江戸川大賞 とは
概要
ボートレース江戸川の周年記念競走。2009年までは6月から8月の真夏に開催されることが多かったが近年では冬・夏・秋と徐々に開催時期にバラつきが見られた。今年は2019年に続き1月開催との年2回の周年開催となった。
なお2008年の53周年競走は改修工事のためボートレース蒲郡にて開催されている。
2019年1月の63周年では地元の若林将選手が優勝。9月の64周年、今年1月の65周年は枝尾賢選手と西山貴浩選手が優勝しており福岡支部が連覇としている。
開催日時
2021年10月15日(金)~10月20日(水)までの6日間
優勝賞金
1,000万円(副賞金を含む)
注意事項
政府は、特措法に基づく緊急事態宣言を9月30日(木)をもって解除すると発表。
ボートレース江戸川での飲食は各店舗の特設エリアに限られますのでご注意ください。
入場セレモニー・優勝選手セレモニーは実施しません。
「開設66周年記念 G1 江戸川大賞 」ドリーム戦
初日(10/15)ドリームレーサー賞 枠順
2日目(10/16)ゴールデンレーサー賞 枠順
「開設66周年記念 G1 江戸川大賞 」注目レーサー
石渡 鉄兵(いしわた てっぺい)
もはや語るまでもない江戸川巧者の石渡 鉄兵選手。波立つ水面に苦闘する選手も多い中、1人だけ静水面を走ってるかのような旋回を見せることも多い。
2012年の57周年で優勝しているタイトルだが「江戸川鉄兵」との異名を持つだけに3度目の制覇を狙ってくるであろう。
西山 貴浩(にしやま たかひろ)
今年1月の65周年を優勝した西山 貴浩選手。グランプリに出場しファイナルまで進出した2020年だったが、今年は年始から活躍し期待されていた。
その後の優勝は5月の下関一般戦のみとやや寂しく映るが、福岡周年・鳴門周年で優出もあり賞金ランクでは15位。
残り1ヶ月少々で年末の行き先が決まるだけに連覇で賞金の大きな加算を目標としたい。
湯川 浩司(ゆかわ こうじ)
かつて2007年の52周年と2009年の54周年を制覇した湯川 浩司選手。2009年12月のダイヤモンドカップでも優勝している。
近3年では周年を2回走っているが、2019年の64周年では準優で敗れた以外オール3連対と安定感ある走りが光っていた。
今回もドリーム戦は3コースからとなり、パンチ力ある直線で仕掛けられるかが鍵となる。
坪井康晴(つぼい やすはる)
前回の琵琶湖周年では予選トップ通過も準優勝戦で2着に敗れ、優勝戦も2着確保が精一杯だった坪井康晴選手。直後のシリーズであるためリベンジしたいところであろう。
当地は2014年の開設59周年で優勝している。
近3年においても全てG3以上ながら4度のうち2度でしっかりと予選クリアとしており期待は持てるだろう。
稲田浩二(いなだ こうじ)
意外な江戸川巧者と言えば稲田 浩二選手。スタートに関してはもちろんのこと道中の捌きについても上手い。
前回参戦した7月上旬からの4日間シリーズでは準パーフェクトVも決めるなど過去6節で5度の優出と2度の優勝を果たしている。
好モーターを手にしたらスリットからの一撃連発まで。
丸野 一樹(まるの かずき)
若手ナンバーワンの実力者が江戸川2度目の制覇を狙う。
今年7月のオーシャンカップで骨折をしながら、1ヶ月後のボートレースメモリアルで復帰。
驚異的な回復力を見せるだけでなくSG初優出まで果たした。波立つ水面で左手への影響は心配だが、当地の近2節を見ると高い安定感を誇る。
「開設66周年記念 G1 江戸川大賞 」豆知識
難水面を味方につける東京支部
今節は地元の東京支部から11名の選手が出場する。もちろん中心は江戸川鉄兵と言われるほどの当地巧者である石渡 鉄兵選手だが、それぞれ特色ある選手が揃った。
まずは大池 佑来選手。東京3場の中でも抜けて優出が多いのは江戸川だ。現在も3連続優出中と相変わらずの好相性ぶり。前回が5月とやや間隔が開いたが引き続き期待がもてる。
デビュー初Vも含め江戸川V8の飯山 泰選手、7月に優勝したばかりの山田 哲也選手、2019年の63周年を制した若林選手ら実績ある選手らも出場。
