トーキョー・ベイ・カップとは
概要
ボートレース平和島の周年記念競走。全国屈指のイン受難と言われる水面で予選から毎年熱戦が繰り広げられている。
開催時期は4.5月がやや多い程度で顕著な傾向はない。
2002年以降の過去20回の優勝戦で1枠が逃げ切ったのは10回。
持ちペラ制度が廃止となって以降イン逃げ決着の周年が多い中で現行のオーナーペラとなってからの10大会ではインがわずか3勝のみと最後まで特に目が離せないシリーズとなっている。
昨年は地元若手の栗城匠選手が優勝。東京支部の連覇がかかるシリーズとなる。
開催日程
期間は10/11(火)〜10/16(日)までの6日間
優勝賞金
優勝賞金1000万円
「開設68周年記念 G1 トーキョー・ベイ・カップ」 ドリーム戦
初日(10/11)第12R トーキョー・ベイ・ドリーム 枠番
出典:ボートレース平和島
1 3590 濱野谷憲吾 東京
2 3415 松井繁 大阪
3 4205 山口剛 広島
4 3783 瓜生正義 福岡
5 深谷知博 静岡
6 遠藤エミ 滋賀
2日目(10/12)第12R ピースター・ドリーム 枠番
出典:ボートレース平和島
1 4238 毒島誠 群馬
2 3942 寺田祥 山口
3 3779 原田幸哉 長崎
4 4262 馬場貴也 滋賀
5 4024 井口佳典 三重
6 4688 永井彪也 東京
「開設68周年記念 G1 トーキョー・ベイ・カップ」 注目レーサー
濱野谷憲吾(はまのや けんご)
東都のエース・濱野谷憲吾選手をまず1番手に挙げたい。
地元での強さはもちろんのこと、中でも平和島は3場の中で最多の優勝回数を誇る。
昨年のオーシャンカップ以降優勝が遠ざかっているが、大逆転で年末に望みを繋げるならここでの優勝は必須。
数々の困難を乗り越えた強さで17年ぶりの平和島周年制覇を狙う。
井口佳典(いぐち よしのり)
先月にも優勝を重ね今年V6と依然として好調ムードの井口佳典選手。
前々節まで4連続優出としている。当地は2008年のSG笹川賞を制した舞台であり、近況も連続優出中。
G1優勝がない中で賞金は20位とグランプリを見据える位置だ。今節は久々となるSGの直前節であり、ここで一気に弾みをつけたい。
瓜生正義(うりゆう まさよし)
直前節のびわこ周年では選手会長となってから最初のG1優出とした瓜生正義選手。
グランプリを制した翌年は苦戦しがちと言われているが瓜生選手も今年は苦戦していると言えるだろう。
ここまで優出も6回で1枠での優出もない。それでも記念優出3度で賞金ランクは18位につけているのだからさすがの一言だ。
2013年のSG全日本選手権や前々回の平和島66周年を制した水面でリズムアップを目指す。
馬場貴也(ばば よしや)
直前のびわこ周年の結果次第では賞金ランクトップに躍り出る可能性もある馬場貴也選手。
混戦の賞金争いでも上位にいる。春先の勢いが非常に印象的のファンも多いだろう。
旋回力を考えれば当地での優出3回、優勝1回は物足りないようにも感じるが近況3節は全てSGで出場、いずれも予選をきっちり突破しており心配はない。
年末の1枠スタートを目指し更なる賞金加算を。
前本泰和(まえもと やすかず)
今年4回の優勝が全てイン逃げと予選トップならば強さを見せてきた前本泰和選手。
その前本選手が直前節のミッドナイトボートレースで優勝戦1枠から敗れた。かなり峰竜太選手を意識しての旋回となった分だろう。
今年優勝戦でイン戦敗れたのは2回目だが、そのもう1回が1月の平和島でのもの。予選はオール2連対とまとめたが優勝戦でまくられてしまった。
これまでもSGを含め上位争いを数多くしてきた当地。安定感は抜群で今回こそはリベンジを果たしたい。
開設68周年記念 G1 トーキョー・ベイ・カップ 注目モーター
31号機(9/13 優勝戦1着)
大池佑来選手が使用し優勝したモーター。4度のイン戦をきっちりと全て逃げ切っている。
優勝戦では他艇に付け入る隙すら与えない逃走劇。ターン出口から直線に向けての脚色が良く行き足などは仕上がっている。
13号機(9/19 優勝戦1着)
久田敏之選手が5コースからまくって迫り2マークで差し優勝したモーター。
予選トップ通過ながら準優勝戦ではまくられ3着。(準優2レース制)全体的にはまだまだ伸びや回り足にも良化の余地はあり楽しみだ。
72号機(10/2 優勝戦2着)
やや数字の低いモーターが揃うシリーズだがその中でも目立っていたモーター。
シリーズを通しても様々な決まり手で制したように操縦生は高そう。
連対率が低いため使用されるかは微妙だが、数字だけで侮ってはならなそうだ。
「開設68周年記念 G1 トーキョー・ベイ・カップ」 豆知識
連覇を狙う東京支部
今節は総勢12名と出場選手の約1/4程を占める地元の東京支部。濱野谷憲吾選手を筆頭に昨年の覇者・栗城匠選手ら地元周年連覇に燃える。
