「第67回 ボートレースメモリアル(SG )」展望

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展望

ボートレースメモリアルとは

概要

ボートレースメモリアルの歴史は古く、第1回の開催は1955年。これはダービーに次ぐ歴史ある特別競走だ。5大SG競走と言われるGRANDE5の3戦目にも制定されている。

2013年の第59回大会まではモーターボート記念という名称で行われ、2014年の第60回大会からボートレースメモリアルの通称が使用されている。

今年は開催地の蒲郡から柳沢一選手、磯部誠選手、岩瀬裕亮選手の3人が選ばれ、他地区から守田俊介選手、菊地孝平選手、湯川浩司選手の3人が施行者希望枠で出場となった。

過去10大会を振り返ると2011.12年に瓜生正義選手が、2013.18.19年に毒島誠選手が、2017.20年に寺田祥選手が複数回優勝しており近年はリピーターレースとなっている。

残念ながら寺田選手が不在となるが、瓜生選手と毒島選手、さらに今垣光太郎選手、白井英治選手、菊地孝平選手、篠崎元志選手ど優勝経験者がおり注目だ。

蒲郡でのボートレースメモリアルは2015年以来の開催。熾烈な戦いとなった優勝戦で感動した方も多いのではないだろうか。

出場条件

出場選手は2012年の第58回大会より開催場を除く23場から(優先出場選手を含む)2名ずつ推薦され、残り6名が施行者枠として推薦される。

開催日時

2021年8月24日(火)~8月29日(日)までの6日間

優勝賞金

3,900万円

注意事項

SG 第67回 ボートレースメモリアルが行われるボートレース蒲郡本場は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から愛知・岐阜・三重・静岡の4県の在住者を対象とした事前抽選による当選はがきを持っている方とその同伴者のみが入場することができる

また、ボートウイング(外向発売所)は発売および払い戻しのみ実施し、レース実況放映やオッズの表示などは行われない。ネット環境を利用した購入や観戦でお楽しみ頂きたい。

「第67回 ボートレースメモリアル(SG )」ドリーム戦

初日(8/24)第12R ドリーム戦 枠順

ドリーム戦出走予定選手

出典:ボートレース蒲郡公式サイトより

コース 登録番号 選手名 所属支部
1 4320 峰竜太 佐賀
2 4238 毒島誠 群馬
3 4344 新田雄史 三重
4 3415 松井繁 大阪
5 3897 白井英治 山口
6 4337 平本真之 愛知

 

「第67回 ボートレースメモリアル(SG )」注目レーサー

峰竜太(みね りゅうた)

峰竜太

今年は最大目標であったオールスターを制し、さらに強さを増す峰竜太選手。

後述の2015年ボートレースメモリアルでは悔しさを滲ませていたが、当時とは精神状態もまるで違う。

優勝がない数少ない水面であるが、本人としても苦手意識はなく、6年前のリベンジに燃える。

毒島誠(ぶすじま まこと)

毒島誠

ナイターのSGで数多く優勝を成し遂げている毒島誠選手。

昨年11月に当地で行われたチャレンジカップも優勝しており、連続での蒲郡SG制覇に期待がかかる。

ボートレースメモリアルもこれまで3回制覇と相性のいいタイトルだ。

ボートレース甲子園で怪物モーターを乗りこなした強者が、4度目のメモリアル制覇へ向かう。

白井英治(しらい えいじ)

白井英治

強烈なインパクトを残した2007年の蒲郡周年。制したのが白井英治選手だった。

その後は当地での優勝は1度きりだが、周年も含めて善戦を続けており水面相性は悪くは無い

今年6月の周年では機力に苦しみ残念ながら途中帰郷。

今回はその鬱憤を晴らすべくドリーム戦から獰猛なまくり勝負を期待したい。

濱野谷憲吾(はまのや けんご)

濱野谷憲吾

先月のオーシャンカップでは久しぶりにSG優勝を味わった濱野谷憲吾選手。

実に14年ぶりのSG獲得と、東都のエース復活をアピールした。

オーシャンカップ以降も2連続優出としており、好調は持続。

ナイター開催も苦にしない選手であり、連続でのSG優勝まで期待したい。

湯川浩司(ゆかわ こうじ)

湯川浩司

今回、施行者希望枠で出場となった湯川浩司選手。

「湯川選手と蒲郡」と言えば2020年の周年。昨年あれほど好調であった峰竜太選手を湯川選手は強烈な舟脚を武器にいとも簡単に粉砕し、峰選手がエンストするまで沈めてしまった。

今年2月の当地G3戦でも危なげない走りで予選トップ通過から優勝。推薦を受けるだけの成績を残している。

今節も機力が仕上がれば久々の美酒となるかもしれない。

「第67回 ボートレースメモリアル(SG )」豆知識

地元、愛知からの出場の5人も実力者揃い

ボートレースメモリアルでは開催場から3名ほど推薦され、 通常のSGよりも地元選手は少なくなりがちだ。

今回はお隣の常滑からも2人の推薦があり、愛知支部としては5人の選手が出場。少数であるが実力者が揃った。

ドリーム出場の平本真之選手は今年6月の当地周年で優勝。昨年も秋の東海3節でリズムアップしたように今回も年末へ向けて勢いづけたい。

池田浩二選手は前期F2で今年の春を棒に振る形であった。それでも年間の勝率は峰竜太選手に次ぐ8.57と高い数字を残しており優勝6回と好調だ。

施行者である蒲郡から選出の柳沢一選手は2019年のグランドチャンピオン覇者、磯部誠選手は2020年のヤングダービー覇者、岩瀬裕亮選手は2020年に優勝8回と自己最多の活躍を見せていた。いずれの選手も優勝戦に駒を進めてもおかしくない。

