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この記事は「競艇ライナー(LINER)」という予想サイトについての検証記事だ。
今回も、最近ボートレースを始めた人からすでに歴の長い人まで、予想サイトを使うにあたり、そのサイトが安全かどうかを実際に利用して検証し、レポートとしてまとめていく。
高い利用料金だけをとられ、まったく予想が当たらない、などと言った競艇予想サイトにでくわさないためにも、このレポートが予想サイト選びの参考材料になれば幸いだ。
まずは「競艇ライナー(LINER)」を運営している会社情報から見ていこう。
運営会社 | 競艇LINER運営事務局 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷1-7-5 |
運営・販売責任者 | 笹山 達夫 |
電話番号 | 03-6416-4690 |
メールアドレス | info@kyotei-liner.com |
販売方式 | ポイント制 |
ポイント単位 | 1pt = 100円 |
支払い方法 | ・銀行振込み ・クレジットカード決済 |
支払い期限 | 前払い制 |
ドメイン取得日 | 2019年6月4日 |
IPアドレス | 157.7.107.31 |
記載抜けはひとまず無いようだが、電話番号とIPアドレスに気になるところが見つかったので、詳しく紹介していきたい。
競艇ライナー運営事務局の電話番号である「03-6416-~」という番号だが、この番号とほぼ類似している競艇予想サイトが存在していること。
さらに、IPアドレス「157.7.107.~」も限りなく近い帯域となっている。
IPアドレスとは、インターネット内における住所のようなもので、全く無関係な所有者と一致(もしくは近しい)する事は、ほぼ有り得ない。
● 競艇RITZ
● フルスロットル
● SPEED(スピード)
● BOAT QUEST(ボートクエスト)※閉鎖済み
● グランドスラム
● ブルーオーシャン
● 船の時代
● 競艇オニアツ
● Club Ginga(クラブギンガ)
● 競艇IMPACT(競艇インパクト)
● 船国無双
● V-MAX(ブイマックス)
● SIX BOAT(シックスボート)
● 競艇BULL
● 競艇チャンピオン
なかでも競艇RITZでは、300万円ほど騙されて債務整理にまで追い込まれたユーザーの存在が確認出来ている。
競艇ライナーもすでに危険しか感じないサイトではあるが、さらに検証を行っていく。
● 10,000円分のポイント付与
退会をご希望の際は、当サイト内「お問い合わせ」より退会をご申請ください。退会に手数料はかからず、通常20日以内に処理が完了いたします。また、退会後の残りポイントは全て消滅し、返金等一切お受けできません。
シンプルとも取れるし、雑にも見える。
サイト名である「LINER」というのは察するに、「定期船」という意味のLINERなのだろうか?
他に競艇とマッチしそうな意味合いもないため、だとすればデザイン性的には「定期船」というイメージは入ってこない。
運営者はどういう意図をもって「LINER」とつけたのかが気になるところではある。少なくとも私には何も伝わってこなかった。
では、「競艇ライナー(LINER)」はどういったサイトなのか、登録前のページを細かくチェックしておきたい。
競艇ライナーでは、「競艇で勝つためには何が必要なのか」を以下のように綴っている。
「いかに情報を集めるか」この一言に尽きます。
競艇を攻略する鍵は、どれだけの時間を割いて情報収集ができるか。
普段お仕事などされていると全国で行われるレースをチェックするのは難しいで…(略)
ということらしい。
つまり時間さえかけられれば情報を集めることができて、「競艇に勝つ事ができる」そうだが、ハッキリ言って安直なことを言っている。
情報が有益なのは間違ってはいない。そこは否定はしない。
しかし、時間がたくさんあって情報収集ができるのであれば誰でも競艇を当てられるわけではない。
重要なのは、情報収集にどれだけの時間を割けられるかではなく、どの情報が有益かをしっかり心得て、そういった情報だけをピンポイントで効率よく入手できるかどうかではないだろうか。
つまり、いくら情報収集できる時間があっても、どんな情報を収集するかがわかっていなければ何の意味もない。
競艇LINERは、このあたりの着眼点がずれているように感じてしまうのは私だけではないはずだ。
全国の競艇場24ヶ所にスタッフを配置し、リアルタイムの情報にこだわっているとのことだが、こんなことは競艇予想サイトではどこでもやっていることであり、今更あまりめずらしくはない。
それと、現地配備のスタッフから得られる情報の数というのは、実際そう多くはない。
もちろん、レース予想に大きく関係してくる重要な情報が得られるケースもあるが、そんなものはごく稀と言っていいだろう。
「現地情報を踏まえて買い目がリアルタイムで届くシステム」であれば話は分からなくはないが、基本的には現地配備だからといって、的中率に大きくつながるかと言えばそうでもない。
ここまで大々的に宣伝するということは、逆手をとればそれ以外の強みがないのかもしれない。
とにかくアピールポイントとしては弱い。
登録前の事前評価としては、ひとまず書かれている内容は一様として問題はないが、いかんせんインパクトが弱い。激ヨワだ。
まだ登録していなくて競艇ライナーの登録前のページを見ている人は、その内容で登録するかどうかの判断をするわけであり、その内容がすべてといっても過言ではない。
しかし書かれているのは、よその予想サイトと似たような内容でとりわけ秀でた強みもなく、悪質な運営をするサイトにも多くみられる「曖昧表現」も箇所箇所でみられた。これは実に残念な点だ。
