「第22回 マスターズチャンピオン(PG1)」展望

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展望
マスターズチャンピオン

マスターズチャンピオンとは

概要

2000年に第1回が行われ、SGなどと比べれば比較的歴史の浅い競走。2010年までは「競艇名人戦競走」、2013年までは「名人戦競走」、2014年よりPG1となり「マスターズチャンピオン」という通称での開催となった。

2008年には鵜飼菜穂子元選手が女子選手として初めて出場しており、2010年には日高逸子選手が女子選手として初の優出を果たしている。

今年は寺田千恵選手と海野ゆかり選手が出場する。

出場選手は現在では4月1日時点で45歳以上の選手の中で、前年度覇者、年間10回行われるマスターズリーグの優勝者、勝率上位者と施行者希望選手となる。

かつては2003年の第3回までが満50歳以上、2017年の第18回までが満48歳以上の選手の出場となっていた。

前身の競艇名人戦も含めて下関で本シリーズが開催されるのは2012年の第13回大会以来2度目。

また、ナイターでマスターズチャンピオンが開催されるのは初めてのことである。

開催日時

2021年4月20日(火)から4月25日(日)までの6日間

優勝賞金

マスターズチャンピオンの優勝賞金は1100万円

注意事項

ボートレース下関では、新型コロナウィルス感染症対策のためマスターズチャンピオンを含む近況の開催では来場制限が行われている。
(指定席の約200名も含め2000名が上限)

その他外向け発売所も入場制限が行われる他、来場時の検温も行われるなど感染拡大防止策が行われている。

また「まん延防止等重点措置」が発出されている地域からの来場はご遠慮くださいという記載もある。

インターネット等を利用しての観戦や舟券購入に協力して頂きたい。

「マスターズチャンピオン(PG1)」ドリーム戦

初日(4/20)12R ドリーム戦 枠順

ドリーム戦 出場予定選手

出典:ボートレース下関公式サイトより

コース 登録番号 選手名 所属支部
1 3721 守田俊介 滋賀
2 3783 瓜生正義 福岡
3 3415 松井繁 大阪
4 3737 上平真二 広島
5 3822 平尾崇典 岡山
6 3854 吉川元浩 兵庫

 

「マスターズチャンピオン(PG1)」注目レーサー

守田俊介(もりた しゅんすけ)

守田俊介

マスターズチャンピオン初出場にしてドリーム1枠を手にした守田俊介選手。

新婚パワーもあってか、近年は優勝回数も多く好調を維持している。

自身も前づけすることがあり、マスターズでもスタートに心配無用。

オーシャンカップへの勝負がけもありドリーム戦勝利から勢いをつけ優出したい。

瓜生正義(うりゅう まさよし)

瓜生正義

SG10回優勝と強敵がマスターズチャンピオンに参戦だ。

瓜生正義選手はグランプリも含め多くのタイトルを獲得した福岡支部、九州地区を代表とする選手。

昨年の下関周年も優勝と好イメージを持って登場。

未だSGでも中心となるほどのスピードと技があり、 初の参戦で一気の優勝もあるだろう。

濱野谷憲吾(はまのや けんご)

濱野谷憲吾

今年24場制覇を達成し、直前の大村ダイヤモンドカップではG1優勝をした濱野谷憲吾選手。

地元開催のダービーへ向けて戦いは続いていく。

当地では2008年に54周年を制しており水面相性の心配はない。

帰ってきた東都のエースがマスターズチャンピオンを制するか。

松井繁(まつい しげる)

松井繁

今年は優出2回と王者としては物足りない印象の松井繁選手。

それでも未だ獲得していないマスターズチャンピオンとなれば照準を合わせてきているだろう。

当地周年連覇がある水面かつ優勝は全てG1の下関。

王者が王者たる所以を示して欲しい。

村田修次(むらた しゅうじ)

村田修次

昨年のマスターズチャンピオン覇者である村田修次選手。

機力出しが上手くいくと上々の伸び足で攻め込んでくる。

今年はこれまで優出なく、2節前は勇み足とリズムは今ひとつ。

ディフェンディングチャンピオンの立場として意地を見せたい。

江本真治(えもち しんじ)

江本真治

地元から唯一の登場となった山口支部長の江本真治選手。

強敵揃いとはなるが今村豊元選手が引退となった今年、地元からかかる期待は大きい。

自身も勝率6点が目前に迫っており、地の利を生かし大活躍となれば一気のA1復帰が見えてくる。

「マスターズチャンピオン(PG1)」豆知識

豪華な初出場組

今年45歳を超えてマスターズチャンピオンに初出場となったのは6選手。うち5選手はSGウイナーという超豪華な顔触れが揃った。

登録番号順にまずは守田俊介選手。ボートレースダービー2勝。ここ3年も8回以上優勝と安定した走りを披露。3月のSGクラシックも優出している。初出場ながら初日のドリームは1枠だ。

次に原田幸哉選手。SGは2勝で昨年G1を2勝している。当地は2017年1月の周年も制した。

続いて魚谷智之選手。SG3勝で2006年から2007年は黄金時代を築くかとも思われたが2010年以降、タイトルから遠ざかっていた。2017年に津の周年を制してから低調が続いたが昨年から再復活。ターンスピードで頂点を目指す。