2019年のヤングダービー覇者でグランプリシリーズ戦準優勝の永井 彪也選手や今年の平和島周年を制した栗城 匠選手にも活躍の期待がかかる。
江戸川巧者は誰か
言わずと知れた石渡 鉄兵選手のような江戸川巧者はドリーム戦出場選手も含め遠征勢にもいる。
まず平尾 崇典選手は前回参戦の9月、1マークではまくり切ったかにも思えるスタートと思い切りの良さで優出2着。優勝モーターが断トツのエース機であることを考えれば優勝に等しい結果だ。
2019年の江戸川周年を準パーフェクトで制した枝尾 賢選手も当地は好相性。2020年のモーターボート大賞でも好成績は残した。この2人は当地の優出率50%超えと遠征勢ではトップクラスの数字も残す。穴っぼいところでは荒井 輝年選手。当地優勝は7回で1着数も地元に続く2番目となる130勝以上をあげている。
スタートこそ課題だが江戸川であっても全速旋回可能な秋山 直之選手も道中戦で期待が持てる。
平尾選手と荒井選手はスタートからの仕掛け、枝尾選手と秋山選手は道中での捌きに期待したい。
狙うはコース適正?モーター?
ボートレース江戸川においては一般戦であってもA級の格上選手がB1級の格下選手に敗れるケースが多々ある。これは単なる旋回スピードのみでは勝ち上がっていけない特殊水面であるからこそ。
過去に周年に登場した峰 竜太選手でさえ、全速旋回を試みるも振り込むシーンが見られた。江戸川では波立つ水面できっちりとサイドをかけて旋回することが難しく、余分なスピードがあるとターンが大きく飛んでしまうこともある。そのためスムーズなターンかできるというコース適正は必要だ。
しかし適正だけでは勝ちきれない。石渡 鉄兵選手でさえ低調機を引いてしまえば一般戦で優出が困難となるケースもある。これは静水面ならばターンスピードの違いで勝ち上がれるが、波立つ江戸川では機力がなくては前には進んでいかない。いくら小回りでくらいついても直線にも波があり追いつかないのだ。
周年とあってA1の実力者揃いの戦い。やはり最後の部分はモーターによって明暗が分かれてくる可能性がある。
舟券を買う側もその特色や傾向をしっかりと理解しないと無駄にハズレを積み重ねるだけとなってしまう。
ボートレース江戸川の特徴
基本データ
所在地:東京都江戸川区東小松川3-1-1
開場:1955年(昭和27年)8月12日
電話投票コード:03#
モーター:ヤマト331型(交換時期:4月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:4月頃)
開催:デイレース
水質:汽水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース江戸川の水面特性
全国屈指の難水面として知られるボートレース江戸川。
最も難しくなるというのが風向きと潮の流れがぶつかり合ったとき。今節では初日の14:40分満潮から始まり最終日に向かって20分ずつ満潮時刻が遅くなっていく点に注目だ。つまり、シリーズ72レースのうちおよそ9割以上がホーム追い潮となる。
一方で気象条件を見てみると2日目までは南風(ホーム追い風)が吹く予報もあるが、3日目以降では北風(ホーム向かい風)が吹く予報が続く。つまり3日目以降は潮と風向きが逆であることから波の巧拙と機力が鍵となってくるだろう。
反対に2日目までは中盤カードまでは追い風追い潮となる期待がある。スロー勢、中でも2コースからの差しの期待は高まるだろう。
全国24場の中でも最も気象条件に左右されやすい水面だが、そこに面白みを感じるファンは少なくない。
「開設66周年記念 G1 江戸川大賞」まとめ
潮と風、そして波。更にモーターがレースを左右する。
他のボートレース場では味わえない楽しみもあるボートレース江戸川。翌週にボートレースダービーを控えたメンバーもおり、いつも以上に迫力ある戦いが期待される開設66周年記念の江戸川大賞。
いつもとは少し違う視点での観戦や予想で楽しんでみてはいかがだろうか。

フネログ事務局

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