今回は2021年6月にオープンが確認された「競艇道場」という競艇予想サイトについて検証を行った。

「道場」という響きは何やら男心をくすぐるフレーズではあるが、その実力は果たしてどれほどのものなのか？

今回も、最近ボートレースを始めた人からすでに歴の長い人まで、予想サイトを使うにあたり、そのサイトが安全かどうかを実際に利用して検証し、レポートとしてまとめていく。

高い利用料金だけをとられ、まったく予想が当たらない、などと言った競艇予想サイトにでくわさないためにも、このレポートが予想サイト選びの参考材料になれば幸いだ。

「競艇道場」サイト概要

運営会社情報

まずは「競艇道場」を運営している会社情報から見ていこう。

ドメイン取得日は2021年05月20日。本当にまだできたばかりのサイトで、私の知る限りでは数ある競艇予想サイトの中で最も新しくオープンしたサイトである。（2021/7/11現在）

にも関わらず、LP内に「幾度とない勝利を会員皆様に届けてきたからこその自信」と書いてある部分もあるが、この短期間でその謳い文句はさすがに無理があるだろう。

また記載の住所はお決まりのレンタルオフィス。レンタルオフィスだから黒ということではないが、あまりにお約束になりつつあるため、ここではあえて触れていかない。

実際にサイト内に記載されている「特定商取引に基づく表記」はこちら。

登録特典

● 無料情報
● 10,000円分ポイント付与

退会方法

退会についてはページ下部の退会申請より手続きを頂くか、メールマガジン下部に記載される退会専用アドレスにご登録のメールアドレスから送信して頂く事で退会が可能です。また、お問い合わせ頂く事でも手続きをお受けしております。

「競艇道場」登録前のサイト内容をチェック

外観

外観は黒を基調とした作り。あまり道場というコンセプトに沿った作りではないようだ。

見た目はよく言えばシンプル、悪く言えば適当なため、目に入ってくる情報は少ないが、まぁ競艇情報サイトというのはわかる。

サービス内容・アピールポイントをチェック

では、競艇道場はどういったサイトなのか、登録前のページに書かれている詳細、アピールポイントをチェックしていこう。

競艇道場とは

「競艇道場とは」と題して色々と書かれている。

だが、書かれている内容のほとんどは「競艇道場とは」ではなく、「競艇情報サイトとは」という内容であり、その最後にわずかに「競艇道場の最大の武器は経験と実績」と書かれているだけであった。

徹底された情報元

つまり要約すると、競艇道場は競艇歴の長いベテラン予想師が経験予想をしているということが強みであるわけだが、裏を返せば競艇予想サイトとしてはそんなにめずらしくはない内容ともとれる。

そして1点ツッコミを入れたいのが、『データ予想ではなく「経験予想」』と書かれている点だろう。

他社との差別化を図るべく、こういったことを推し出しているのだろうが、レースギャンブルにおいてはどんな予想でもデータを使わないなんていうことはまずあり得ない。データを使わずに予想をするというのは、もうただの勘でしかないからだ。

ここの運営はおそらく勘違いをしているのだろうが、データ予想というのはなにもデータから計算で算出されて導き出されるものだけではない。データ予想＝AI予想とでも思っているのだろう。

本来データ予想というのは、過去の統計データから傾向を読み取り、そこから様々な予想をしていくものであり、どんなに歴の長いベテランでも、予想の過程で必ずデータは使う。これは競艇に限らず競馬でも同じ話だ。

つまり、「経験予想」という言葉は、差別化を図りたいがために生まれた競艇道場の無理くりな造語であり、ここから察するに、競艇道場の運営者は競艇はおろかギャンブルのことをあまりよくわかっていないことがわかる。

「うちのサイトは、射幸心を煽るだけのサイトとは違うぞ」ということに意識が向きすぎではないだろうか？

代表挨拶が掲載

率直な感想だが、何とも酷い内容の文章だ。これが自分の会社の代表なら、即刻退社して転職先を探したくなるのは私だけではないだろう。

というのも、まず、書かれている内容がとにかく薄い。内容を要約すると

以上の4点。これといって何の説得力もない。代表の言葉とは思えない内容だ。

ZOZOTOWNの前澤友作や、実業家のひろゆきなど、金を生む力があり、トップに立てる人間というのは、発する言葉にも力があり、説得力がある。しかし、この代表の言葉にはそれが一切ない。

どうもこのサイトは終始「経験」というワードをとにかく推しているが、「競艇歴20年以上、的中率70％以上の情報元を抱えている」というのは、「経験」を推す上でちょっとズレている。

よく考えてみて欲しい。本当の意味で「経験」を推すのであれば、それは情報元の経験ではなく、運営する人間の「経験」ではないだろうか？情報元が良ければ誰が運営しても会員に利益がもたらされるのだろうか？

否。それは違う。

良い情報元をどう扱うか、どう助言し、どう導くか。運営者の力が絶対的に左右するのだ。そうつまり、本当に必要な「経験」というは、情報元の経験ではなく、運営者、または代表者の「経験」なのだ。それがわかっていないこのサイトはハナから期待が持てない。

