児島キングカップとは
概要
ボートレース児島の周年記念競走。2010年の58周年までは「競艇キングカップ」の名称で開催されていたが、2011年の59周年より「児島キングカップ」とレース場名が入っての開催となった。
過去20年を見てもその多くが10月から11月に多く開催されており、年末に向けては非常に重要な鍵を握るシリーズとして行われていた。近年の優勝戦では逃げ決着が多くなっているが、2000年以降では5分の2に当たる8回で1枠の選手が敗れるという波乱もあっただけに一筋縄ではいかない可能性もある。
地元選手では2014年に川崎智幸選手、2019年に吉田拡郎選手が優勝している。
開催日時
2021年10月9日(土)~10月14日(木)までの6日間
優勝賞金
1,000万円(副賞金を含む)
注意事項
政府は、特措法に基づく緊急事態宣言を9月30日(木)をもって解除。
これを受け、場内に設定していた飲食可能エリアの制限を撤廃、飲食物の持ち込みはアルコールを除いて可能となりました。
入場制限や事前抽選等はありませんが引き続き観戦対策をしっかりとした上で会場に足を運ぶようファンの皆様は気をつけてください。
「開設69周年記念 びわこ大賞(G1)」ドリーム戦
初日(10/9) 第12R キングドリーム 枠順
初日(10/10) 第12R ガァ〜コドリーム 枠順
※石野 貴之(大阪)が歯の治療で欠場。6号艇に篠崎 仁志が入りました。
「開設69周年記念 G1 児島キングカップ 」注目レーサー
茅原 悠紀(かやはら ゆうき)
今節は地元の主力として戦う茅原悠紀選手。直前節の多摩川周年は優勝戦で完璧に仕上げたモーターで毒島誠選手に襲いかかりねじ伏せての優勝。
賞金面としてもリズムとしても一気に挙げて地元周年を迎える。地元との相性は過去の戦歴を見てもボート界ナンバーワンと言えるだろう。
悲願の地元周年優勝をG1連覇という形で成し遂げられるか。
毒島 誠(ぶすじま まこと)
茅原選手に敗れたとはいえ多摩川周年では初日から主役の座を譲らなかった毒島誠選手。準優勝戦で見せた強烈過ぎる出足はやはり脅威である。
2019年のボートレースダービーを当地で優勝しており水面に不安はない。
巧みなレースを見せるため、まくりが効かない児島でも活躍は見込めるだろう。
前本 泰和(まえもと やすかず)
今年のグランドチャンピオンを制した前本泰和選手。地元は児島と同じ瀬戸内海が舞台の宮島とあって、水面に関してはアドバンテージがあるだろう。
実際にこれまでの優勝回数を見ても2ケタの優勝を記録しているのは宮島と児島のみ。
いいイメージを持って乗り込める今年は周年も制覇したい。
菊地 孝平(きくち こうへい)
昨年の開設68周年 児島キングカップを優勝したのは菊地孝平選手。瓜生正義選手を上回る質のいいスタートで2コースから直にまくっての優勝だった。
この後のボートレースダービーはF休みとなるだけに1つ1つのG1が重要となってくる。
グランプリに向けて連覇は少しでも前進しておきたい。
桐生 順平(きりゅう じゅんぺい)
桐生周年優勝で賞金ランクもベスト6入りとしている桐生順平選手。
当地は2017年のボートレースクラシックで優勝している水面であり、2019年のボートレースダービー、今年のグランドチャンピオンと予選は共に7位で通過。
経験の浅い水面だが決して印象は悪くないはずだ。この後の関東の連続SGに向けてもリズムアップしておきたい。
藤山 翔大(ふじやま しょうた)
直前の宮島で今年4度目となる優勝。それも10戦パーフェクトVとしている藤山翔大選手。菅章哉選手が鳴門周年で活躍していたように新時代のまくり屋として活躍が期待されている1人だ。
これまでG1は予選クリアしていないものの、先月の高松宮記念特別競走では2勝を挙げるなど見どころはあるシリーズであった。
129期の竹間隆晟選手を弟子に持つことも決まり迎えた5度目のG1。勢いは十分であり、期末でスタートにも遠慮なく戦える今節。台風の目となるかもしれない。
「開設69周年記念 G1 児島キングカップ 」豆知識
キングカップ覇者からフレッシュな顔ぶれも揃う地元・岡山支部
ドリーム戦出場の茅原 悠紀選手の他、若手も含めて総勢8人が登場の岡山支部。2年振りの地元制覇を狙う。