本来、ガッチリとユーザーの心を掴みたいのであれば、強みになるポイントは丁寧すぎるくらい、細かすぎるくらい、詳細を書いてあっても良い。
このあたりが曖昧な表現となっているということは、「事細かな詳細が書けるほどの強みではない」ことを表してしまっており、いくら大きく見せようとも大体のユーザーは見ればわかってしまう。
数多くの競艇予想サイトを運営しており、さらにその評判も悪いことからしても、期待すべきサイトではないというのが正直なところだろう。
ログインして思ったこととしては地味。
人によっては「登録前の外観だけに力を入れて、中身は適当」と感じることもあるかもしれない。
はてさて、サービス内容の方はいかがなものか…検証を続けていこう。
競艇LINERでは、以下のプランが用意されている。
プラン名 | 提供レース数 | 提供点数 | 参加費用 | 目標金額 |
YELLOW | 3連単1レース | 5点(1点2,000円) | 70 pt | 30,000円 |
BLUE | 3連単1レース | 5点(1点2,000円) | 130 pt | 100,000円 |
RED | 3連単2レース | 5点(1点2,000円) | 250 pt | 200,000円 |
BLACK | 3連単2レース | 5点(1点2,000円) | 400 pt | 300,000円 |
WHITE | 3連単2レース | 5点(1点2,000円) | 700 pt | 600,000円 |
BRONZE | 3連単2レース | 5点(1点2,000円) | 1,200 pt | 1,000,000円 |
SILVER | 3連単2レース | 5点(1点2,000円) | 3,000 pt | 3,000,000円 |
GOLD | 3連単2レース | 5点(1点2,000円) | 5,000 pt | 5,000,000円 |
プラン数は計8つ。
参加費用70ptのリーズナブルなものから、参加費用50万円という高額プランまで取り揃えられている。
いつものように、参加費用と目標額の設定割合を見ていきたいが、低額のプランこそ8倍前後といったところだが、高額ともなれば10倍設定となっており、このあたりは目標の設定値としては及第点。(もちろん当たればの話だが)
ただ、気になるのは予想数が3連単2レースと書いてあり、コロガシに関する記載は一切ないが、これは単発2レースということだろうか?
だとすれば、単発で1点2000円から2レースで500万円にするには1250倍の10万舟を2本当てないといけない計算になる。
これが本当であれば全く現実的ではないが…
的中実績をみたところ、どうやらすべてコロガせということらしい。
些細なことかもしれないが、コロガシの記載があるかどうかはかなり重要なことであり、そのあたりが抜けている競艇ライナーは少々ユーザーに対して親切さの配慮が足りていない。
こういった細かな配慮は、ユーザーに利益を出させようという運営心にも深く関わる部分であり、正直がっかりする。
提供ペース | 毎日 |
提供レース | 3連単 1レース |
想定投資額 | 記載なし |
買い目数 | 5点 (1点1,000円) |
目標額 | 15,000円 |
目標額は設定されていないサイトが多い中、競艇ライナーの無料予想は15,000円を目標額に設定。
5点 (1点1,000円)ということからすると、5倍以上のオッズが付けばプラスは確定、そして15倍以上がつけば目標額達成ということになる。
この設定であれば、2日に1回的中できれば、無料予想としてはまずまず利用価値はあるのではないだろうか?
そのあたりに関してもこのあとの実際の予想の検証で確かめておきたい。
それでは、競艇LINERがどんな予想を提供しているのか、ここからは実際に提供された予想情報をもとに検証をおこないたい。
以下がこちらで収集した実際の情報の画像と、その結果だ。
多摩川7R 1-4-5 113.3倍 ハズレ
①川島のイン戦が決まった一戦。イン逃げ勝利にもかかわらず万舟になったのは、人気の②佐藤が飛んだからに他ならない。
しかし、このレースは高配当でありながら比較的取りやすいレースだったはずだ。
というのもこのレース、②佐藤の機力とST感をみれば差し切って1着になるか、それができなければ舟券にも絡めないかの2択であることがある程度の競艇経験者ならわかるレース。
つまり、①を頭にした場合、②を絡めた買い目は皆目必要ないのだ。
となると消去法で考えても、ここでは明らかに格下の③岸、⑥安達は切り捨て、1-4-5という買い目は比較的買いやすい買い目だっただろう。
そう、「もちろんプロであれば」の話だ。
徳山11R 3-4-1 11.1倍 ハズレ
まず結果の前に、なぜこのレースを選んだのか、この時点ですでに疑問である。
そもそも、このレースは全く固くない。むしろ、かなり難解なレースでさえある。
初日の徳山、しかも女子戦という条件の中、ある程度の競艇歴がある人間であっても、厚め賭けするレースとしては選ばないレースだ。
しかもだ。提供している買い目が意味不明すぎて対象レースが間違っているのではないかと何度も見返したほど。
①山下と⑤渡邊を本線にするという、どう考えても考えられないような買い目だ。と、あまりの違和感からここで気づいた。
提供買い目には「8/13(金)徳山11R 13:35」と書いてある。
そう、徳山11Rは14:10であり、13:35は徳山10Rなのである。
この無料情報は完全に記載ミスをしているのだ。
徳山10Rをみれば、①は片岡、⑤細川とそれならば納得の買い目。これは徳山10Rの予想だったことになる。完全にテレコになった運営側のミス更新だろう。
プロの仕事として、ありえなくないだろうか?