地の利を活かして活躍を期待したい。

広い水面で怖いのはあの選手

広大な水面とあって握って回る選手よりも、2.3着には展開を捉える選手や道中でも接戦を制し、また追い上げができる選手が浮上してくることも多い

関東では桐生順平選手の名を挙げたい。2018年の62周年も制しており水面相性にも心配はない。

近畿からは守田俊介選手。2018年ボートレースダービーを抜群の機力に仕上げて圧勝。当地の調整はわかっている。

中四国からはグランドチャンピオンを制した前本泰和選手を挙げたいところだが、水面が広いとあって茅原悠紀選手を挙げる。意外にも当地の優勝は1回限りだが、音速の差しは脅威となるだろう。

九州からは上野真之介選手。峰選手の弟子とあってハイレベルのターン力はあるが、特に注目は5コースの成績。現役屈指の捌きを見せる。舟券予想で取捨やもう1人追加に迷ったときは是非入れてほしい4人だ。

ベテラン2人がF2 果たして…

直前の住之江お盆シリーズでは松井繁選手が約22年ぶりのF2となった。

先にF2としていた吉川元浩選手と共にF2で今節出場となる。

一般戦ではスタートの質の違いで上位着を拾うことは可能であったにしても今回は超1流揃いのSG。苦戦必須となるだろう。

それでもトップレーサーであることには変わりない。捲られたとしてもそこから残す技術も十分に持ち合わせている。

松井選手と吉川選手が登場するレースでは予想に頭を悩ませるかもしれない。

伝説の夜から6年

2015年の優勝戦は稀に見るデッドヒートとなった。

SG初制覇に挑む1号艇の峰竜太選手に対し、2号艇の篠崎元志選手、5号艇の中島孝平選手の接戦。1周1マークは篠崎選手が差しを決めたかに思えたが、2マークでは中島選手が内から接近。

これを意識して内に寄った篠崎選手に対し峰選手は渾身のまくり差しで篠崎選手を捉えます。並んだ2周ホーム側で内の峰選手がついに悲願のSG制覇となるかに思えた。

しかし2周の1マーク、峰選手がらしからぬ丁寧すぎるターンをすると全速差しで篠崎選手が再び峰選手を捉える。決着は2周2マーク。

内有利に運ぶ篠崎選手に対して、早々とサイドをかけて峰選手は決死のツケマイ。

しかし篠崎選手はそれを察知。大きく外に張り峰選手を突き放したのだった。

場内実況にもあったように「蒲郡の夜が伝説の夜と化した」というように、平成でも指折りの名勝負が繰り広げられた。

時代変わって令和の蒲郡ボートレースメモリアル。どんな名勝負が生まれるのだろうか。

ボートレース蒲郡の特徴

基本データ

所在地:愛知県蒲郡市竹谷町太田新田1−1
開場:1955年8月13日(昭和30年)
電話投票コード:07#
モーター:ヤマト331型(交換時期:5月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:5月頃)
開催:ナイターレース
水質:汽水
干満差:なし
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0

ボートレース蒲郡の水面図

ボートレース蒲郡水面図

出典:ボートレース公式サイトより

ボートレース蒲郡の水面特性

ボートレース蒲郡の大きな特徴は広大な水面と独特の風。まずはその水面の広さ

1マークはスタンドに向かっていくとはいえ奥行が約88mあり。1マークのバック側は約156m非常に握りやすい環境で様々な決まり手を見ることができる。

その影響もあって過去1年のデータでは2コース勝率は全24最下位。記念レース以上では2コースよりも3コースの活躍が多くなるとあって今回も苦戦となるだろうか。

特徴の2つ目としては独特の風

ボートレース蒲郡は三河湾の北東部、湾とは水門を隔てている位置にあり直接海水に面しているわけではない。

北風、あるいは北西からの風はスタンドが壁となるが、問題は南風や南東気味の風。コース上を通過しスタンドにぶつかり、それが様々に向きを変えて宙を舞う状態となる。

南からの風はやはり夏頃に多く、天候が荒れると尚更風向きは不安定だ。

そうなればスタートは難しく3対3の進入ではカドとなる4コースの活躍の幅は広がる。

実際に過去1年のデータからは勝率においては4コースが強いというイメージが高い戸田よりもさらに上の勝率が残されている。

今節の注目は2コースでどう立ち回るか、4コースでいかに上位着順を取れるかになるだろう。

「第67回 ボートレースメモリアル(SG )」まとめ

残すところ11月末までのSGは3つとなった。

今年終盤へ向けて賞金面やリズムについても重要となるシリーズ。夏場から調子を上げる選手も多く、ここからグランプリに道は続く。

最近では各地の開催場で選手や関係者にコロナウイルス感染者が出て開催に影響も出ているが、まずは無事に6日間フルメンバーで戦いが終わることを願っている。

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