優出、更にチャレンジカップでの最終日の勝負がけ成功と勝負強さを随所に発揮した年であった。
元日決戦となった地元年末年始シリーズでもきっちり逃げて2022年の優勝1番乗り。2014年のモーターボート大賞でオール2連対Vを果たした水面で今度はG1制覇を狙いたい。
新田 雄史(にった ゆうし)
昨年末のグランプリシリーズ戦で4年振りとなるSG制覇を果たした新田雄史選手。今年はグランプリ出場に向けて燃えている。年始の地元年末年始シリーズでは2戦目からオール2連対で優勝戦1枠。しかし天候不良によって幻の優勝戦となってしまった。気持ちを仕切り直していきたい。
当地は昨年のオーシャンカップこそ苦戦したが、2019年の66周年では優出3着。それを上回る成績を狙いたい。
「G1開設69周年記念 G1 読売新聞社杯 全日本王座決定戦」注目モーター
55号機
前節で使用した橋本英一選手は節イチの足を披露した注目機。出足や回り足の評価も◎。
30号機
勝率や2連対率は現行モーターのトップの成績で。優出6回と最多をマーク。
「G1開設69周年記念 G1 読売新聞社杯 全日本王座決定戦」豆知識
9年振りのタイトル奪還へ 福岡支部の選手たち
ハイレベルの福岡支部。今節も男女問わずに注目選手がずらりと並ぶ。
昨年賞金王の瓜生 正義選手はもちろんのこと、今や艇界の人気者となった西山 貴浩選手、昨年のヤングダービーを勝利したG1を2度優勝している羽野 直也選手、近年不振が続くがSGレーサーの岡崎 恭裕選手、篠崎 元志選手の弟の篠崎 仁志選手も忘れてはいけません。
女子では大山 千広選手も参戦。男子相手に戦うことが出来る数少ないレーサー。昨年は苦しんだ2021年。2022年は違った一面を見せることが出来るでしょうか?
好スタートの直前優出選手
直前節での優出した選手にも注目しておきたい。尼崎センプルカップからは2着の田村 隆信選手、3着の篠崎 仁志選手、4着毒島 誠選手、6着高倉 和士選手が出場。まずまずのG1開幕となった。
また2020年のダービー覇者・深谷 知博選手が蒲郡で優出、権藤 俊光選手が唐津で優出と好調ぶりをアピール。若手で注目は大上卓人選手。ボートレース丸亀で節間6勝オール3連対で優勝している。
芦屋は2020年3月の一般戦で優勝。G2ではあるが記念優勝もあるだけに力は差はない。若さ発揮で波乱を巻き起こす。
オーシャンカップから半年
昨年末に行われたオーシャンカップは濱野谷 憲吾選手が実に14年ぶりのSG優勝。東都のエース復活に多くの方が湧いた。2.3着には地元の瓜生 正義選手と篠崎 元志選手がくい込み意地を見せていた。その後ろの4着となった馬場 貴也選手にも注目せざるを得ない。
初のSG制覇となった2018年のチャレンジカップも芦屋での制覇。前回の68周年においても準優3着と敗れはしたが予選2位通過。好相性水面で1月から2度目の優勝を狙う。
ボートレース芦屋の特徴
基本データ
所在地:福岡県遠賀郡芦屋町芦屋3540
開場:1952年(昭和27年)11月7日
電話投票コード:21#
モーター:ヤマト331型(交換時期:5月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:4月頃)
開催:デイレース
水質:淡水
干満差:なし
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース芦屋の水面特性
引用元:ボートレース公式サイトより
全国屈指のインの強さを誇るレース場としても有名。開催としての要素とコース形態による要素の2つが挙げられる。1つは一般戦において常時7つの企画レース(サンライズV〜Z戦・進入固定戦・昼どき戦)があり、進入固定戦が基本的にオールB級である以外はインにはA級の選手が入るため必然と1コースに良績が集まる。
今回のような記念レースでは均等な枠振りとなるだけに、時には波乱が起こることもあるため、機力差やスタートの見え方などに気をつけて予想をしたい。コース形態の特徴としては1マークのバック側には天然の葦の群生があり、引き波の出にくくなるよう消波装置の役割を果たしているため1.3コースともに握って回りやすい。
このことから1.3コースは全国的に見てもかなり上位の成績が残っている。一方、過去1年での成績だけ見ると2コースと5コースが非常に苦戦している。特に5コースの1着率は全国最下位だ。
サンライズX戦では5コースにもそれなりの強力な選手が入っているにも関わらずこの戦績とあって原因らしいものが見当たらないものの、データとしては気にしなくてはならない。基本は1-3中心の組み立てが中心となってくるだろう。
「G1開設69周年記念 G1 読売新聞社杯 全日本王座決定戦」展望まとめ
2022年3度目のG1。来月からは各地で地区戦のG1が連日開幕しそれが終わればいよいよSGボートレースクラシックも近づく。
この後の数多くのレースへ向けて勢いを付ける選手はベテランか?それとも新鋭か?

フネログ事務局

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