赤城雷神杯とは
ボートレース桐生の周年記念競走。開催時期は主に5.6月や9.10月といった過ごしやすい時期の開催が多くなっている。
過去には山崎智也選手が5勝、松井繁選手と中里英夫選手、後藤浩選手らが2勝と複数回優勝する選手が出ているタイトル。
ナイターで標高も高く、桐生巧者が健闘するということも考えられる。
優勝戦ではセンターコースからの勝利も度々見られ、優出すれば何が起こるかわからないというシリーズかもしれない。
赤城雷神杯開催日時
期間は10月30日(木)から11月3日(火)までの6日間。
赤城雷神杯の優勝賞金はいくら?
優勝賞金は1000万円(副賞金100万円を含む)。
開設64周年記念 G1 赤城雷神杯 ドリーム戦 出走予定選手
初日(10/29)12R 赤城ドリーム戦 枠順
※ボートレース桐生特設サイトより出典
2日目(10/30)12R 雷神ドリーム戦 枠順
※ボートレース桐生特設サイトより出典
開設64周年記念 G1 赤城雷神杯 注目レーサー
毒島誠(ぶすじままこと)
今や群馬支部や関東のみならず艇界でもエース級の毒島誠選手。
今年は優勝2回と毒島選手にとっては少々、物足りないこもしれない。
しかし、住之江のオールスターで優出3着、直前の大村ダービーで準優勝と今年のナイターSGでさすがのナイター巧者ぶりを発揮している。
賞金も8000万円台までジャンプアップしグランプリ出場をほぼ確実とした。
次なる目標はベスト6入り。6位の寺田祥選手まで500万円差と迫っており、地元のこの舞台での活躍が年末に向けて大きな前進となるはずだ。
山崎智也(やまざきともや)
過去にこのタイトルを脅威の5回制している山崎智也選手。
近年は勝率を6点台中盤まで下げるシーズンもあったが、近況は動きの良さが光っている。
8月にお盆シリーズで今年初優勝をすると、2年前優勝した児島周年では優出し3着。
続く丸亀周年では予選前半6.5着と苦しいスタートながら巻き返して予選突破し、準優も展開に乗じて優出している。
今回は走りなれた水面で得意タイトル。
さらにドリーム戦では1枠の石野貴之選手がF2とあって攻めるにはもってこいの番組。
同一タイトル6度目の制覇という偉業を成し遂げられるだろうか。
江口晃生(えぐちあきお)
直前の大村ダービーでは進入から湧かせ、出足中心にベテランらしいレースで着取りをまとめていた江口晃生選手。
14年前、50回大会での優勝者でもある。
2005年のSGオーシャンカップを制し、3年前の関東地区戦を制したのも地元·桐生が舞台であった。
もちろん今シリーズも進入で動くことは間違いないが、深い起こし位置でも地元ならスタートを多々決めてくることは十分に考えられる。
展開のカギを握るだけに6日間目が離せないだろう。
秋山直之(あきやまなおゆき)
1年前、わずか勝率0.01の差でA2陥落となってしまっていた秋山直之選手。
今年は6回優勝と非常に好調。
スタートこそ平均は遅めだが、ターンに関しては峰竜太選手や桐生順平選手、馬場貴也選手といった快速自慢の選手にも引けを取らない。
強い風や高い波すら恐れない全速ターンは見ている者を釘付けにする。
最後のG1制覇は2013年の戸田周年で間があいているが2007年のこのタイトルの覇者でもある。
そろそろ脅威のターンでタイトル奪取を狙って欲しい。
桐生順平(きりゅうじゅんぺい)
直前の大村ダービーでは劣勢の機力ながら、持ち前の技術と整備力で存在感を示していた桐生順平選手。
あれほどモーターに関して弱気コメントのドリーム戦でありながら、準優は3枠を確保したのには驚いた方も多いのではないだろうか。
グランプリ出場へ向けては黄色信号が点っているが、それでも残された3節で逆転での18位以内を狙いたいところ。
イン選手のF2というドリーム戦ではどんな作戦で抜け出しを図るか注目だ。
徳増秀樹(とくますひでき)