そもそもオープンして間もない競艇予想サイトに数多くのユーザーを満足させられた「経験」などあるはずもない。

登録前事前評価

とりわけ現時点で悪質さの見える点や黒さが浮き彫りになっているわけではないが、書かれている内容がとにかく程度の低いものであるため、これから中身を検証するという前段階の時点で、すでに期待値は低い。

事業が成功するか、会社が大成するかどうかというのは、やはり代表の先見力・統率力・ひらめきなど、そのブレインが大きく影響する。

会社に限らずスポーツでもそう。どんなに良い選手が揃っていても、指導者・監督がダメならそのチームは全く力を発揮できない。これはいつの時代でもそうだ。

このサイトにはそういった残念な匂いを感じてしまった。

「競艇道場」サイト内部を検証

画面左にIDと所持ポイントが表示されている。
初回登録特典として、登録と同時に100ポイントがキャンペーンとして付与されるため、100ptが表示されていれば正常だ。

しかしなんとまぁ、「道場」というコンセプトのわりに、なんとも妖々しい雰囲気でイマイチ名前のコンセプトとデザイン・色味が合致していない。

これなら競艇夜叉とかいう方がまだ合いそうだ。

競艇道場のコンテンツ情報

有料コンテンツ

競艇道場では、以下のプランが用意されている。

＜お試し＞

＜常設＞

＜上位情報＞

プラン数は9つ。お試しは2種類あり、低額でもコロガシのプランがあるのはまずまずだろう。

しかし、問題は高額情報の目標金額だ。

基本的に有料プランというのは、参加費用に対して10倍以上の回収見込みがないと設定値は低いと見ていい。

しかし、この競艇道場の有料プランは、常設プランこそ目標想定はギリギリの10倍くらいだが、おかしなことにさらに参加費用の高い上位情報のプランでは、目標額が参加費用に対して10倍を切っている。

運営はこれがおかしいということに気付いているのだろうか？これならば、回収率は常設のプランの方がはるかに良いため、わざわざ高額の上位情報を買う必要性がない。参加費用50万円のバカ高いプランを買うなら、10万円の常設プランを5回買った方がはるかに回収率は良いからだ。

どうやらここの運営は、商品の価格設定というものがどういう仕組みで値段をつけるべきなのかをまったく理解できていないうえ、算数もできない数字の疎さが丸見えとなっている。

ハッキリ言ってこんな基本的な事もできていないサイトの商品が良質なことなどありえるだろうか？

無料コンテンツ

買い目数8点ということは、500円前後のガッチガチのレースを提供していてはマイナス収支となってしまうため、ある程度の含みを持たせた配当狙いということだろうか？

このあとの予想情報検証で確認してみたい。

「競艇道場」実際の予想情報を検証

無料予想を検証

競艇道場がどんな予想を提供しているのか、ここからは実際に提供された予想情報をもとに検証を行った。

以下がこちらで収集した実際の情報の画像と、その結果だ。

7月5日　無料情報

買い目としては①を本線に、④を対抗においたといったところだろうか？

しかし、この④北川は初日からイン戦を落としているなど足は良くない。対抗に置くには正直心もとないといった感じだが、そういう意味でもなぜ④北川を買い目8点すべてに組み込んだのか、意図が読めない。

まさかとは思うが、A2選手ということだけで①と④を選んでいたりしないだろうか…？

7月6日　無料情報

これはどちらかというと本線は②ということだろうか？

しかし、これも①和田のイン戦に対して②黒崎は目立った足がないことから差していくのは難しく、ここは①和田か機力が抜けている⑤本部の一発を警戒するべきレースだっただろう。プロの予想師であればまず②黒崎の頭は考えにくいものだが…

『経験』を誇示している競艇道場の経験不足と感じるのは私だけだろうか？

7月7日　無料情報

レースは大荒れで、200倍近い万舟決着となった。気になる舟券の結果は当然ながらハズレ。

A1①岩﨑が1コースとあってはまぁ頭にしたくはなるだろう。しかし、36号機は明らかに機力不足。これであれば、③板橋がまくり差して来るのは容易に想定できた。

競艇道場の買い目の中にも③頭はあるが、問題なのは2・3着だ。①岩﨑が機力不足で③板橋にまくり差される展開となるのであれば、後続はおおか
た外の艇になる。

そう、①岩﨑が残る展開は薄いのだ。実際、残ったのは機力確かな④近藤とここまで着をまとめている⑤拓植。これで190倍であればむしろ美味しいとも思えるような舟券なのだが、、、経験を売りにしている予想サイトが、正直この買い目では素人臭くてかなわない。