エース濱野谷選手はインタビューで次世代のエースを聞かれると2人名前があがった。
まずは67周年制覇の栗城匠選手。パンチがあると真っ先に名を挙げていた。
また(宮之原)輝紀もうまいと話している。その宮之原輝紀選手は今期勝率が東京支部でトップ。平和島は何度も練習してきた水面とあって初タイトル獲得となっても不思議ではない。
ボートレースダービーも含め期待したいのは福来剛選手。スタートを攻めてのまくり差しはコース不問で上位に食い込む。
攻め手となれば大池佑来選手も面白い。スタート巧者の山田哲也選手もどこまで踏み込めるか。
2019年のヤングダービーや2021年の丸亀69周年を制した永井彪也選手も地元で期待。
ベテランの域となる石渡鉄兵選手は養成所チャンプとなった息子のデビュー前に意地を見せたい。
63周年で優勝している長田頼宗選手も2度目の優勝を目指す。支部が一丸となって連覇に挑む。
平和島巧者を狙え
数多くSG開催が行われてきた平和島で過去には井口佳典選手、瓜生正義選手、山口剛選手がSG優勝。
近年のSG覇者では吉川元浩選手が出場する他、周年では毒島誠選手や瓜生正義選手の名前が挙がる。SGで度々優出してきた前本泰和選手も注目だ。
過去2年での平和島の勝率8点台の選手を挙げてみると
加藤翔馬 8.43
前本泰和 8.36
山口剛 8.21
広島の2人に加え加藤翔馬選手の名が浮上。
一般戦であり期間内に1節の出場だが優勝戦はパーフェクトVを狙う同士部の先輩・吉田俊彦選手を粉砕するまくり勝ち。
いいイメージで臨めるとあって、高配当の使者になることを期待する。
平和島もある種の特殊水面とあって、平和島巧者が活躍する。相性やイメージの良さで好配当を狙いたい。
年末を狙う勝負がけ
琵琶湖周年の結果で上位の順位すら変動するこの頃。
その琵琶湖ではチャレンジカップ出場に勝負がかかる深川真二選手が優出するなど、ここ一番で結果を残す選手は多く見られる。
今回もボーダー付近やチャレンジカップ出場の目安40位付近の選手たちの名を挙げておきたい。
グランプリボーダーの18位付近からは
磯部誠選手
瓜生正義選手
羽野直也選手
井口佳典選手
関浩哉選手
の5名を挙げたい。このうち若手3名がいずれもヤングダービー覇者との共通点。
登竜門を突破し、グランプリ出場すら目標とできる位置にいる。3選手とも近況の出来は十分でSG前にまずは優出以上を狙いたい。
チャレンジカップ出場に向けては
船岡洋一郎選手
福来剛選手
山田哲也選手
平高奈菜選手
の4名。地の利を活かしたい地元の2人はもちろん、今年3度のSG出場と躍進の1年とする船岡選手もチャレンジカップ出場を狙える位置。
また平高奈菜選手もオールスターの優出で賞金を加算しており、G2レディースチャレンジカップではなくSGチャレンジカップに出場する可能性も十分ある。
優出以上で現実味を帯びてくるだけに注目だ。
ボートレース平和島の特徴
基本データ
所在地:東京都大田区平和島1丁目1−1
開場:1954年(昭和29年)6月5日
電話投票コード:04#
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース平和島の水面特性
ボートレース平和島は東京都大田区にあるボートレース場。
勝島南運河を利用した海水面。海から直接波が流入するわけではないが、航行船の通過などがあった場合は1マークでうねりが発生する場合がある。
バック側には高層マンションやビルが立ち並び強風の日にはビル風が吹くことによって難しい水面となる。
現在でこそ全国的にターン出口からの締め込み(斜行)が減点対象となりがちだが、特に厳しかった平和島は内伸びする艇に2マーク先取りされてインが敗れるケースが多く現在でもイン1着率はワースト3位(45.4%)に入るほどだ。
インからの逃げはきっちりとしたスタートと2.3コースの壁が特に重要となるだろう。
夏場は追い風、冬場は向かい風と傾向はしっかり分かれるが、今節は季節の変わり目とあって日によって風向きが変わることが予想されるため気象条件も予想前には確認しておきたい。
追い風なら差し展開、向かい風ならセンター勢のまくりに警戒したい。波乱となるケースで多いのが3コースから6コースが1着に、1.2コースが2着になるケースだ。
「開設68周年記念 G1 トーキョー・ベイ・カップ」 まとめ
出典:ボートレース平和島
今節はびわこ周年からの転戦組が多く出場する。イン受難と言われる水面での連続の戦いだが、舞台が変わって上位勢の顔ぶれがどう変わっていくか楽しみだ。
またボートレースダービーの直前節となる選手も多い。ここに出場するメンバーは来月のSGチャレンジカップ選考期間として最後のG1となる。
シリーズとしてはもちろん年間を通じての勝負がけにも注目したい。
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