今年はSGオールスターで優出、SGグランドチャンピオンで初の頂点に立った徳増秀樹選手。
近況は今ひとつ流れに乗り切れないムードだが、大村ダービーで同支部後輩のSG優勝にまた刺激を受けたことであろう。
27節で13回の優出がある当地は優勝も6度と得意な水面とも言える。
またドリーム戦では、インコースに毒島選手のいるときの3枠と、データ的にも走りやすい枠での登場となる。
賞金ランクベスト6もまだまだ狙える位置だけに、初日から好スタート切り賞金の加算を目論んでいるはずだ。
開設64周年記念 G1 赤城雷神杯 豆知識
熾烈なチャレンジカップへの争い
ボーダー34番目に向けての争いは3998〜4044万円の中に6名が凝縮し、いよいよ選考期間の末となった。
今シリーズに参戦の久田敏之と萩原秀人。
両選手は現在35.36番目ではあるがG1の予選3日間で4.5走残っているとあって、シリーズをリードしつつ賞金加算を目論んでいるはずだ。
中でも地元の久田敏之選手は賞金も高い2日目ドリーム戦に組まれているだけに是が非でも上位着順が欲しいだろう。
初日に調整を済ませ、2日目の1走に万全を期したい。
地元選手のA1勝負がけ
地元の金子拓矢選手(6.32)と大澤普司選手(6.24)はA1生き残りをかけた3日間の戦いともなる。
確実に6.20以上を残すためにも1走1走の戦いが肝心だ。
金子選手は11期連続のA1への挑戦となる。
F持ちで事故点もやや高めで相手強化と課題は多いが3日間は大敗を避けていかなくてはならない。
大澤選手は2期連続のA1級へ。近況は準優全てで舟券入りとリズムはよく、地の利で1つでも上の着順が欲しいところだ。
SG優出から3名が登場
直前の大村SGボートレースダービーからは優出した3選手が登場。
地元群馬の毒島誠選手はもちろん今シリーズ大注目だが、SG2度目の優出とした枝尾賢選手とSG初優出した上平真二選手にも活躍を期待したい。
枝尾選手は昨年の江戸川周年でG1初優勝すると、前節までにわずかSG4大会ながら3度の予選突破、今年のオーシャンカップとダービーで優出と大舞台でも頭角を表した。
2度目のG1制覇もそう遠くないかもしれない。
上平選手もG1優勝はないが、今年の平和島クラシックで予選突破。
2月の中国地区選手権で準優勝とG1タイトルに手が届く位置まできている。
更なる活躍とまだ見ぬタイトルへ励む選手を狙ってみてはいかがだろうか。
ボートレース桐生の特徴
基本データ
所在地:群馬県みどり市笠懸町阿左美2887
開場:1956年(昭和38年)11月8日
電話投票コード:#01
モーター:ヤマト331型(交換時期:11月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:7月頃)
開催:ナイターレース
水質:淡水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0
ボートレース桐生の水面特性
ボートレース桐生は標高124mと日本一高い場所にレース場がある。
すなわち気圧も低いためモーターの回転が起こしてからも上がりにくく、スロー勢が苦戦することもある。
だからこそ攻めの選手が飛んでいっても勢いの差で残りやすくなるという傾向がある。
イン勝率は下位6場に入ることが多く、記念レースと言えども機力によってはインの選手が沈んでしまうことも十分有り得る水面だ。
一方で3.4.5コースの成績は全場と比較しても上位の一角であることからコースに関わらず、機力の見極めが重要となってきそうだ。
冬場は赤城おろしという強い追い風が吹くが、この時期ならよほどの気象の乱れがなければ気にする必要はなさそうと考えられる。

フネログ事務局

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