7月8日　無料情報

すでにここまで、明らかに予想のレベルが低く、検証を終えても良いと思ったが、念のためもう一日検証してみることに。

しかし結果はやはり当たり前のように不的中であった。

本線は④守屋。女子選手だ。たしかに腕は良い。モーターもよく、6コースには藤原もいるため、実質確率は1/5で有力と考えたいのも当然だ。

しかし、買い目の8点すべてを守屋に寄せられるほど、このレースは④守屋は堅くない。相手が全員B1と言えど、男子との混合で1号艇以外で女子が鉄板となるケースはそうそうないからだ。

実際、レースは差のないスリットとなり1コーナーでは全選手ただ回るだけとなった。そうなれば当然1号艇が逃げ切る。こういったことも大いにあり
得るということだ。

競艇を長年やっていれば、この想定は簡単にできそうなものだ。しかし、それができていないのが、「競艇道場」の予想。これはもう情報元に競艇歴の長いベテランがいるというのは大方嘘だろう。

競艇道場の予想情報 総括

まさかの無料情報4日間で6万円を損失するという大失態。

それもそのはず。あんな予想では、人気選手がこければまずあたるわけがないのだ。それがハッキリとわかる買い目であった。

的中・不的中だけの話ではない。ちゃんと競艇に詳しい人であれば、買い目を見ればそれだけで充分予想の意図は読むことができる。

つまるところ、競艇道場の予想は明らかに素人予想であることが明確であるといっていい。

まず、そもそもの話だが、「競艇道場の最大の武器は経験と実績」と言っている割に、予想に買い目しか載っていないのはなんなんだろうか？

どういう意図でこの買い目になったのか、たった10文字でも良い、経験を誇示するのであればそういった文章を添えるのが普通だ。しかし競艇道場
の予想には一切それはなかった。

買い目の数字を選ぶことはできても、そこに理由づけの文章を添えれない。展開予想をしていないということだ。つまり素人。

となれば、人気選手だけをただ買い目に並べている競艇道場の予想は、少しでも人気決着にならなければ当たらないのは至極当然のことなのだ。

これほど明確に競艇道場に経験や実績などないことが買い目からわかってしまうとは、運営も考えていないのだろう。何とも浅はかだ。

「競艇道場」実際の口コミ

ネットで口コミを調査したところ、色々な口コミを見つけたので一部を引用して紹介したい。

何とも違和感しかない口コミの数々。

どの掲示板やどの検証サイトをみても、「競艇道場」に対する良いコメントしか掲載されていない。最近できたばかりのサイトでこんなことがあるだろうか？？

少なくとも、今回の検証では競艇道場に良い点はひとつも見つからず、それどころか予想は素人による予想が濃厚だという判定すら出た。

となれば、今回の検証のようなマイナスイメージの体感を持っている人は少なからずいるはずだ。しかし、良いコメントと悪いコメントが割れているならまだしも、良いコメントだけしかないというのは明らかにおかしい。

以前にも少し話したことがあるが、これは十中八九検証サイトと予想サイトが裏でつながっていることを証明しているだろう。

つまり、競艇道場に対してマイナスイメージのコメントをしている検証サイトがあれば、その検証サイトは信憑性があるともいえる。

競艇道場 徹底検証まとめ

今回は競艇予想サイト「競艇道場」を実際に調査、検証してみた。

検証結果として良かった点・悪かった点を以下にまとめた。

良い点

悪い点

結論

結論としては、競艇道場は明らかに内部には競艇素人しかいない低レベルの悪質サイトだ。

これは決していじわるで言っているわけではなく、サイトの中身や予想の検証結果がそれを示している。

サイトのアピールポイントはどれも内容が薄く、挙句の果てに代表者の発言もかなり頭が悪い。

競艇道場としては、とにかく「経験」を推し、情報元に強みを持っているようだが、どんなに情報元を抱えていようが、舵を取る代表者があれではまず良いサービスなど期待はできない。

というか、そもそも「経験」豊富な情報元すらいるのかどうか怪しい。予想内容をみればそれは一目瞭然だ。
経験や実績がたしかなベテランであれば想定できそうな展開も、予想買い目には一切含まれていなかった。

つまり、これは予想している人間が明らかに素人である証拠である。

低レベルなのは代表者だけではなく、サイト内部全体といったところだろう。
でなければ、有料情報の参加費用が高くなるにつれ目標金額の割合が下がっていく、などといった意味不明な設定などするわけがないのだ。これは運営人が明らかに学がないという証拠。

申し訳ないが、この程度あれば巧妙にユーザーを騙してお金をむしり取る悪質サイトすら能力的には劣るわけで、こんなサイトに引っかかる人もいないだろう。褒めるわけではないが、悪巧みをする悪質サイトの方が悪い意味で賢い。

まだできたばかりのサイトということでサイトの良し悪しの情報も少ないかと思うが、「競艇道場」は明らかに使う価値は低いサイトである事は現状、間違いないと断言できる。

この検証レポートが予想サイト選びの参考になれば幸いだ。

ストロング的中情報







無料情報実績










日付
04月13日（土）

レース数
三国11R


結果
4-1-5


倍率
42.7倍






有料情報実績










日付
04月06日（土）

レース数
福岡6R


結果
4-1-3


倍率
65.6倍






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