グランドチャンピオンとは
概要
1991年に第1回が行われた平成生まれのSGである。
出場選手は前年度のSGにおいて優勝戦を完走した選手と、SGでの予選得点が上位の選手に加えて、直前のオールスター覇者や前年度優勝者、前年末のグランプリ優出選手の優先出場選手によって構成されており、グランドチャンピオンでSG初出場となることはない。
よって、「SGの中のSG」と呼ばれる事も多い。近年の優勝戦では4大会連続で逃げでの優勝が決まっているが、2000年から2016年での逃げでの連続優勝は2006.07年に続いたのみで、実に様々な決まり手が飛び出している。
今年もポールポジションの選手が逃げを決めるのか、過去のように波乱の優勝戦となるか注目だ。
開催日時
2021年6月22日(火)~6月27日(日)までの6日間
優勝賞金
3300万円
注意事項
今回開催となるSG 第31回 グランドチャンピオンは新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催地のボートレース児島がある岡山県と隣接する兵庫県、香川県、広島県、鳥取県、島根県の在住者を対象とした事前抽選による入場制限が行われていた。
しかしその後、岡山県への緊急事態宣言が6月20日まで延長されたため、「岡山県在住者以外の当選は無効」とする発表があった。
開催期間は宣言解除となるが、無効を覆す発表はないため岡山県在住者のみ入場可能となる。
グランドチャンピオン観戦はインターネット環境等を中心として画面越しからの声援をお願いしたい。
「第31回 グランドチャンピオン(SG )」ドリーム戦
初日(6/22)12R ドリーム戦 枠順
引用元:ボートレース児島公式サイトより
コース | 登録番号 | 選手名 | 所属支部 |
1 | 4320 | 峰竜太 | 佐賀 |
2 | 3744 | 徳増秀樹 | 静岡 |
3 | 4238 | 毒島誠 | 群馬 |
4 | 4344 | 新田雄史 | 三重 |
5 | 3415 | 松井繁 | 大阪 |
6 | 4371 | 西山貴浩 | 福岡 |
「第31回 グランドチャンピオン(SG )」注目レーサー
峰竜太(みね りゅうた)
5月のボートレースオールスターで念願のタイトルを獲得した峰竜太選手。
本人曰く「ボートレースの全て」というオールスターを制しただけに、あとは笑顔で勝って勝って勝ちまくるだけだろう。
昨年のこのシリーズでも優出するなど8年連続出場となる。
「極」に達した峰選手のSG初陣が楽しみだ。
毒島誠(ぶすじま まこと)
2019年の当地ボートレースダービーを制した毒島誠選手。
今回は児島SG連覇の期待がかかるシリーズ。蒲郡周年優出から多摩川一般戦を制しての臨戦過程で好ムードは漂っている。
ダービー制覇以来の当地参戦となるが、対応力も高く心配はいらないだろう。
桐生順平(きりゅう じゅんぺい)
当地で行われた2017年のボートレースクラシックで優勝している桐生順平選手。
今年のオールスターでは、1年5ヶ月ぶりにSG優出とようやくSGでも本来の走りを取り戻してきた。
桐生選手は峰選手を上回る9年連続でのグランドチャンピオン出場。
さらに6年連続予選は突破と安定した成績を残している。
そろそろタイトルが欲しい。
徳増秀樹(とくます ひでき)
昨年のグランドチャンピオンを宮島で優勝したのは徳増秀樹選手。
今年は同じく瀬戸内海が舞台の児島で連覇の期待がかかる。
2019年のダービーこそ優出ならなかったものの、2019年の4.5月で周年も含む連続での優勝戦連対。
久々の当地とはなるが、連覇の多いシリーズとあってその傾向にあやかりたい。
茅原悠紀(かやはら ゆうき)
今回のシリーズで唯一地元選手として出場となる茅原悠紀選手。
2019年のダービーでは無念の予選落ちや、今年のGWシリーズでは優勝戦で先頭を走りながらまさかの派手な振り込みて大敗。
今回はそれを払拭するための格好の舞台だ。
今月に入り周年では地元選手優勝の流れもきており、孤軍奮闘どころかシリーズを引っ張る活躍を期待したい。
「第31回 グランドチャンピオン(SG )」豆知識
連覇の多いSG
SGともなれば2年続けて同じ開催地となることは少なく、さらにどの選手も優勝を是が非でもつかみ取りたい。
そんな中、2000年以降で3度も連覇があったのが、このグランドチャンピオン。
2007.08年には湯川浩司選手が、2012.13年には太田和美選手が、2015.16年には山崎智也選手が優勝している。
この3選手とも2年で異なる決まり手での優勝としており、今年のグランドチャンピオンではその権利が唯一ある徳増秀樹選手が1枠以外での優出となると、これまでの再現が見られるかもしれない。
歴史的大返還が起きたグランドチャンピオン
2002年の第12回大会の優勝戦でボートレース史上、最大級の大波乱が起きた。
1号艇の西島義則選手と2号機の熊谷直樹選手がそれぞれ.09と.06のフライング欠場に。
売上約26億円のうち24億円が返還となる史上最高額の返還金を出してしまっている。
ドラマのような事が起こりやすい?