吉田 拡郎選手は2年前の67周年の覇者。2014年にはオーシャンカップ優勝を含むV8と活躍している実力者だけに注意は必要だ。
今年V4の渡邉 和将選手も地元なら十分に記念で通用する。
今期もA1キープが見えている入海 馨選手、若手の藤原 啓史郎選手に白神優選手といった若手勢。
山口 達也選手、攻撃力ある森定 晃史選手の8名で優勝を目指す。
一角崩しなるか 女子レーサー
この先に残るSGはボートレースダービー。もちろんここで良績を挙げれば必然とチャレンジカップ出場は近づくが、やはり日々の上積みは非常に大切となる。ボーダーをおよそ4500万円に設定した時に優出を目指すべき選手たちについてここでは触れる。
田村隆信 4491万円
佐藤翼 4363万円
今垣光太郎 4352万円
山田祐也 3868万円
魚谷智之 3669万円
チャレンジカップ出場の可能性がある選手ではこのあたりか。いずれの5選手もダービーには出場していないため実質ラストチャンスと言っても良いだろう。
現在4363万円でボーダー圏内にいる佐藤 翼選手。今年はSG優出など大一番での活躍が目立つことが増えました。
岡山県は結婚相手の土屋 南選手の地元。児島の水面での活躍に注目。
先の3名は優出で安心出来る範囲、選抜戦回りならば上位は必須となる一方で下位の2人は優勝が1つの目安になってくる。
徳島支部の注目株と称される山田 祐也選手は今年G2を優勝、G1でも勝利を積み重ねており今節の活躍も期待が高まる。
A1キープへ ボーダー付近の選手
今月に関しては勝率面での争いもヒートアップしている。
今期はボーダーがやや低くなることも予想されているがA1キープの目安となる6.20の付近の選手について紹介したい。
小坂尚哉 6.35
下條雄太郎 6.35
中田元泰 6.32
海野康志郎 6.27
井上忠政 6.15
白神優 6.09
中嶋健一郎 6.06
G1とあって得点に1点増しで反映されることから少し広めに選手を挙げてある。6.20を超えている選手はよほど5.6着を並べない限りはそれほど影響はないかもしれない。
ボーダーのやや上につけてはいる下條 雄太郎選手らはここで勝率維持、更なるアップでこの後のレースを楽に戦うことができるだろうか。
対照的にボーダー下の3選手は負けられない戦いが続く。中嶋 健一郎選手は予選得点率を6.60ペースでシリーズを終えれば6.20には届く計算でありここはチャンスと言えるだろう。
シリーズを通して7名は1つでも上の着順を狙ってくると見た。
ボートレース児島の特徴
基本データ
所在地:岡山県倉敷市児島元浜町6-3
開場:1952年(昭和27年)7月18日
電話投票コード:16#
モーター:ヤマト331型(交換時期:1月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:3月頃)
開催:デイレース
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース児島の水面特性
ボートレース児島は岡山県倉敷市にあるボートレース場。瀬戸内海の海水を利用したレース場の1つだ。
瀬戸大橋の斜向かいにはボートレース丸亀があり、互いに地元並の活躍を見せることがある。
海水とあってやはり気になるのは干満の差。今節は初日の満潮が13時過ぎだが、開催が進むに連れて満潮は終盤カードに、5.6日目には最終レース後に満潮時刻となる。つまり、前半カードではインも全速で回れる一方で仕掛けからの波乱が起きることも度々見られる可能性がある。他方で後半カードともなれば逃げ差し争いが中心となり大波乱が望めない可能性も考えられる。
今節においては出目としての波乱を狙うならば開催4日目以降の前半。本命を狙うならば同じく予選4日目以降の終盤カードとなるだろう。
「開設69周年記念 G1 児島キングカップ」まとめ
今節が終わるといよいよボートレースダービーは間近となる。グランプリにチャレンジカップの賞金争いや期末へ向けての勝率争いと注目点は非常に多い。
季節の変わり目で調整作業とも苦労するが、精一杯の戦いが繰り広げられることを期待している。

フネログ事務局

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