無料情報とはいえ、この予想にお金を賭けて舟券を買った人もいるだろう。
「無料情報なんだから記載ミスしても別に構わないだろう?」というスタンスでは到底回避できないのだ。
予想サイトの検証において、日ごろから予想に対して解説文章が必要だと口を酸っぱくして説いてきているのも、こういう意味合いも当然含んでいるからだ。
もしここで、しっかりと選手名を記載した展開予想文・解説文が添えられているのであれば、見ているユーザーもこの予想が徳山10Rなのか、徳山11Rなのか判別がついたはずだ。
これは、完全なる運営の怠慢が招いたユーザーの損失であることにほかならない。
このあともう一日検証を行う予定だったが、もうその必要もなくなった。競艇ライナーにユーザーファーストの精神はない。
感想としては「1万円の損失で済んでよかった」と言うべきかもしれない。
それにしても本当にひどい話だ。たったあれだけの小さな誤りではあるが、事の大きさはとんでもなく大きい。
これが仮に、無料情報ではなく、参加費50万円のプランであったら、貴方はどう思うだろうか?50万円+舟券代を補填して良いレベルだろう。
人間であるからこそ、打ちミスもあるだろうし、情報を確認する場所を見誤ることもあるだろう。
しかし、その情報を更新する際に、見直すのが当たり前であり、普通はこういったものは、出版社でもネット業界でも同じ、載せる前に別の人間が校閲してから最終アップするものだ。
それが出来ていない時点でこのサイトがやっている仕事はかなり適当であることがわかる。
こんな怠慢サイトの予想で利益をあげられるはずもない。
ネットで口コミを調査したところ、色々な口コミを見つけたので一部を引用して紹介したいと思ったのだが、その必要は無かった。
各検証サイトに書かれたベタ褒めの口コミしかない数々。本当にため息が出た。
いつかの検証でも言ったが、これだけ問題のあるサイトで、「べた褒めだけ一辺倒の良口コミ」であるはずがないのだ。
せめて、その中に真実味に近そうな辛辣な口コミも紛れているのであればまだわかるが、比率は限りなく100対0。検証サイトと競艇ライナーが癒着しているor検証サイトも自社運営であるのは明らかだろう。
よって、ここで口コミを紹介する意味は全くない。気を付けるべきは予想サイトだけではない。
同様に、検証サイトもまた同じくして警戒していってもらいたい。
今回は競艇予想サイト「競艇LINER 」を実際に調査、検証してみた。
検証結果として良かった点・悪かった点を以下にまとめた。
● 初回登録時に1万円分のボーナスポイントがもらえる
● ボーナスポイントで買える有料情報がある
● 登録前のページで書かれている売りとしてのポイントが激ヨワ
● 悪質な運営をするサイトにも多くみられた「曖昧表現」も箇所箇所でみられた
● 登録後の中身のデザインがとにかく貧祖
● 有料情報の詳細の部分にコロガシという文字がなく、誤解を招きやすい
● 提供した予想内容に平気で記載ミスをおかす
● 運営の仕事があまりにずさんで話にならない
● ネットに出回っている口コミが明らかに自作自演
結論としては、競艇ライナー(LINER)は問答無用で悪質サイトと判定したい。
意図してユーザーを騙そうという部分や悪質な運営方法などは際立って見えはしなかったが、買い目のレースを間違えるなど運営体制があまりにもずさんで、社会にある会社としてまず問題のある運営会社といってしまっていいだろう。
こんな運営体制の予想サイトが出す予想で、継続的に大きな利益を上げられるかどうか、なんていうのは少し考えればすぐにわかる。
基本的に、競艇に限らず、予想サイトに限らず、どんな商売でも、使うユーザー、商売相手、つまり顧客を大事にしているかどうかで、良い会社かどうかの区別は簡単につく。
悪態で運営しているような会社は、一時的に利益を得られるかもしれないが、やはり長くは続かないものであり、顧客もついてこない。
長く、永続的に利益を上げられるような会社は、やはりそういう点がちゃんとできている会社だといえるだろう。
今回の検証は、予想内容や的中率、回収率などといった実績部分での検証というよりかは、競艇ライナーを運営している会社の良し悪しを根っこから判断してみた、という感じとなった。
どんな商売でもそうだが、やはり楽に運営をして、手を抜いて、顧客を雑に扱うような会社は、決して成功などしない。
予想サイトの良し悪しは、運営会社で決まる!と断言しても良い。
この検証レポートが予想サイト選びの参考になれば幸いだ。
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