ここ3年続けて感動のグランドチャンピオン優勝が続いている。
2018年には白井英治選手が徳山64年ぶりのSG開催を地元一丸となってシリーズを戦い抜き優勝。
師匠であり山口支部の支柱であった今村豊·元選手が白井選手に飛びつくように喜びを表していたのも印象的だ。
2019年と2020年はそれぞれ柳沢一選手と徳増秀樹選手がSG初優勝。どちらも0台前半の熱いスタートを決めての優勝とした。
今年は地元選手が茅原悠紀選手のみ。茅原選手の地元優勝となるか、はたまたSG初優勝を成し遂げる選手が現れるのだろうか。
地元優勝の流れの気配
オールスター後に行われた蒲郡周年と福岡周年。
蒲郡では平本真之選手が地元愛知支部の選手として蒲郡でのG1初優勝。
福岡では前田将太選手が悲願のG1初優勝を地元周年で成し遂げた。
この流れならば、唯一の地元選手である茅原選手にはより一層の期待がかかる。
走りなれた水面で音速のターンがどう炸裂するか楽しみだ。
ボートレース児島の特徴
基本データ
所在地:岡山県倉敷市児島元浜町6−3
開場:1953年(昭和28年)9月26日
電話投票コード:22#
モーター:ヤマト331型(交換時期:1月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:3月頃)
開催:デイレース
水質:海水
干満差:あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0
ボートレース児島は岡山県倉敷市にあるボートレース場。
児島と名称のつく児島湾が県内にあるがコースは瀬戸大橋の近くにあり関連はない。
瀬戸大橋を挟んだ反対側にはボートレース丸亀がある。
瀬戸内海の海水でのレース場とあって注目は潮の満ち干き。干潮時にはスピードあるレース展開になる一方で、満潮時にはサイドをかけにくい乗りこなしにくい水面となる。
そのため満潮時にはまくりは決まりにくく内枠スロー勢による逃げ差し争いとなることや、外からのブイ差しが浮上してくる。基本は差しのうまい選手を狙っていきたい。
また水位差によってスタートで見える景色もことなるため展示からスタートをしっかりいけているかを見極めることも必要となる。
6コースは目いっぱい引くと、1度外に動きながらの進入となるため慣れていない選手には難しい。
2連対率で見るととのコースも全国的にいずれも中間の順位となっているが、唯一3コースの成績だけはワースト5になっている。
これは前回行われた児島周年でも2連対率が3割程度となっており、やはり3コースの選手は乗りなれていないと難しいだろう。
基本は逃げに対して2.4コースからの差しを狙っていきたい。
「第31回 グランドチャンピオン(SG )」まとめ
昨年に続き、初夏の瀬戸内海での戦い。
SG連続制覇やグランドチャンピオン連覇、児島でのSG連覇と様々な記録を狙う選手たち。
さらに地元優勝やSG初優勝とドラマも産む大会とあって多くの見どころとなりそうだ。
残念ながら岡山県在住者のみの入場となってしまったが、画面越しにも伝わる熱いレースを期待したい。
フネログ事務局
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