SG優勝10回の瓜生正義選手もマスターズチャンピオン初登場。2016年にはグランプリも制覇。昨年の当地周年も制している。

残り2選手は愛知支部から、佐藤大介選手。ビッグタイトルこそ手にしてないものの、デビュー初の優勝が下関。思い出の地での活躍を狙う。

最後に赤岩善生選手。2006年のグランプリシリーズ戦を優勝している。今年は通算2000勝に節目の100回優勝を達成。過去にF2でナイターの下関も制している。節目の続きの勢いで初参戦のマスターズチャンピオン制覇なるか。

展開を左右する選手たち

マスターズチャンピオンといえば、イン思考の選手が勢揃いする。余程の事がない限りダッシュからの進入をしない選手を挙げておきたい。

江口晃生選手、西島義則選手、今村暢孝選手、田頭実選手、石川真二選手の5名はとにかく進入を動いてくる。

この他、吉川昭男選手や金子良明選手、大場敏選手、金子龍介選手、林美憲選手らも動きを見せることが多い。進入体形には注意したい。

一方で、外からの仕掛けで注目したい選手もいる。昨年のチャンピオンである村田修次選手や一宮稔弘選手、荒井輝年選手、ドリーム登場の平尾崇典選手らは外からでも速攻があるタイプ。気配や進入次第では波乱の立役者となるか。

上半期の勝負がけ最終章

後期級別審査は今月末まで。さらに今年のオーシャンカップ出場が決まる対象は今シリーズまでと、一足早く今年の上半期の勝負がけが大詰めとなった。

G1ともあって活躍すれば勝率も一気にジャンプアップも可能。勝負がけの選手には注意が必要だ。

①勝率

現在のところ今期のA1ボーダーはやや低め。それでもA1安全圏の6.20を中心に前後0.2の選手を挙げたい。

市川哲也選手(6.37)
一瀬明選手(6.33)
海野ゆかり選手(6.31)
荒井輝年選手(6.30)
丸尾義孝選手(6.27)
山本英志選手(6.21)
岡瀬正人選手(6.14)

どの選手も予選突破は欲しいところだが、最終日まで貪欲に着取りを狙ってくるはずだ。

②オーシャンカップ

残すところ対象となるG1はこのマスターズチャンピオンのみ。津周年の結果から21点以上がボーダーか。そのあたりを目指す選手を挙げていきたい。

上平真二選手(18点)
徳増秀樹選手(17点)
魚谷智之選手(17点)
守田俊介選手(17点)
太田和美選手(14点)
金子龍介選手(13点)

このあたりが圏内か。このうち太田選手と金子選手は優出2着以内が必須。その他4選手は優出し最下位以外なら自力でオーシャンカップの出場が可能か。

予選突破したならば優出争いは激しくなるだろう。

ボートレース下関の特徴

基本データ

所在地:山口県下関市長府松小田東町1-1
開場:1954年(昭和29年)10月22日
電話投票コード:#19
モーター:ヤマト331型(交換時期:2月頃)
ボート:ヤマトYM-730型(交換時期:2月頃)
開催:ナイターレース
水質:海水
干満差:多少あり
チルト角度:-0.5、0、+0.5、+1.0、+1.5、+2.0、+3.0

ボートレース下関の水面特性

ボートレース下関水面図

出典:ボートレース公式サイトより

2017年から6番目のナイター開催を始めたボートレース下関。

これまでマスターズチャンピオンは昼開催のみであったが、時計の見やすさが関わっているのではないだろうか。しかし下関なら初のナイター開催に相応しい舞台と言える。

高い位置からのLED照明が水面を照らしており、最も明るいナイターレース場と言われている。

水面特徴としては、ピットから2マークまでは173mと広いため、インが深くなることなく進入できることからインは24場の中でも強い部類である。この広さを存分に使った進入からの駆け引きが注目だ。

本番ピットから大時計が230mと十分すぎる助走が取れるため、ダッシュ勢の一気の仕掛けも時おり見ることができるだろう。

基本的な出目傾向は枠番順に内から強くなっている。連対率なども記念レース以上でもその傾向は大きくは変わらない。

特筆すべきは1コースの3連対率の高さ。いくら記念レースとはいえ1コースは3連対率が90%というように、敗れたとしても多くは舟券対象となるため軽視は難しい。

しかし、波乱の要素も十分にある。過去1年では雨や強風がある場合では急に1コースの1着率が6割を切っており、2コースが台頭するケースが増えている。

週末に向けて台風2号の影響がどれだけ出てくるか。

「第22回 マスターズチャンピオン(PG1)」まとめ

マスターズチャンピオン

先日閉幕したゴルフのマスターズでは松山英樹選手が日本人初の優勝と偉業を達成。直後に行われる初のナイター開催のマスターズチャンピオン。

こうなると今節には「初」がつくような優勝が求められるのではないか。

初のマスターズチャンピオン連覇か、初のG1制覇か。はたまたシリーズ初参戦の選手が優勝か。

SGでも中心となる選手たちも加わり非常に面白みのある6日間だ。

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